休校中のガイドライン

グループ緊急事態宣言による臨時休業延長に伴う生徒のストレスとその対応について 

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、令和2年4月7日に国から緊急事態宣言が出されたことを受け、県教育委員会から臨時休業に関する指示がありました。こうした危機的な状況の最中(in crisis)にあって、誰もが不安やストレスを感じるのは当然のことです。なぜなら「異常な事態に対する、正常な反応」だからです。
中学1年生から高校3年生までの本校生徒も、発達段階によって違いはありますが、さまざまなストレスを抱えることが予想されます。その対応について一助となればと願い、資料を用意いたしました。本校生徒のごきょうだいの支援にもぜひご活用ください。子どもは大人が考える以上に過敏で不安になりやすいことを理解し、安心感を醸成することが大切です。その際に、不安やストレスについて、自分でコントロールできることとコントロールできないことを分けて考えさせるようなかかわりも大切な視点になります。
ご承知の通り、厚生労働省は(1)換気の悪い“密”閉空間、(2)多数が集まる“密”集場所、(3)間近で会話や発声をする“密”接場面を、「3密」として注意喚起を促しています。しかし、、私ども開智未来の教職員は、各ご家庭の保護者の皆様と “密”接なコミュニケーションを取っていくことで、大切な生徒の健康と福祉を守ることが大切だと考えています。

インフォメーションご家庭での対応について
毎日のように、正しいものもあれば、いわゆるフェイクニュースの類まで多くの情報が溢れ、その情報も変化していく中で、保護者の皆様は「日常」を守ること、たとえば、ご自身のお仕事や家事、子どもの見守りなどのご家庭の中のやらなくてはならないことに対応をされていると思います。一方で十分に子どもに目が向けられない個々の事情もあるかもしれません。そのような状況の中で、前述のようなストレス反応を「ストレスのサインかな?」と保護者の方々が思い「安心できる環境づくり」と「オープンな話しやすい環境づくり」を少し意識していただけると心理的な対応がより効果的なものになっていきます。
この未曽有の危機をご家族で一緒に乗り越えよう、そんなメッセージを言葉や表情、行動で示し、子どものモデルになるように心掛けていただけたらと思います。もちろん私ども教職員もそうありたいと考えています。

《安心できる環境づくり》
生活の安定が心の安定につながります。コミュニケーションなどの人との繋がりや、人のあたたかさが不安を和らげる助けになってくれます。
テレビの報道は見ていると不安をかき立てられるものも多くあります。一緒に映画を見たり、お笑い番組を見たりして、「たのしいね」「おもしろいね」と笑顔になれる時間をつくってみてください。ご家族で過ごす時間はできるだけリラックスできる時間を共有しましょう。
勉強のこと、進路のことは気になりますし、心配にもなりますよね。ですが、一時的に子どもへの期待度を下げて、家庭学習の時間や進路についての話をする頻度などの調整が必要かもしれません。
子どもも大人もたくさん我慢をしています。イライラが家庭内で増幅し合わないように、それぞれが適度な距離を取ることも大切です。

《オープンな話しやすい環境づくり》
同じことを繰り返し聞いてきたり、普段はすることのない話題を話してきたりする行動は、不安の表れです。できるだけ否定しないよう、気持ちを受け止めてあげてください。不安に思ったり、怖いと感じたりすることは自然なことだと伝えてあげてください。
正しい情報が安心に繋がります。できるだけ正しい情報を手に入れ、子どもから質問を受けたら事実をそのまま簡潔に伝えられるよう準備をしておくと良いかもしれません。
子どもとの会話が増えることで、子どもが何を感じ、どう考えているのか、子どもの考え方の特徴はどういったものかなどが見えやすくなり、子どもの理解につながります。理解することで、何かが起きた時、その子どもに合った対応が取りやすくなります。

重要本校での対応について
今まで同様に、何か困ったことや気になることがありましたらお気軽に学校にご連絡ください。必要・希望に応じて、スクールカウンセラーや養護教諭、そして今年度より新たに設けました教育相談係も対応いたします。一緒に考えさせてください。なお、教職員への感染防止対策のため、一部勤務時間や勤務形態が変更されている場合があります。ご連絡いただいた際に担任や担当が対応できない場合がありますが、ご理解いただけますようお願いいたします。
参考資料を付しましたので、あわせてお読みいただければ幸いです。
ただし、資料1は3月2日時点、資料2は3月26日時点で作成された資料です。掲載された情報の中には随時更新される可能性があるものが含まれることをご承知おきください。

 

問い合わせ先
TEL:

0280-61-2031(中学)
0280-61-2032(高校)
0280-61-2021(代表)

 

資料編

鉛筆資料1 感染症対策下における子どもの安心・安全を高めるために(MHPSS 20.3.2).pdf
一般社団法人 日本公認心理師協会災害支援委員会
公益社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
「感染症対策下における子どもの安心・安全を高めるために」
新型コロナウイルス感染拡大防止のため,全国で多くの小学校・中学校・高等学校・特別支援教育学校が休校になり,子どもたち,ご家族,先生方の動揺や懸念が報道されています。このタイミングにおいて,一般社団法人公認心理師協会災害支援委員会・一般社団法人日本臨床心理士会災害支援プロジェクトチーム・公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン3団体共同で『感染症対策下における子どもの安心・安全を高めるために』をまとめました。

了解自分や家族が感染するのではないかと不安を抱き、いつもとは異なる反応や行動がみられるかもしれません。子どもと親やあ養育者、地域の人たちが、心身ともに良い状態で過ごすための役立つポイントがよくまとめられた資料です。

 

鉛筆資料2 日本赤十字「新型コロナの3つの顔を知ろう」(20.3.26).pdf

「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!~負のスパイラルを断ち切るために」
新型コロナウイルスによる感染症は、世界中で感染の拡大が続いている状況です。この感染症は、“3つの顔”を持っており、これらが“負のスパイラル”としてつながることで、更なる感染の拡大につながっています。この度、日本赤十字社ではこの“負のスパイラル”を知り、断ち切るためのガイドとして  「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!~負のスパイラルを断ち切るために~」を作成いたしました。

了解子どもたちや援助者に役立つ情報です。ウイルスのもつ「3つの顔」は,「病気」「不安と恐れ」「差別」です。日本赤十字社が,各国/各機関のガイドラインを参照し,過去の感染症対応の経験から得られたエビデンスを抽出,取り込み,作成・編集されました資料です。