顧問感覚

コモンセンス

久しぶりのサプリ

 今日は高校募集の体験授業があり、そこで「中学生勉強ミニサプリ」と「親サプリ」を行いました。久しぶりのサプリでした。
 サプリとは、突き止めると、「自分の機能を高める実践方法」です。ですから、私自身が自分の機能を高める生き方をしていなければ、サプリ講座を行う資格がありません。姿勢、顔の表情、言葉の使い方、話の展開等々、サプリの姿で私の状態が分かってしまうので、結構緊張します。それが心地よくもあり、日々の生き方を頑張れる要因でもあります。
 この夏は身体機能を高める実践をしてきたので、今日のサプリは身体的には自信をもって臨めました。参加した方々には、私の声や身体から何かを感じていただければ幸いです。
 今日の参加者の一人から、「上の子が昨年サプリを聞いて偏差値が30アップをしたという報告を聞きました。これまで18ポイントが最高でしたので、驚きました。偏差値が40台から72まで伸びたそうです。その結果、県立の進学校へ進んだそうです。サプリを聞いて、すぐに『学びのサプリ』(学事出版)を購入し、2回読んで生き方を変えたとのこと。その行動力や積極性が彼を変えたのでしょう。
 「家に帰ったら、教養・知性を高めるよう、そのためには読書が必要だ伝えてください」
 保護者の方にお話しました。
 サプリが求めているのは「生涯学力」です。60歳を過ぎても成長する生き方です。彼がこれからどのように成長するか楽しみです。
 さて、来週から開智未来では夏期講習が始まります。事実上の2学期がスタートとなります。早々に、8月20日(月)の朝には「学びのサプリ」があります。成長した自分になって開智未来生たちと会いたいと思っています。
 私のやる気の根元は、開智未来生にあるのですね。

猛暑の夏休み

 長らくメッセージをお休みしました。
 今日は久しぶりに開智未来で勤務しています。この間、2日ほど開智国際大学へ行きましたが、それ以外は完全夏休みで自宅で「5・5・5」生活を続けていました。
 皆さんはこの猛暑の夏をいかがお過ごしでしたか。
 7月のメッセージで「猛暑」について何度か書きました。この猛暑にどのように対応するか。早起きして朝の涼しいうちに勉強して……。あとは図書館などで生活する、などと暑さから避難することばかり考えていました。
 実際に、この2週間は、汗まみれになって日中に草取りや家の片づけをしたり、さらには、90㎞のサイクリングしたり5時間のハイキングをしたりと、猛暑の中、毎日動き続けました。そうすると、暑さが嫌にならなくなってきました。それどころか、この暑さの中動き回れる自分に自信が付いてきました。
 よし、これからアスリートになろう!そんな途方もない夢も生まれました。
 逃げないことが大切。この当たり前のことの重要性に改めて気付きました。
 逃げたら何でもマイナスになってしまう。逃げずに積極的に立ち向かうとそこに意味が生まれる。
 人生というものもそうなのかもしれません。
 仏教では、生・病・老・死を「四苦」と言います。「四苦八苦する」の「四苦」です。この四苦も、逃げずに積極的に立ち向かうと意味が生まれるのでしょう。
 生きること、病になること、老いること、そして、死ぬこと。これらは避けられないものですが、誰もが避けたいと思っていることです。しかし、それらも立ち向かっていけば意味が生じてくるのでないでしょうか。
 猛暑から学んだことです。
 猛暑だったからこそ、私にとって有意義な夏休みになりました。
 猛暑の2018年の夏、平成最後の夏をお楽しみください。

「5・5・5」生活

 3日ほど「顧問からのメッセージ:顧問感覚(コモンセンス)」をお休みしました。この間、高校3年生の進学講習を除いて学校は休みとなり、本格的な夏休みとなりました。
 この完全夏休みの期間は「5・5・5」で生活する!
 たいして考えもしないで、語呂がいいのでこんな目標を立てました。
 「5・5・5」とは、1日24時間のうち、5時間勉強する、5時間家事をする、5時間身体エクササイズをする、という意味です。残りの9時間は食事、睡眠、洗顔、入浴等の時間です。
 5時間の勉強は、これまでの完全夏休み期間と比べるとやや少なめですが、家事を多くするために減らしました。
 この3日間は、庭と畑の草取り、葡萄の袋かけ、網の清掃と窓ふき、2階納戸の整理……、と猛暑に負けず汗だくになって動き続けました。やるべきことをリストアップすると10数項目になります。まだまだたくさんやるべき事があります。これも身心のトレーニングと考え、テキパキと頭と身体を動かそうと考えています。
 意外と大変なのは「身体エクササイズ」です。日中を避けて、早朝や夕方に散歩や自転車をしたり、夜にダンスをしたりと頑張っているのですが、せいぜい2時間です。そこで、五感を鍛えることもエクササイズだと、ギターで指先を使い、音楽を耳を澄まして聴いて聴覚を養い、テレビも焦点を当てて見て視覚を鍛えています。これらもエクササイズとしました。それでも5時間にならないので、「身体エクササイズ」を「身心エクササイズ」と変更して、心を動かしたり、脳を動かしたり、身体を動かしたりと、まさに全身のトレーニングに励んでいます。
 こうやって3日間を過ごすうちに、この生活がサプリそのものであることに気付きました。
 今日は4日目。
 サプリで猛暑に立ち向かい、充実した1日にしたいと思います。
 猛暑も楽しからずや。元気に過ごしていきましょう。

駆け回る身心・駆け回る知性

 今日は中学体験授業。台風が通過し、強い日差しが戻る中、129組の方が参加してくれました。
 私も満員のアカデメイアで「親子サプリ」を行いました。
 メモを取ってサプリを受けることが定着しているようで、多くの小学生がノートを持参していました。目を輝かせて私の言葉をもぎ取っている姿がまぶしかったです。
 昨晩、「駆け回る身心・駆け回る知性」という言葉を考えました。
 今、私は自転車に乗ったり、本格的にウォーキングを始めたりと、身体的にもアクティブに生活しています。足腰もかなり鍛えられてきました。
 実は、私が目標としているのは、野山を駆け回ることなのです。子どもじみていると思われるでしょうが、散歩やハイキングの途中、美しい花や興味のあるものへ、子どものように走り寄る人間になりたいてのす。
 そのためには、まず「駆け回る身体」がなければなりません。いろいろなものに感動し興味をもつ「駆け回る心」がなければなりません。
 そして、さらにいろいろなことを深く広く考えられる「駆け回る脳」も得たいと思っています。
 それが「駆け回る身心・駆け回る知性」です。
 本日サプリを聞いてくれた小学生のように、いつまでも「まぶしい姿」でいたいですね。
 雨も上がりました。これから家に帰って、自転車で野分け後の利根川を走り回る予定です。脳や心は身体から。80歳までは駆け回れる人間でいたい、と密かに思っています。

真剣サプリ

 台風が心配されましたが、「高校説明会・勉強サプリ」が無事終了しました。約70組の方に参加いただきました。
 やはりサプリは楽しいですね。
 子どもたちの、伸びようとする真剣な表情に接することができるからです。私自身も本気で伸びようと、サプリを実践しています。子どもたちは私の真剣さを受け止めて、真剣さで返してくります。
 本気で死力を尽くして打ち合ったテニスのラリーのような感じです。
 皆、本気で伸びたいと思っているのですね。しかし、その本気が、世間では、また、学校では揶揄されたり、バカにされたりして、本気で伸びたいと思っている姿を隠して、息を凝らして子どもたちは生きているのでしょう。だから、本気で伸びようというサプリの雰囲気に安心して、真剣な表情をするのでしょう。
 自分を偽る必要はありません。自分に対しては正直であり続けましょう。
 子どもたちに訴えたいと思います。
 さて、明日は中学校体験授業で「親子サプリ」を行います。すでに130組近くの方が申し込んでいます。私のライフワークであるサプリを、一緒に楽しみたいと思っています。
〈追伸〉
 台風が日本列島を西へ横断する恐れがあるとのこと。災害が再び起こらぬよう、人々がこれ以上苦しまないよう、祈っています。

明日は本格サプリ!

 明日は開智未来で「高校説明会・勉強サプリ」が実施されます。私にとっては、久しぶりの本格的な「サプリ」です。
 サプリは平成17年、県立高校の教頭時代に「学びのサプリ」として高校3年生を対象に開始したもので、本校の教育もこの考え方に基づいてつくりました。
 高校生向けのサプリは、本校での「哲学」の授業に継承され、生徒募集活動の中で、「中学生勉強サプリ」や「小学生サプリ」が行われるようになりました。また、保護者向けの「親サプリ」や「大人のサプリ」、教員向けの「教員サプリ」や「管理職サプリ」なども開発しました。
 今は、還暦を過ぎた身として、「エイジング・サプリ」も研究中です。その成果は9月1日に実施する、本校保護者向けの「教育講座」で発表しようと思っています。80歳定年、平均寿命100歳の時代に向けた、身心や脳の鍛え方・楽しみ方を考えてみたいと思っています。
 さて、明日の中学生勉強サプリですが、今から気合いが入っています。
 夢の持ち方、やる気の出し方、脳の機能を高める方法等、猛暑の中で高校入試に向かって「頑張りたい」と思っている中学生の心に届くサプリになればと思っています。
 楽しみにしていてくださいね。
 台風が心配されていますが、一緒に台風を吹き飛ばしましょう。

土壇場の幸せ

 今日は『月刊高校教育』の原稿締め切り日でした。
 言い訳なのですが、猛暑で苦労しました。朝早く涼しいうちに原稿を書こうと、4時に起きて頑張ってきましたが、すでに気温は30度近く、おまけに蝉も鳴き出してきて、筆はまったく進みませんでした。通常は、締め切りが迫ると寝ている間に論理展開や文章が浮かんでくるのですが、こちらも熱帯夜でまったく夢にすら出てきませんでした。
 しかし、神様は私を見捨てなかったようです。今朝は気温が27度、蝉が鳴き始めたのは4時40分で、寝ている間に文章も浮かんできて、4時から10時までの6時間で一気に書き上がりました。
 この状態を、私は「神が降りてくる」と表現していますが、どうして人間というものは切羽詰まらないと神が降りてこないのでしょうか。
 それでも、お尻に火がつくと必ず神が降りてくる。このことが自信となって、さらには「自分は逆境に強い」と変に論理を飛躍させて、自分の支えとしています。
 脳というものは不思議なものですね。
 活性化してフル回転すると気持ちいいほどに信じられない力を発揮します。ただ凡人は、切羽詰まって崖っぷちに立たないとその状態にはなりません。天才は常に脳が活性化しているのでしょう。
 神が降りてこなくなったら、私の知的活動は終わりかな。
 もう少し、土壇場を楽しみたいです。

猛暑を制する

 熊谷で41.1度を観測し、国内最高気温を更新したとのことです。日本の天候は一体どうなったのでしょう。
 開智未来の気温はどうなのかと思い、アップルウォッチのAIに「今の外の気温は?」と尋ねると、「ああ寒い、39度です」と答えました。思わず聞き間違いかと再度尋ねると、やはり同じ答えです。ついにAIがジョークを言うほどの猛暑なのか、と思ってしまいました。
 さて、今朝の「学びのサプリ」で学力を上げる条件として、「暑さに強い人間になること」を示しました。
 この夏の暑さは来年度以降も続くでしょう。この暑さに負けないことが成功の条件になるに違いありません。暑くてもがんばれる人間。もちろん、一日中エアコンに入っていればいいのですが、それでは自然の脳の働きが弱まるような気がします。また、冷房の部屋の中で動かないでいれば、夏以降体調を崩すはずです。
 今、私は次のようなことを実行しています。
 夕方や早朝の涼しい時間に外気に触れて積極的に身体を動かす。
 暑い日中も、短い時間、温泉に入ったような気分で外気に触れる。
 汗をかいたら水分や塩分の補給に努める。
 栄養のバランスのよい食事をとる。
 暑さを避ける、という消極的方法だけでは強くなれません。あえて暑さに挑んで強くなるという積極的方法も大切です。猛暑という逆境も、さらに強くなる契機にしたいと思っています。
 厳しさや苦しさにあえて挑む。もちろん、科学的な知見を尊重する必要がありますが、これはすべてのことに言えますよね。
  暑さに強い人間を育てた学校が進学実績を上げる。
 そんな時代が来ると本気で考えています。

自分を選ぶ

 昨日と本日、さいたま新都心のスーパーアリーナで「彩の国教育フェア」が開催されています。これは埼玉県内の公立・私立高校が集まって、それぞれのブース(出店スペース)で学校の説明をするという催しで、開智未来も開校前年から参加しています。
 初めの頃は、知名度もなく、「……未来?」。未来という学校名にはなじみのない言葉が加わっていることもあり、奇妙な学校という印象を持たれたようです。
 ブースを訪れる人も少なかったので、私が「ミニサプリ」を大道芸人よろしく、会場で行って人を集めたものでした。昨日などは、混み合うというほどではありませんが、普通にブースの席は埋まり、開校8年目、ようやく新設校期間を終えたと実感しました。
 今年は顧問となったので、初めてサプリをせずに過ごしました。かわりに、学習アドバイスコーナーを設けて、希望者の相談にのりました。昨日は、7名ほど。生徒募集というより、私の趣味や貢献活動という感じです。いかがでしたでしょうか。本日も9時半から12時まで開設しますので、もしこのメッセージを読んで興味を持った方は、開智未来のブースまで来てください。お会いできることを楽しみにしています。
 さて、私はこの「彩の国教育フェア」という催しを、ずっと不思議に思っています。確かに一同に県内の高校が集まるのですから、一日で複数の学校の説明を聞くことができます。しかも、1対1の説明ですから、臨場感や接触感を味わうこともできます。しかし、セールストークという言葉だけの世界です。
 私は「スーパーアリーナ」という閉じた空間に1日いると、「物産市」や「お祭り」に来たような気持ちになります。盆踊りの舞台に、電灯を点した夜店の群。呼び込みの声がリズミカルに響き、べっこう飴の香りがどこからか漂う。家族連れ、友達と手をつないで、店々を覗き回る。
 それも楽しいことだし、子どもたちが世界を知る第一歩でもあります。
 しかし、祭のあとは、うら悲しさがあるものです。それに、自分の進む方向を「ちょい味見」しながら「消費」するのは、高校選びの本質から逸れているのではないか、と私は感じています。
 「ここでその高校が分かったと思ったら間違いですよ。実際にその高校に行って、学校や先生や生徒の姿を直接見てくださいね」
 ミニサプリでは、そんなことをずっと言い続けてきました。
 中学3年生の皆さん。
 高校を選ぶためには、まず自分を見つめること。これからどんな生き方をしたい。そのためにはどんな高校で学びたい。
 高校を選ぶということは、自分を選ぶということ。素敵な自分を目指してくださいね。
 では、会場でお会いしましょう。

3話連続で猛暑の話

 今日も猛暑。暑さで思考力が低下したからと言い訳をしながら、3日連続で暑さに関する話です。
 最近、天気予報やニュースで「命に関わる危険な暑さ」という表現を頻繁に聞きます。私も今夏の暑さはこれまでとは異なり、命に関わる暑さであると感じています。また、そのような発言もしていますが、連日、このフレーズをテレビで見聞きすると、違和感を感じてなりません。
 マスコミは人を煽りたがる。
 もちろん、学校では生徒の健康や生命を守るために、最大限の注意は必要です。開智未来でも部活動は2時間以内、場合によっては、気温や状況を踏まえて練習の自粛、顧問は生徒の体調管理に努め、即座に対応、等々の基本方針を確認しました。
 しかし、「命に関わるほど危険な暑さ」という言葉が、公の場で当然のごとく連呼されると、たしかに正論なのですが、脅迫じみて聞こえてしまいます。
 命に関わるほど危険な暑さだから不用な外出は避けましょう。命に関わるほど危険な暑さだからエアコンを付けましょう。
 さらに防災放送で放送されると、不気味な時代に逆戻りしたような気持ちにさえなります。
 正論はしばしば脅迫的である。
 そのような言葉をかつて聞いたことがあります。
 外で遊ぶことの少なくなった子どもたちが、「命に関わるほど危険な暑さ」により、エアコンの効いた室内で、長い夏休みをずっと過ごす。この子どもたちは外で生きられるようになるのでしょうか。
 宇宙船で他の衛星に移り住む。その衛星は巨大な人工プラスチックのドームに囲まれている。
 幼い頃に読んだSF物語の世界のようです。
 さて、猛暑でいいこともあります。
 強い日差しで木々の緑の色が濃くなっていることです。実際には、色が濃くなったのではなく、太陽光が強いため、影の部分が濃くなっているのでしょう。そして、影がくっきりすることで木々の立体感が増し、存在感が強まっています。
 むせ返るような存在感。
 それは影の部分がなせる業。
 暑さが存在感を生んでいます。それは人間とて同じ。
 そんなことを考えながら、開智国際大学へ通う車窓から、猛暑の夏を眺めています。
 暑さにまけないよ。にんげんだもの。
 相田みつを真似てみました。