顧問感覚

コモンセンス

非薄味(薄味に非ず)

 今日は開智未来で、4つの学年の「哲学」の授業を行う日です。1時間目は中学2年、2時間目は中学3年、4時間目は中学1年、5時間目は高校1年です。
 それぞれ、気合いと思いを入れて授業をしました。
 「うざいかもしれないけれど、気持ちを入れて授業を行う年寄りを見るのも大事な経験です」
 自虐的かもしれませんが本音です。
 世の中がスマートになり、テクニカルになり、軽やかになりました。気合いや思いは「昭和」の遺物になりかけています。
 薄味で心地よい、とはほど遠い、胸焼けのするような授業かもしれませんが、子どもたちの心を少しでも揺さぶれればと考えています。
 多くの方に体調を心配されましたが、おかげさまで、元気いっぱいに授業をしています。

小宇宙

 7か月ぶりの疾走の残照(残傷)を身体に感じながら(たかが筋肉痛ということです)、昨日の体育発表祭の翌朝を迎えています。今日も朝から見事な快晴。昨日以上に暑くなりそうですね。
 昨晩から考えているのは、この体育発表祭に、生徒たちも保護者の方、教員たちも卒業生たちも、一人一人がドラマを持っていたということ、です。
 昨日、高校3年の女子生徒たちが、後輩の高校2年女子のマスゲームに拍手を送っていました。9回の体育発表祭で私が初めて聞いた、後輩への「思わずの拍手」です。彼女たちにどのようなドラマがあったか、私は知りません。しかし、何らかのドラマがあり、成長があったに違いありません。
 高校課程に上がる際に、他の学校へ外部進学した中学卒業生たちが遊びにきてくれました。かつての同級生たちの躍動を見て、どのように感じていたのでしょうか。私も頑張るぞと決意したかもしれません。ここにもドラマと成長があったはずです。
 わが子の激走する姿を見て、昔のことを思い出した保護者の方もいたでしょう。先生方も自分のクラスの経営、生徒とのこと。いろいろな思いがあって、この体育発表祭を振り返り、月曜日からのことを考えているにちがいありません。
 きっと数百、いや千以上のドラマがあったにちがいありません。
 人間は物語をつくり、物語に生きる生き物である。
 この世界は一人一人の物語によってなりたつ宇宙であり、開智未来も一つの小宇宙である。
 葡萄棚のある自室から、早朝というのに照りつける朝日に輝く、野菜や植栽を眺めながら、そんなことを考え続けました。
 開智未来に関係する皆さんにとって、今日も物語の一日でありますように。

熱中

 猛暑の五月空の下、最後まで生徒たちのエネルギーが尽きることなく、体育発表祭が終了しました。
 なぜ、子どもたちは夢中になって、文字通りの熱中を走り回るのだろう。
 そんなことを考えながら、生徒たちの姿に感動していました。
 私事ですが、昨年の10月に両膝を痛めて以来、ずっと走ることができませんでした。生徒たちの姿を見て、走れるような予感がして、スーパーエイジング走を走ってみました。320メートルを痛みなく走り切ることができました。
 生徒たちのエネルギーが作用したのでしょうね。
 これが「生」というものの正体を垣間見たような気がしています。

教育の原型

 木曜日は開智未来勤務の日。火曜日に予定されていた体育発表祭の予行が、雨により本日に変更されたため予行に参加することができました。
 元気いっぱい、嬉しそうに動き回っている生徒たちと同じ時間と空間を過ごせるということは、本当に幸せなことですね。
 約3時間半、太陽の光を浴び、新緑の風を浴び、生徒たちのエネルギーを浴びました。まさに、日光浴、森林浴、生徒浴。おかげで気力と体力が蘇ってきました。
 もっと頑張ろう。
 生徒たちが頑張っている姿を見ると、頑張ろうという気持ちになります。
生徒たちも、私たち教員が頑張っている姿を見ると、頑張ろうという気持ちになるのでしょうね。
 これこそが教育の原型であり、理想なのだろうと私は考えています。
 もっともっと頑張ります!

生徒の力

 今日は大学勤務の日なのですが、荒天の中、4時間半の通勤ができるほどの体調ではないため、また、教育研究所の仕事や「哲学」の準備もあるので、一日開智未来で執務をすることにしました。
 というわけで、5日ぶりに開智未来に来てみると、今週末に体育発表祭を控え、生徒たちは体育発表祭モードになっていました。この熱中度は開校以来の伝統ですね。
 放課後、体育館や教室を回ると各クラスとも熱心に、応援合戦や学年種目の練習をしていました。一人一人を見ると、皆いい表情をしています。
 これが学校だ。
 これが生徒だ。
 久しぶりに教員の心が蘇ってきました。
 教員という種族は、子どもたちのこの表情や姿を見るためにこの職を選んだのである(世間の人にはわかってもらえないかもしれませんね)。
 思えば、8年前、開校した頃は授業中や放課後、こうやって学校の中を歩き回ったものです。だんだんと生徒が増え、それに伴い仕事も増えて余裕がなくなり、机の前に座りつづけることが多くなってきました。
 これが教育だ。
 本当に久しぶりに新鮮な気持ちになりました。そして、元気が湧いてきました。体調もよくなりそうな気がしています。生徒の力ですね。
 さて、雨のため本日の午後に予定されていた体育発表祭予行は木曜日の午後に延期になりました。木曜日は開智未来勤務の日なので、私も久しぶりに体操服に着替えて、グラウンドに立っててみたいと思います。やっぱり、体調が戻ってくる兆しを感じます。