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校長からのメッセージ

~校長が語る開智未来~
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2018/02/17new

開智未来らしさ

| by 関根均
 2つの報告をします。
 まずは、午前中に高校単願入学生のプレ登校がありました。本校では、単願入学生には2回のプレ登校があり、英語・数学・国語の授業と校長サプリを行います。今回、校長サプリで初めて「ビブリオバトル」を模した活動をしました。各自がおすすめの本を持ち寄り、その概要、学んだこと、おすすめの点等を4人のグループになって伝え合います。「人を通して本を知る、本を通して人を知る」。自己紹介的なねらいで行いました。今年は75名の高校新入生が単願で決まっています。楽しそうに発表し合っている姿を見て、嬉しくなってしまいました。
 午後は、生徒会主催の「貢献活動」として、学校から柳生駅までのゴミ拾いをしました。かなりの生徒が積極的に参加して、70リットルの大きなゴミ袋、30袋分のゴミを拾いました。やっと地元への貢献ができました。生徒たちも嬉しそうです。
 2つとも、いかにも開智未来らしい取組です。貢献活動については、別の用務があったため私は参加できませんでした。とても残念です。でも、生徒たちの姿が目に浮かびます。開校前に思い描いた通りの開智未来の姿になってきました。
16:06
2018/02/15new

温かさ

| by 関根均
 昨日は出張だったので1日ぶりに学校に行くと、職員室の校長の机の上には、たくさんのバレンタインのチョコレートやお菓子がありました。いい歳なのでちょっと気恥ずかしいですが、同時に、いい歳なのに「いい思い」をして、温かくてうれしい気持ちになっています。
 「校長先生の哲学の授業を楽しみにしています」
 半数近いプレゼントには手紙が添えられていました。教員冥利につきますね。
 教育は、最終的に、人間と人間の体感温度である。
 わかったようなわからないような、妙な文言が浮かんできました。
 教える側も教わる側も、生きている人間で、偶然にも学校という場でつながり、互いの体温を感じ合う中で、教育という営みが行われています。
 人間は「温かさ」を燃料にして動く生き物である。
 度々、妙な文言ですみません。
 いくつかのチョコレートを頬張りながら、明日の「哲学」の授業案を作っているところです。
17:21
2018/02/13

40年ぶり

| by 関根均
 一昨日の日曜日に、40年ぶりに中学校の同窓会がありました。
 記憶の中にあった中学校時代でしたが、実際に級友たちと昔話をすると、45年前の自分をリアルに感じることができました。
 記憶の中の自分よりも現実の自分は幼く、時には決して「いい生徒」ではなかったことも分かりました。それぞれ、中学校を卒業後、自分自身の人生を歩んでいて、人生の味わい方もさまざまあって、それでも理解し合える。人間というものは、いいものですね。
 一人一人を大事にすることの大切さを、あらためて感じました。
 中学校卒業から45年。それぞれの人生を歩んで、共に、まさに等しく60歳となる。私や同級生たちは、45年過ごしてきましたが、たとえば、開智未来の中学3年生たちは、これから60歳までにそれぞれの45年間を過ごしていくのですね。
 そのための力を育てていかなければ。
 「関根、そんなに力まなくても、みんな自分の力でなんとかしていくから」と同級生たちに言われそうです。
 それでも、生真面目かもしれませんが、開智未来生たちを育てたいと思っています。
17:42
2018/02/10

春の予感

| by 関根均
 今日の午前中は少々慌ただしく、7時50分からは東大ゼミ、1時間目は中学3年「哲学」、その後に中学校の入学説明会での「入学サプリ」を行いました。
 東大ゼミでは中学2年生と3年生が論文づくりを行い、中学3年「哲学」では中学時代の振り返りを哲学しました。
 「学ぶことと習得することの違いは?」
 もうすぐ中学課程から高校課程に進級する中学3年生たちは、その違いについて明快に応えていきます。
 「文章は時間軸の中で直線で進みます。論理も一つの筋道として展開されます。それに対して、図式は複線です。各所で同時併行で論理が進行します。実は、頭の中の思考は同時進行で複数のことが行われています」
 こんな説明にも中学3年生たちはついてきます。この3年間の成長には目を見張ります。
 「これまで学校説明会やサプリでは、皆さんを『小学生のみなさん』と読んでいましたが、今日からは『入学生のみなさん』、『第8期生の皆さん』と呼びましょう」
 まだあどけなさの残る表情でうなずいている新入生たちも、3年後は立派に成長しているのでしょう。とても不思議な気持ちです。育っていく生徒を、各学年ごとに哲学の授業を行って、同時並行で見続ける立場だからこそ、不思議に感じるのかもしれません。
 新たな年度が再び始まりまろうとしています。
 心なしか、寒さが和らいで、春の予感を感じています。
13:42
2018/02/09

進化

| by 関根均
 本日の5時間目、中学1年「哲学」の時間で、未来TEDの代表者決めを行いました。テーマは「本の紹介」です。各クラスから2名がタブレットで映像を示しながら、発表をしました。
 本の紹介の発表はビブリオバトルを意識したもので、とてもおもしろい試みになりました。学年団の指導で、生徒たちは発表者のよいところを見つけてメモしています。
 「人間には、他者のいいところを見つける人と他者の悪いところを見つける人の2種類の人からなります。あなたはどちらですか。相手の良いところを見つけると自分がゆたかになります」
 学年主任が生徒たちに語った言葉です。
 生徒たちはたくさんメモをしていました。メモのスピードもついて、聞く力もついてきました。手前みそですが、未来TEDは素晴らしい教育実践になりそうです。
 「未来の教育を共有できる、知的空間を共有できる、生徒の言葉は生徒を動かす、言葉には人を動かす力がある、生徒たちは私たちを超えてぐんぐん伸びる、未来TEDで発表力を付けさせれば、授業中の発表もよくなり、学び合いの質も高まる」
 私もこんな言葉をメモしていました。
 2月26日(月)に行われる学校全体の「未来TED」が楽しみです。
 さて、明日は中学校の入学説明会です。最終的に117名の新入生が手続きをしてくれました。4期生以来4年ぶりの100名以上の入学生です。本校では入学説明会から開智未来の教育が始まります。私も「入学サプリ」を行います。ようこそ、進化する開智未来へ。楽しみにしていてくださいね。
16:56
2018/02/08

振り返り

| by 関根均
 中学入試と高校入試が終わって一段落したので、これまでの振り返りを行っています。具体的には、過去につくった資料やレポート類の読み返と昔読んだ本の再読です。
 本の再読は、参考になった文章をワープロソフトで打ち込み、その内容についての考察をまとめるという作業も併せて行っています。これは開智未来を開校する前に行っていた読書法で、最近は忙しくて行っていませんでした。急がば回れ。時間はかかりますが、結果として多くのことを得ることができます。
 9年前に開智未来の教育を考えていた頃のメモを読み返しました。こんなメモがありました。
〈「目標志向」から「目的志向」へ〉
 成果主義は教育にはなじまないのは事実だ。だから成果を求めなくてよいという訳ではない。結果として成果が出るようにしなければならない。大切なのは目的である。教育の目的を実現しようとする過程で、結果として生徒に成果が出るのである。
〈教育にも「ヒット商品」という発想を〉
 ヒット商品の使用方法(指導方法)を確立する/ヒット商品は長く使え、学校の財産となる/ヒット商品を創るには開発に時間と労力がかかるものである/短期的な目標達成主義ではヒット商品は生まれない
 我ながら壮大なことを考えていたようです。初心は大切ですね。常に開智未来であり続けたいと思っています。
13:58
2018/02/07

新たな未来の幕開け

| by 関根均
 現在、中学の入学手続き者数が110名に届こうとしています。ここ3年ほど100名を割っていたので、にぎわいの春となりそうです。
 開智未来を選んでくれた皆さんに、より充実した教育を提供できるように、今日は1日中、中学校課程の教育と「哲学」の授業内容についてさらに検討を加えました。これまで開校以来7年間で開発し、積み上げてきた教育を再構成し、さらに充実したものにしようと思っています。
 特に、中学1年生については、本年度改善を図り、だいぶ完成しました。メモや聞く力の育成・6つの授業姿勢・学びの自立などの基本学習スキル、学び合いや発表などのコミュニケーション型知性、里山探求FWを通じての探求型知性、弾丸インプットや速書による英語の身体化、自己の深化と自己理解、さらには他者理解。1年間の指導計画もよりはっきりと見えてきました。その教育を110名を超す新入生に行うことができそうで、ワクワクしています。
 一人一人を伸ばせるように、伸びたいという子供たちの気持ちに応えられるように、ゆたかに成長してほしいという保護者の願いに寄り添えられるように。入学者が増えるということは、それだけ責任が重くなるということです。
 高校入学生も110名を超えそうです。「“未来”の第8期生」と名付けましたが、まさしく新たな開智未来の幕開けとなりそうです。
 2月10日(土)の入学説明会が楽しみです。
18:07
2018/02/05

全国進出

| by 関根均
 ちょうど3週間後の2月26日(月)に初めての試みとして「未来TED」を実施します。
 これはTEDトークから発想した企画で、各学年の代表が、大スクリーンに画像を映して、その画像を使いながら、自分の主張を聴衆(開智未来生)に伝えようとするものです。各学年ごとにテーマがあり、2名ずつ代表を出します。
 中学1年生は、テーマが「成長」で、「里山探究フィールドワークで考えたこと」と「私の薦める本」という題目からそれぞれ代表を選びます。中学2年生のテーマは「自分」です。ブリティッシュヒルズFWと連動させて、「Self-Introduction」と「My Dream」を英語で発表します。開智未来ですから一般の自己紹介ではなく、「自分への自己紹介」という趣旨の発表です。また、私の夢も生きることや働くことと繋げます。中学3年のテーマ「開智未来」です。「3年間の開智未来の教育から学んだこと」を「探求FW」と「人間はなぜ学ぶのか」という題目で発表します。高校1年は「才能発見プログラム」の最優秀発表者が発表します。テーマは「開発」です。自分の能力や長所をこの1年でいかに開発したのか、が焦点になります。高校2年生は「世界」をテーマにして、「海外探究フィールドワーク」の成果を英語で発表します。
 各学年のFWや取組を踏まえた発表を行うことで開智未来の教育を統合する。
 7年目にして、開智未来の全体像がくっきりしてきました。
 さて、この未来TEDには次のような意義・ねらいがあります。
「世界水準になる」「発表のスキルを身につける」「アウトプットの学びを行う」「発信する人間になる」「開智未来の教育を共有する」「知性・学び・経験を共有する」「生きた言葉力(伝える言葉、人を動かす言葉、感動を与える言葉等)を鍛える」「ICTリテラシーを獲得する」「開智未来の教育を統合する」等々。まだ列挙する段階で、十分に整理されていませんが、開智未来の7年間の総決算という意味合いがあります。
 キーワードをキャッチフレーズ的に並べると「発信・共有・ICT」となります。
 常に進化する学校であり続けたいと考えています。
 なお、未来TEDについてはこの発表を動画で発信したいと思います。開智未来の教育がついに全国に進出する時が来ました。
16:29
2018/02/03

ようこそ、開智未来へ

| by 関根均
 本日は高校単願生の入学説明会がありました。75名が第8期生になります。
 単願生でこれだけの生徒が高校に入学するのは第1期生以来です。これから併願生も入学することになるので、100名を優に超える学年になるでしょう。これも第1期生以来です。
 説明会は10時からの開されましたが、奇しくもその前まで中学3年生の「哲学」を行っていました。彼らも4月から高校生になります。新たに入学する高校1年生と中学課程から進級する高校1年生。毎年のことですが、それぞれがかわいくて、とても不思議な気持ちです。急に子だくさんになったような気分です。
 中学入学生もすでに80名を超えていて、すでに昨年の入学生数を超えています。盛大な入学式になりそうです。楽しみです。
 さて、入学式では、入学生たちがそれぞれ野の花をもって集まり、その花々の中で式が行われます。また、中学入学生と高校入学生が一緒に学年歌を歌います。そうやって入学した生徒たちが、もうすぐ卒業し、あるいは、次の学年に進級していきます。
 寒気の最中ですが、春はすぐ近くまで来ています。土が匂いと共に木々が芽吹き、桜の花が咲き、開智未来は8度目の新学期を迎えることになります。
 ようこそ、開智未来へ。
 君たちの未来は、今ここから始まります。
14:16
2018/02/02

開智未来の精神

| by 関根均
 今朝は朝4時前に起きて降雪や電車の情報を集め、また、道路等の状況も確認して、通常授業を決定しました。道路等の状況については、西木広報部長は4時半には学校に到着し、埼玉大橋の状況や学校付近の道路の情報を連絡してくれました。
 開校以来、台風や降雪の際は、できる限り直前まで情報を集め、学校の状況を確認して、休校にするかどうかの判断をしてきました。そして、学校からのメールを保護者と生徒に配信してきました。おかげで、いつも当日は寝不足になってしまいます。前日に決めた方が、生徒たちや保護者の方も対処しやすいし、私の方も楽なのですが、この方法を7年間、愚直なまでにとり続けてきました。
 これが開智未来の精神の一つなのかもしれません。
 ところで、なぜ雪は夜半に降るのでしょうか。台風もなぜ夜半に来ることが多いのでしょうか。昼間だったら早起きしなくても対応できるのに、といつも思ってしまいます。
 雪は降っていましたが、中学生も含め、生徒たちは混乱もなく登校してきます。そして、当然のようにアカデメイアで勉強しています。少しのことでは動じません。素晴らしいですね。
 さて、明日は高校単願生の入学説明会です。ついに8年目が始まります。「ビブリアバトルシート」など新しい取組もあります。進化することも開智未来の精神です。これからも開智未来でありつづけようと思います。
16:44
2018/02/01

そんな教育がしたい

| by 関根均
 「子供から大人になるためには、しっかり子供の時代をおくり、子供時代を卒業しなればならない」
 1月4日のこのメッセージで紹介した『人生を考えるヒント-ニーチェの言葉から』(木原武一著、新潮選書)に書かれていた文章です。
 早く大人になるために、子供時代を省略したら大人になれません。それは誰にも分かることです。しかし、早く発達することをよしとして、小学生の頃に行うべきことをせずに、いち早く中学校、高等学校の学習をさせようとする人もいます。
 小学校時代には小学生としてしっかりと過ごし、中学時代は中学生としてしっかりと過ごし、高校時代は高校生としてしっかり過ごす。密度の高い各時期を過ごして、密度の高い人間になれる。その時期その時期に、外からの力で忙しく成長させるのではなく、自分の力でつま先で立ち上がり、背伸びする。
 そんな教育がしたいものです。
 読んでいる本の中の、一つの文章から思索を深めることは、楽しい作業ですね。この本では、それを「能動的読書」と読んでいます。
 同書に次のような文章がありました。この文章は、ニーチェの『反時代的考察』にある一節で、若者への提言として記されたものです。味わってみてください。
 「君の真の本性は君の内部に深く隠されているものではなく、むしろ君の上に、と言うか、少なくとも君が普段の君の自我と見なしているものの上に、はるかに高く位置しているのである」
 力強い言葉です。そんな教育がしたいものですね。
15:23
2018/01/31

腰を据えた勉強

| by 関根均
 昨日は中学入試・高校入試は終了後の初めての週休日で、久しぶりにリラックスして過ごすことができました。
 そこで東京大学院教授である市川伸一氏の『学ぶ意欲とスキルを育てる』(小学館、2004年)を読み返しました。14年も前の教育学書で、まだIB(国際バカロレア)やアクティブラーニングなどが流行する前の本です。私のサプリと同じ方向で、スキルやメタ認知などから「学習」について考察しています。
 2度目となる今回は、この本を読むためのノートをつくって、図などはコピーして貼り、そこに私の考えを書き加えたり、アレンジしたりして、じっくりと読み進めています。午前中に6時間ほど費やしました。久しぶりに腰を据えた勉強をしました。
 このような勉強はやはり楽しいですね。
 また、自分らしさを取り戻したような気がします。
 さて、今回読み進めながら、前回(10年前)よりもはるかに深く理解できています。開智未来の7年間が私を成長させたのでしょう。この勉強を開智未来の教育に生かしたいと思います。
16:46
2018/01/29

聞く耳のある者は聞きなさい

| by 関根均
 入試が終わり、今週から平常に戻りました。そして、本年度も残るところ2か月。1年間のまとめと来年度の準備が始まります。
 さて、昨日読んだ本に「聞く耳のある者は聞きなさい」という言葉が載っていました。「マルコの福音書」の中の言葉で、「種蒔きのたとえ話」のくだりで、イエスが発した言葉です。
  アクティブラーニングが盛んに言われています。学習活動においてはとても意味ある方法ですが、教育とは教員(大人)が生徒(子ども)に語りかけ、その言葉に生徒(子ども)が耳を傾けることで成立する営みでもあります。
 ですから、教員は生徒に心から語りかける内容を持っていなければなりません。また、生徒は聞こうとする姿勢を持っていなければなりません。
 キリストでさえ、「聞く耳のある者は聞きなさい」と聴衆や弟子たちに言ったということで、なぜかほっとしました。聞く耳のない者には、たとえキリストであっても言ったことを分かってはもらえないのですね。
  今度、哲学の授業で「聞く耳のある者は聞きなさい」と言おう。本を読んでいてそう思いました。
 今日のH1学年の「哲学」の授業で、さっそくこの言葉を使ってみようかと思っていましたが、みんなが真剣に私の話を聞いているので、使うことはできませんでした。生徒たちの「聞く耳」は育っています。
 「聞く耳のある者」にだけ語りたい言葉がある。そういう言葉だから生徒を変えることができる。そして、「聞く耳」を育てるのが教育である。
 生徒を育てる学校を創りたい。人間と学びの学校を創りたい。そう考え続けながら、「再生」の7年目の1年があと2か月で終わろうとしています。
16:16
2018/01/25

未来へ向かって

| by 関根均
 本日、第3回高校入試がありました。これで中学入試6回、高校入試3回、計9回の入試が終了しました。1月10日の第1回中学入試から約2週間、その間にセンター試験があり、大雪があり、気がつけば平成30年も1月を終えようとしています。
 中学入試もそうですが、高校入試でも最終的に合格を差し上げられなかった受験生がいました。学校説明会に何度も参加し、私のサプリも複数回聞いてくれて、開智未来を目指して頑張ってきた受験生には、合否のある入試とはいえ、大変申し訳なく思っています。
 次のように書いてきました。
  「説明会やサプリ、そして、入試の時の真剣な姿や表情を私たちは忘れません。私は、様々な道を歩いた者、苦労して歩んだ者が最も力強く成長すると考えています。前に進もうとするところに未来はあります。最後まで頑張り、力強く成長した皆さんには最高の『未来』があるはずです」
 入試はプロセスの1つであり、ゴールではありません。そして、前に向かっているかぎり、その人間には素敵な未来が来ると私は信じています。
 合格となって開智未来に入学する皆さんも、入試はゴールではありません。前に進み続けてくださいね。
 開智未来の「未来」は、開智未来に関わったすべての人の「未来」です。合否に関わりなく、中学受験・高校受験でお会いした皆さんには、素敵な未来をつくってほしいと願っています。
17:55
2018/01/24

春の足音

| by 関根均
 昨日、大雪の第2回高校入試を実施し、一昨日と昨日の高校入試の合否を昨晩発表しました。
 かなりの降雪でしたが、公共交通機関が始発から動いていたため、大きな混乱もなく発表することができました。他校の入試もあることから翌日に順延という対応はできません。もし実施できない場合は、他校の入試のない日を選んで実施することも考えましたが、他の高校も同じようなことを考えるはずです。
 受験生の皆さんが頑張って集まってくれたからだと感謝しています。不安だったと思います。また、家を出てから学校到着までかなりの時間がかかったでしょう。
 それから、スクールバスの方々のプロ意識に助けられました。一昨日にタイヤにチェーンを装着し、可能な限り予定どおりに実施するという学校に方針を受けて、6時前に困難な状況の中学校に集合し、交通の滞りを計算して駅へ向かってくれました。電車の遅れを伝えると、瞬時の時刻変更や増発便などの対応をしてくれました。さすがプロフェッショナルと感心しました。
 小林主任と若手の先生方は3時間近く休みなしに雪かきをしました。その後、誘導や試験監督、採点と業務をこなしてくれました。
 そして、教頭先生や募集担当の先生方は早朝は受験生へのメール配信、入試後は選考資料の作成、合否発表と、家を朝5時前に出てからずっと重要業務を担ってくれました。早朝からスクールバスの案内で駅頭に立ち続けた先生方もいます。
 本当に感謝です。
 過去、8年間の入試の中で、間違いなく「伝説の入試」になりました。
 開智未来はこの学校に関わる者の、すへての人々の思いの中で創られる。力を合わされてその未来が切り拓かれる。
 日光に照らされて少しずつ解け出した雪の景色を眺めながら、ずっと素敵で新しい春の足音が聞こえてくるようです。
11:17
2018/01/23

心配無用

| by 関根均
 昨日は第1回高校入試、今日は第2回高校入試です。
 大雪のために大混乱が心配されましたが、予定時間20分遅れで開始しました。受験生たちは大変だったことでしょう。でも、このような困難をものともせずに試験に向かっている姿がとても頼もしいです。
 受験生の保護者の方はご心配だったことでしょう。今朝も朝早くから駅まで、または、学校まで車で送ってくださった方もいると思います。慣れない電車、そして、スクールバス。もう立派に自分の力で対応しています。そして今、いい表情で試験に向かっています。こうやって高校生になるのですね。保護者の皆さん、ご心配いりませんよ。
 今朝は若手の先生方が中心となって、6時から校門付近や駐車場等を献身的に除雪してくれました。また、電車の遅延情報やバス発着駅での受験生の集合状況、遅刻の電話等、新たな情報に応じて対応してくれました。これが開智未来の底力です。私が細かく指示する必要はありませんでした。心配無用ですね。
 校長室からグランドを見渡すと、一面の雪。日差しをうけて靄が立ちこめ、いつもは見える埼玉大橋は見えません。
 この大雪でも埼玉大橋は通行止めになりませんでした。
 また、この橋を渡って、多くの生徒たちが開智未来に集まってくるのですね。
 雪と靄の中に「未来の第8期生」たちの姿が現れてきそうな、そんな気分になっています。
10:04
2018/01/20

高校受験

| by 関根均
 昨日の夜7時に最後の中学入試の発表をしました。
 これまで合格を取れなくてやっと合格となった受験生も数多くいました。その一方で、ずっと開智未来を望んで受験し続けたにもかかわらず合格とならなかった受験生もいました。顔を見れば何度もサプリを聞いてくれた子だとわかる人もいるでしょう。
 夢を叶えさせてあげられなかった。きっとがっかりしているだろう。
 合否のある入試だから仕方がないのですが、そう考えると辛くなります。
 でも、頑張ったという事実は消えることはないし、ここから新たな世界を切り開くことができます。君たちの前にはたくさんの未来があるのです。さくたんの未来を創っていくことができるのです。
 頑張れ!
 これからも頑張ってくださいね。
 さて、月曜日からは高校入試が始まります。受験生たちは最後の勉強に専心していることでしょう。15歳の高校受験生の皆さん。君たちは自分の意志でこの開智未来を選びました。だからこそ、どれだけ全力で本気に入試に向かっていけるか。それが重要になってきます。
 開智未来で伸びようという、強い意志をもって試験に臨んでください。待っています。
16:23
2018/01/19

中学入試、全日程終了

| by 関根均
 1月10日に始まった今年の中学入試が本日で終了しました。受験生の皆さん、お疲れさまでした。中には全6回を受け続けた受験生もいるでしょう。他の学校の入試と合わせると10回以上受験した人もいるかもしれません。
 体力的にも精神的にも辛かったと思います。小学6年生、12歳という年で、本当によくがんばりました。
 点数を取らなければならないという勉強は辛く苦しいものです。そのような勉強を続けてきた皆さん、今日で入試が終わったのでしたら、ゆたかで楽しい勉強の世界でリフレッシュしてほしいと思います。
 たとえば、大きな書店に行って様々なテーマの本を手にとってみたり、博物館や美術館へ行ったり、映画を観たり、絵を描いたり……。自分の知らない世界が私たちの周りに広がっていることを実感してほしいのです。
 ちょっと手を伸ばすと、ちょっと足を使って動き出すと、未知の世界に触れることができる。
 元気いっぱい、ゆたかな学びの世界、そして、この現実の世界を走り回ってくださいね。
 お疲れ様でした。
 受験会場では、多くの受験生が私に挨拶をしてくれました。
 「がんばってね」と声をかけると「ありがとうございます」と答えてくれた、すてきな受験生もたくさんいました。
 こんな生徒たちが開智未来生になってくれたならいいな。
 いっしょに学ぶことを楽しみにしています。入学説明会でお会いしましょう。
13:18
2018/01/18

最後まで頑張ろう

| by 関根均
 明日は中学入試「第2回」です。これまで探究型入試も含めて5回の入試がありました。そして、これが最後の中学入試となります。
 受験生たちにとっては長い旅だったに違いありません。合格して喜んだ受験生もいれば、不合格が続いて落胆した受験生もいると思います。
 特にこれまで合格を取れなかった受験生には、再び前を向いて明日に臨んでほしいと願っています。順風で元気よく走ることは誰でもできることです。逆風に向かって走ること、転んでも立ち上がって再び走り続けること。このことの方が尊いのです。
 開智未来は君たちが一生懸命入試に立ち向かってきたことを知っています。そして、評価したいと思います。だから、明日はこれまでで最高の答案をつくってくださいね。
 明日は開智未来会場のみとなります。
 会場では皆さんを笑顔で迎えたいと思います。応援しています。頑張ってくださいね。
13:01
2018/01/14

頑張れ!開智未来生!

| by 関根均
 センター試験2日目。開智未来で6年間、そして、3年間過ごしてきた開智未来生たちは入試に正面から立ち向かっていることでしょう。
 何ごとにも真摯に向き合う。
 これは開智未来の教育の神髄だと私は思っています。
 朝のアカデメイアで学びと向き合う。各フィールドワークに取り組む。積極的に学校行事に関わる。真剣にこいのぼりマラソンで走り抜く。
 この真面目さは近年日本社会では失われているものです。開智未来という世界では、真面目さや頑張りは相互に高く評価されます。だから、立ち向かう姿勢は身心の芯にまで浸透しているのです。
 大学入試という大舞台では、その人の本当の姿や力が出てしまうものです。ごまかしは通用しません。だから、開智未来生は大学入試に強いのです。
 私は今、彼らと一緒に行った里山FW、ブリティシュヒルズFW、湖沼学習FW、スターティング・セミナー、カナダ環境FWを思い出しています。一人一人の真剣な姿が浮かんできます。
 彼らならば頑張れる。彼らには頑張ってほしい。
 そんな気持ちで、葡萄棚の見える自室で、いつもの休日の朝のように、仕事や勉強をしています。
 頑張れ!開智未来生!
09:42
2018/01/13

走る

| by 関根均
 今日からセンター試験。開智未来生たちは頑張っていることと思います。
 私も今朝7時30分に湯島天神で合格祈願をして、草加駅まで走ってきました。走ったといってもかなり歩きましたが、それでも次の走者である廣瀬先生と長谷川先生につなげました。また、山崎先生と石塚先生の着る、生徒たちの名前と志望校の書いたシャツも、湯島天神で祈願して私のDパックに入れて運び、手渡しました。
 さすがに還暦ですし、昨日までの入試で毎晩遅かったため、きつかったです。それでも生徒たちも頑張っているのだとヨタヨタと走り続けました。
 草加駅からは西木広報部長の車で学校の近くまで運んでもらい、校門まで300メートルほどを走って、在校生や先生方、そして、保護者の方の出迎えを受けてゴールしました。
 恒例の行事になりましたが、皆の思いが一つになった年中行事です。
 来年走るためには、本格的なトレーニングが必要ですね。あとどれだけ走れるでしょうか。
 「奇跡」の中学入学第2期生と「創造」の高校入学第5期生は、今、卒業へ向けて、最後の壁を打ち破ろうとしています。本日午後の試験、そして、明日。センターが終わると私立大学の入試、そして、国公立の本試験と続きます。
 これから最後まで頑張り続けられるのが、開智未来生の強みです。
 自分の強みを信じて走り続けてほしいと思います。
〈追伸〉
 小林先生、長谷川先生、廣瀬先生、山崎先生、石塚先生も完走しました。ご苦労様でした。さすが開智未来ですね。また、応援してくださった保護者の皆さん、生徒の皆さん。ありがとうございました。

17:53
2018/01/12

走りきれ!

| by 関根均
 探究型入試2が終了しました。午後は未来B入試です。
 中学入試も3日目を迎えました。これから5回目の開智未来の入試を受けめ受験生もいると思います。今日が終われば、次は1月19日(金)の第2回入試となりますので、一休みすることができます。あと1回、最後の力を振り絞って、最高の答案を書いてくださいね。
  さて、明日からは大学入試のセンター試験です。こちらは2日間のテストで、大学受験の重要なステート地点となります。開智未来生の皆さん、センター試験に立ち向かって、納得できる2日間にしてください。
 いい点を取ろうとするのではなく、自分のベストを尽くすことだけを考る。
 受験だけでなく、すべてのことに当てはまることです。意外なほど、私たちはベストを尽くすことに慣れていません。
 これまで学んできたことを振り返り、イメージトレーニングをして、最高の状態で試験問題に向かう。問題を解くことに熱中し、最高の自分を発揮することを楽しむ。表情は澄み、姿勢は正しくなり、心は平静になる。
 やるべきことを行った者の境地でしょう。
 明日は、恒例の合格祈願走です。7時30分に湯島天神で祈願して、開智未来生の皆さんが、最高の自分を発揮することを心から祈りながら、草加駅までの15㎞を走ります。中学入試で3日連続で家に帰るのは夜10時30分以降で、さすがに60歳の身体はきつくなっていますが、気合いを入れて走ります。私の気合いが氣となって高校3年生を応援できればと思っています。
 苦しくなったら、不安になったら、立ち向う。
 焦ったら、腹式呼吸で息をする。パワーヨガで習いましたよね。
 今回の合格祈願走は、私も含め6名の先生が走ります。私と体育科の小林先生は草加駅まで、国語科の廣瀬先生と体育科の長谷川先生は草加駅から春日部駅まで、そして、英語科の山崎先生と数学科の石塚先生は春日部駅から開智未来まで、バトンをつないで走りきります。受験生の皆さんも、2日間最高の走りで走りきってくださいね。
12:50
2018/01/11

自立・やる気・好奇心

| by admin

 中学受験生の皆さん、2日目の未来A入試はいかがでしたか。算数や国語は難しかったですか。

 今回は特待合格の入試ですので、難しい出題としました。本日、私はスーパーアリーナ会場へ行ったのですが、受験生の皆さんは、ひるむことなく難問に立ち向かっていました。その姿に感動しました。

 日は岩槻校、今日はスーパーアリーナで「入試当日サプリ」を行いました。受験生の保護者の方が熱心に聞いてくださいました。お子さんの受験の中、不安や心配もあると思いますが、その真剣な姿を見て、お子さんを成長させたいという強い願いを感じました。

 「入試当日サプリ」では、「中学校に入学してから伸びるために何を意識したらよいか」をテーマにしています。中学入試で燃え尽きてしまう生徒、勉強が嫌いになってしまった生徒もいると思います。それでは、何のための受験かわかりません。そうならないでほしいとの願いを込めて、サプリをしました。

 ポイントは「自立・やる気・好奇心」です。

 そのためにどうするか、親としてどのように子どもに接するか。入試は子どもたちが成長するチャンスです。

 そして、私たち学校側は、入試での成長をどのように入学につなげていったらよいか。

 開校以来「育てる生徒募集・伸びる入試・つなげる入学」を実践してきましたが、真剣に問題に立ち向かっている受験生たちが、開智未来中学校に入学後も、大きく成長するよう、さらによい教育をつくっていかなければと、気持ちを新たにしました。

 さて、明日は午前中は探究型入試2、午後は未来B入試です。3日連続で受験する人も少なくないと思います。辛くなってきた受験生もいるでしょう。

 苦しくなっても、最後まで立ち向かっていきましょう。頑張り続けた人には成長というご褒美が必ずあるものです。そして、成長の先に合格もあるはずです。

 明日は午前、午後ともに開智未来にいます。また、「入試当日サプリ」も内容を少し変えて、午前と午後に行います。また、明日お会いしましょう。
20:19
2018/01/10

私はがんばった!

| by admin

 今日から中学入試が始まりました。

 受験生の皆さん、「私はがんばれる!」と心の中でつぶやきましたか。そして、がんばれましたか。

 今日は午後入試でしたので、午前中に別の学校の入試を受けた人もいたと思います。疲れましたか。明日も入試の人もたくさんいると思います。これからも「がんばれる!」よね。

 もちろん合否も大切ですが、それ以上に、苦しくても前に向かって頑張り続けることが大切だと私は考えています。苦難は人間を成長させるからです。自分を強くする、自分を大きくするトレーニングだと思って頑張っていきましょう。

 さて、私は明日は午前中は開智未来会場、午後はスーパーアリーナ会場です。がんばる皆さんを笑顔で応援したいと思います。

 入試は最後まで頑張れるかどうかです。そして、それは人間力で決まります。がんばってくださいね。

 成長した皆さんを「〈未来〉の第8期生」として開智未来に迎えたいと思います。


17:51
2018/01/09

私はがんばれる!

| by 関根均
 明日からの中学入試の準備が終了しました。
 受験生の皆さん、体調はいかがですか。気合いが入ってきましたか。不安になってきましたか。
 一昨日のメッセージにも書きましたが、何を行うにも受け身になってはいけません。自分から向かっていく。そうすると苦しいことも楽しくなってきます。がんばる力が10倍になります。
 昨日、斉藤一人さんの本を読みました。その本には言葉の力について書いてありました。
 「私はがんばれる!」という言葉はいかがでしょう。いつも自分に言い聞かせて、試験が始まるときにも心の中でつぶやくのです。「私はがんばれる!」
 昨日、こんな言葉を考えました。
 「今の一歩は、明日の三歩」
 怠惰に流れているとき、やる気が出ないとき、今の自分の行いが未来の自分をつくっていくと考えるのです。
 「今の一歩は、明日の三歩」
 この言葉の力で今の自分を鼓舞しよう。自分でつくった言葉なのに気に入っています。やはり、言葉の力は大きいですね。
 さて、明日は岩槻校会場、11日は午前11時まで開智未来会場で午後はスーパーアリーナ会場、12日は開智未来会場で受験生の皆さんを笑顔で迎えたいと思います。
 きっと「私はがんばれる!」。
 受験生の皆さん、がんばってください。
18:51
2018/01/07

向かっていく気持ち

| by 関根均
 5日に職員会議、6日に始業式・授業と、平成30年の開智未来が動き始めました。早速、慌ただしくも躍動感のある「開智未来」が始まりました。
 これが開智未来です。
 先生方と生徒たちに、今年のテーマ「未来」について説明しました。一丸となって、「本来の開智未来」に立ち返りつつ、「未来の開智未来」を創っていきたいと思います。始業式では生徒たちは真剣に話を聞いています。先生方もやる気いっぱいです。 
 昨日、朝のアカデメイアに行くと、たくさんの生徒たちが初日から真剣に学習に励んでいます。
きっと、新しい年の「この瞬間」を楽しみにしていたのでしょう。新年早々の朝の学びです。
 これが開智未来なのですよね。
 さて、来週からは入試一色になります。まずは、10日、11日、12日の中学入試。そして、13日・14日と高校年生のセンター入試と続きます。
 受験生の皆さん、頑張っていますか。緊張していませんか。ここまで来ると一番大切なのは「向かっていく気持ち」です。逃げたり弱気になったりしてはいけません。そして、人間力です。困難な時にどのような姿勢を保てるか。これが人間力です。頑張ってくださいね。
 昨日のニュースで星野元楽天監督の突然の訃報を聞きました。「向かっていく気持ち」の強い監督でした。東北の地に初めて設立した球団を、震災を経て、初めて日本一に導いた名監督です。その監督が向かっていく監督であったことは象徴的なことですね。ご冥福をお祈りします。
 生徒に向かう、今の日本社会・世界に向かう、教育に向かう、開智未来に向かう。
 向かっていく気持ちの大切さを、しみじみと感じているところです。
08:24
2018/01/04

哲学する

| by 関根均
 今日は一日家でのんびりと過ごせたので、二冊の本を同時に読み進めました。ニーチェとミヒャエル・エンデに関する本です。
 このような本は情報として読むものではありませんから、考えながら考えながら、ゆっくりと時間をかけて読みます。
 「論理的なことについて争う必要はない。だれが考えても同じことについて争う必要はないからである。常にあらゆる論争は、論理の争いではなく、主観の争いである」(『人生を考えるヒント-ニーチェの言葉から』木原武一著、新潮選書)
 「自分の子どもや孫のために、どんな未来像を描くのか」(『エンデの遺言』講談社+α文庫)
 やはり哲学というものは必要だとつくづく感じました。そこで、今年は哲学する時間をたくさん持とうと思いました。
 哲学を教える前にまず自ら哲学すること。
 どのような1年になるでしょうか。
 さて、明日は職員会議、そして、明後日は3学期の始業式。
 ゆっくりと哲学している時間はなくなりますが、時間を確保して、考えるべきことを考え、開智未来の教育に還元していきたいと思っています。
18:24
2018/01/01

未来

| by 関根均
 今日から新たな年になりました。
 開智未来生の皆さん、終業式で話しましたが、1年の振り返りはできましたか。そして、新年の抱負を掲げましたか。
 私も年を振り返り、今年の抱負を「『最後の挑戦の5年』の初めの年にすること」としました。最後の挑戦を何にするかは実はまだはっきりと決まってはいないのですが、年齢から考えて、私の限界に挑戦できる最後のチャンスだと考えたからです。そして、それだけの挑戦をするには5年が必要だと考えたからです。気力と体力を出し尽くしたいと考えています。
 さて、今年のテーマを発表したいと思います。それは「未来」です。本来の開智未来、私たちが創ろうと考えた開智未来をあらためて意識してみんなでつくっていこう、という意味と、開智未来の「未来」を開始しようという意味を込めました。
 ですから、第8期生は「『未来』の第8期生」となります。きっと元旦から開智未来の入試へ向かって勉強している皆さん。頑張って「『未来』の第8期生」になってくださいね。
 未来は止まって待つものではなく、向かっていくもの、そして、創っていくものです。私も動き続けたいと思います。開智未来に関わる皆さんも動いていきましょう。それぞの動きが一つに結集して、新たな次元の開智未来が現れてくると私は考えています。その開智未来こそが開校前に私たちが夢見ていた開智未来に違いありません。
 遅れましたが、新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。そして、皆さんにとって素晴らしい年になりますように。
19:22
2017/12/27

振り返りの時間

| by 関根均
 本日で冬期講習が終了し、明日から年末・年始の休みに入ります。冬休みは21日から始まっていましたが、リアルな冬休みは明日からです。学校も明日から1月4日まで閉まりますので、ご了承ください。
 こうして5日後から平成30年となります。昭和から平成になったのは私が31歳の時、単身赴任で上越教育大学大学院で学び、修士論文を書いている時でした。あれから30年を迎えようとしているのですね。
 大学を卒業して埼玉県立高校の教員となり、7年目を終えたときに決意して、家族から離れて2年間の大学院研修を受けることにしました。その2年間は朝から晩まで勉強に専念して、私の人生の大きな転機となりました。
 動かなければ変わらない。
 その時に私が得た教訓です。
 ですから、平成の時代は、第二の自分として生きた時代でもあります。
 明日からは、学校を離れて過ごします。平成29年を振り返りながら、新たな年への準備をしたいと思っています。
 皆さんにとっても、よい「振り返り」の時間でありますように。
10:40
2017/12/25

平成30年のテーマ

| by 関根均
 最近ずっと考えていることがあります。それは来年度のテーマです。
 私は毎年、年賀状に本年のテーマを記しています。それは私自身のテーマであると同時に、未来の年度テーマとなります。そして、新入生のテーマになります。
 開校以来、「パワー」「奇跡」「飛躍」「躍動」「創造」「完成」「再生」と名付けてきました。そして、それぞれのテーマに似合った学年に成長してきました。
 校長として責任を感じ、考え込んでしまいます。
 新入生が入学する4月から次年度のテーマを考え始めます。開智未来の発達段階、生徒たちへの思い、私自身の決意。それらのことを考え続け、そのテーマに沿った教育計画も構想していきます。
 今年は年賀状を1月7日までに投函しないと、10円切ってを追加で貼らなくてはならないので、印刷も含めると本年中に決定しなければなりません。
 いくつかの候補は決まっていますが、これから1つに決心しなければなりません。
 さて、今年の高校3年生たちは、「奇跡」の中学入学第2期生と「躍動」の高校入学第5期生です。センター試験まであと3週間を切りました。どんな奇跡を起こしてくれるのでしょうか。大学受験に向かって躍動した姿を見せてくれるはずです。楽しみです。
 言葉はものごとを導く。
 私はそう信じています。
〈追伸〉
 元旦の「校長からのメッセージ」で平成30年のテーマをお知らせする予定です。
10:21
2017/12/23

受験への旅

| by 関根均
 今日は今年度最後の中学説明会と高校説明会がありました。4月に始まった平成30年度入学生に向けての説明会も今日で終了し、あとは入試となります。
 開校の前年から毎年感じることですが、長い旅をしてきたような気持ちです。
 いろいろな人に出会い、それぞれの思いや願いを知り、4月からは、ある人は開智未来生となり、ある人は別の学校で新たな一歩をスタートする。そして、再び、平成31年度に向けた旅が始まる。
 私のサプリは共に「アウトプット編」を行いました。アウトプット編では「入試で自分を最高に発揮するための10箇条」を受験生に示しました。その〈基本思想〉として次の2つを挙げています。
1 人間が完成したとき合格する。受験場で人間力が出るものである。心を整えよ。顔を整えよ。姿勢を整えよ。
2 勝負せよ。勝負して負けたから悔しいし、悔しいからこそ、そのあと頑張れる。
 受験とは、単なる勉強の勝負ではなく、人間としての勝負となります。そのことを伝えたくてサプリをしました。
 小学6年生には少し難しい内容かもしれませんが、うなずきながら真剣に聞いてきました。一生懸命に努力している人間には、年齢にかかわらず分かるものなのでしょう。
 中学入試開始まであと18日。試験会場で成長した姿を見ることを楽しみにしています。平成29年度の旅も、最終章を迎えようとしています。
12:52
2017/12/22

本をていねいに読む

| by 関根均
 今、『英語的発想』(澤登春仁著、講談社現代新書、1990年)を読んでいます。
 考えてみれば、四半世紀以上前に書かれた本なのですね。私は1990年代に書かれた本を読むことが多く、別に気にもとめていませんでしたが、若い人から見れば大昔に書かれた本ということなのでしょうね。
 昔のことを大して昔のことと思わなくなる。
 「歳を取る」とはこういうことなのでしょうか。
 さて、最近、英語関係の本を読むことが多くなっていますが、その際、出てくる英文は全部読み通し、必要だと思った英文は書き写すようにしています。そこまで読み尽くさないと、読んだ成果が得られないからです。考えてみれば、身体トレーニングの本を読んでも、それを実行しなければ意味がないのと同じです。
 この本の中で、当時のアメリカの親の3タイプが述べられていました。「キリスト教的な倫理観や考え方に基づいた人生哲学をもつ」タイプ、「状況倫理学や非キリスト教的ヒューマニズムに基づいて行動する」タイプ、そして、「物質主義的な」タイプです。3番目のタイプについて、次のように説明しています。
 「The materialistic group emphasizes getting ahead;the best school, the highest paying job, and the latest“upper class”trend.(物質的なグループで、学歴も最高のもの、もっとも収入の多い職業、最新の上流階級のライフ・スタイル等、とにかく人より抜きん出ることを強調するものたち)」
 今の日本にも言えるタイプのように思います。
 考えさせられる文章です。たしかに「getting ahead」という意識や「materialistic」(物質主義)な生き方は私たちの中にありますね。
 私が小学生の頃、「日本の文化が物質文化になりつつある」と言われていました。それから半世紀経った今では、「物質主義」という言葉も死語になるほど、私たちの生活や生き方に染みついているように思います。
 「getting ahead」や「materialistic」にならないように、本はていねいに読むべし。
 自分に言い聞かせることにしました。
17:07
2017/12/20

最後まで頑張り続ける人

| by 関根均
 本日は2学期の終業式でした。
 本校では開校以来、各学期の終業式で、その学期の学年の成績最優秀者(主席)を表彰し、彼らから勉強法についての発表をしてもらっています。今年は2つの学年で二人の同点最優秀者がいたため、11名の生徒が発表しました。中学1年生の生徒は、親に学んだことを教えたり、英語で会話をするようにしたり、と家族を巻き込んだ学習法を披露しました。ほほえましいですね。高校の生徒は、クラスでの学び合いについて話しました。その生徒のクラスはトップのT未来クラスではありません。学びの集団や学び合いの大切さが再認識されました。どの生徒の発表も、単に点数を上げる勉強法ではなく、生き方や学ぶ姿勢とつながっています。
 生徒から学ぶことは多いですね。
 私の式辞は簡単なものにしました。こんなことを話しました。
 「世の中には3種類の人間がいると私は思っています。行う前にあきらめて行動しない人、行っているうちにあきらめてしまう人、そして、あきらめずに最後まで頑張り続ける人、です。皆さんには、あきらめずに最後まで頑張り続ける人になってほしいと思います」
 あきらめずに続ければ必ず結果が出る。そして、人間が成長する。
 それ以外に成長する方法はないと言ってもいいでしょう。長い年月をかけて悟ったことです。当たり前のことですが、私にとっては大切な真理です。
 この学校を開校した時の気持ちを忘れていないだろうか。「日本一の学校」「学びと人間の学校」に向けて、校長の私は頑張り続けているだろうか。
 生徒たちの発表を思い出しながら、「頑張り続けなければいけない」と自分に言い聞かせています。
18:03
2017/12/19

撚り合わせた時間

| by 関根均
 明日は2学期の終業式です。4か月前の始業式が、はるか昔のことのようです。
 歳を取ると時間が経つのが早い。
 世間ではそう言われていますが、私の時間は決して速く過ぎません。いろいろなことがあって、いろいろなことをして、いろいろなことを考えて、この4か月を過ごしたように思います。
 未来祭の開会式でダンスを披露しました。ブリティシュヒルズで中学2年生たちともありました。カナダ探究フィールドワークでバディたちと触れ合いました。合唱祭に感動しました。県立大学合格講座に専心したときもありました。東大ゼミの先端コースでは「武士道」を読み進めました。
 単純な直線の時間ではなく、各学年の糸を生徒たちと一緒に撚り合わせた、彩りゆたかな開智未来の時間だから、ときには、時間の迷路に迷い込んでしまうから、ここでの時間が長く感じるのでしょう。
 一生懸命生きる人たちと、共に生きるから味わえるゆたかさ。
 平成29年もあと12日となりました。
16:59
2017/12/17

生きる姿勢

| by 関根均
 今日は休日で、いつものことながら、早朝から自室に閉じこもって仕事をしたり、本を読んだり、英語を勉強したり、思索したりして過ごしています。それが幸せなのかどうかは私自身にも分かりませんが、私の生きるスタイルとしてずっと続いています。
 外を眺めると、窓に面した葡萄棚は葉がすっかり落ち、その先に見える柿の木もアンズの木も枝ばかりとなって寒々しています。開智未来が開校してから7度目の冬ですね。
 最近になってやっと学ぶことの意味や面白さがわかってきたようで、特に、かつて苦手で好きでなかった英語などは、「これから使えるぞ」という段階になってきました。しかし、皮肉なものですね。使うには私の残り時間はそう長くはありません。やはり、勉強は若い内に身に付けるべきだなと後悔しています。しかし、その後悔にあらがい、どうにか答えを見いだせそうに思っている自分もいます。
 少年老いやすく学成り難し。
 そう謳った詩人は、きっと年をとってからも学び続けたに違いありません。そして、ただ無常観に浸ったのではなく、老いてもなお学ぶ意味を見つけていたに違いありません。だからこそ、この詩が単なる「教え」にとどまらず、文学(詩)になり得たのでしょう。
 さて、理屈っぽくなってしまいました。
 言葉は、それを発する者の姿勢と相まって伝わる。
 8度目の春、第8期生を迎える春、変わらぬ姿勢でありたいと思っています。
13:14
2017/12/15

英文の感動

| by 関根均
 最近はめっきりとこのメッセージを執筆する日が減って、開校5年間ほどは毎日休まずに書いていたことが嘘のようです。すみません。
 いつも同じような話だなと思うと、新しい話がなかなか浮かばす、書けなくなったこと。深い内容のことを書こうと思ったこと。これらが毎日書けなくなった原因です。
 しかし、考えてみたら、学校での生活はほぼ毎日同じで、いつも開智未来のことしか考えていないので、やはり考えていることは毎日同じです。ですから、毎日同じような話になってしまうのは当然と言えば当然なことではあります。
 でも、多くの方から「読んでいますよ」と言ってもらうので、頑張って書かなければと、いつも心の中に引っかかっています。
 さて、期末考査も終わり、中学1年生たちは来年の未来祭の『星の王子さま』の音読に向けて、「星の王子さまプログラム2018」を開始しました。今回の取組はさらに進化して、『星の王子さま』の全文書き取りをすることにしました。この全文書き取りは今年の夏休みに私自身も行いましたが、英語を身体化するのにとても効果的な方法です。音読だけでは分からない、英文の息づかいを肌で感じることができます。そして、英語を速く書くことができるようになり、英語力も飛躍的にアップします。私は『星の王子さま』の後、3冊の英語の本を書き写しました。時間さえあれば、わずかな時間でも英語を音読しながら書き写しています。
 私も生徒たちと一緒に「星の王子さまプログラム2018」を実行しようと、前回のメッセージでも書きましたが、再度『星の王子さま』の書き写しを始めました(いつも同じ話ですみません)。今、第7章です。
 読めば読むほど、本当にいい物語ですね。
 私が感動した部分をお裾分けします。
 「For millions of years, flowers have grown thorns. And yet, for millions of years, sheep have eaten flowers. How can you say that it isn't important to try to understand why flowers keep growing thorns that don't ever protect them? (何百万年もの間、花はトゲを生やしてきた。なのに、何百年もの間、ヒツジは花を食べてきた。花がどうして、守ってもくれないトゲを生やし続けているのか、わかろうとすることがだいじじゃないなんて、どうして言えるの?)」
 「トゲなんて役に立たない。意地悪だからトゲをつけているんだ」と言った私に対して、王子さまが怒って言っているセリフです。この部分だけではわかりづらいですが、なぜかこの英文を書いていると感動してくるのです。英語の方が感動するのです。どうしてなのでしょう。
 生徒たちにもこの感動を伝えていきたいと思います。
16:52
2017/12/11

ワクワクする身体

| by 関根均
 身体が痛くて動けないのは面白くないものです。ワクワクするようなことがあっても身体が動かないので、今ひとつワクワク感が湧いてきません。
 テレビでスポーツ番組を見たり、映画でダンスシーンを見ていると羨ましくなります。やはり身体というものは大切ですね。本日はさすがに医者に行きました。しばらくすれば炎症がおさまって痛みが消えるだろうとのことです。
 腰痛の話ばかりですみません。
 さて、中学1年生の「星の王子さまプログラム」が始まります。本日は1学年の先生方と打ち合わせをしました。『星の王子さま』の音読は、この1年生で4回目となります。私もその度にこの本を英文で読んでいます。今年の夏休みには、全英文を写しました。とてもいい勉強になりました。
 新たな生徒たちと新たな気持ちで、再び『星の王子さま』を一緒に読み始める。
 教員でなければ、開智未来の校長でなければ味わえないことです。この本は何度読んでも、いいえ、何度も読むほどに素敵になってきます。ありがたいことです。
 腰に痛みを感じながら、二度目の全英文書き写しを開始しました。頭の中に little prince の姿が浮かんでくるようになりました。もしよろしければ、書き写しながら読んでみてください。本当に素敵な話です。
 大人(grown-ups)は、子どもの頃の昔に読んだ記憶だけで読んだ気になっています。ワクワク感は身体で感じるもの。あの頃の小さな身体で感じながら読んでいたに違いありません。
 大人としての今現在の身体で感じ取ってみてはいかがでしょうか。
15:48
2017/12/08

自分であること

| by 関根均
 こいのぼりマラソンを走れなかったので、今度は12月13日(水)の身体表現発表会で校長自身もダンスの発表をしようと練習に力を入れ始めたところ、今朝、また腰を痛めてしまいました。
 年甲斐もなく踊り続けて、少々身体への負荷が強すぎたのかもしれません。
 加減のできない性格ですし、いつまでも若い時の身体感覚でいてはいけないのかもしれません。
 自分を受け入れること。一方で、自分に満足しないこと。この2つの間でうごめいています。
 このことは生徒たちも同じでしょう。
 ありのままの自分でいなさい。それでは今の自分のままです。だから、今の自分を超えようと、自分を変えていくのです。もちろん、ありのままの自分も好きなのですが。
 なかなか自分というものは面白いものですね。
 腰が痛くて、長い時間コンピュータの前に座っていられないので、短いメッセージですみません。
14:12
2017/12/04

開智未来の走り

| by 関根均
 昨日は、高校1・2年生と中学3年生の「こいのぼりマラソン」がありました。
 これは本校の体育行事の一つで、加須市主催の「こいのぼりマラソン」に参加して、高校男子は10㎞、高校女子と中学男子は5㎞、中学女子は3㎞を走ります。
 高校男子の部では、開智未来生が1位、3位、6位で入賞、5km高校女子の部でも6位、10位で入賞とするなど、生徒たちは誰一人手を抜くことなく、真剣に走りきりました。開智未来生の走る姿勢は、参加した他の高校や中学校の生徒たちと比べて、圧倒的に素晴らしかったものでした。以前にも書いたことがありますが、他の学校の生徒たちの中には、仲間同士で話をしながら走ったり、給水地点でふざけ合ったりしている者もいます。
 開智未来の走りをしよう。
 この一言で本校の生徒たちはその意味するところを理解します。彼らのその姿を見ながら本当に嬉しく思いました。
 私のことですが、練習中に腰と膝を痛めて走ることを断念しました。
 膝は今年の1月から柔軟な身体をつくろうとストレッチ等をし過ぎて5月に痛め、腰は5月からダンスに夢中になり8月にぎっくり腰になりました。その後もなかなか治らず、こいのぼりマラソンに向けてロードで練習を開始したところ、再び痛めてしまいました。
 生徒たちの走りは、普段の授業でしっかりと走り込んでの成果です。今回、彼らの真剣な立派な走りを見て、私のように大した練習もせず、やっとのことで走っていては、彼らに申し訳ないと思いました。
 走りきればよいという還暦走ではなく、開智未来の走りをする。
 来年はしっかりと腰と膝を治して、食事や生活から見直して身体をつくって、コツコツと走り込んで、開智未来生たちと一緒に開智未来の走りをしたいと思います。見ていてくださいね。
 さて、こいのぼりマラソンは走れませんでしたが、センター試験初日の合格祈願走は高校3年生たちがそれぞれ自分の目指す大学に合格できるよう、、歩いてしまうことになっても必ず走ります。膝や腰が痛くても、です。高校3年生の皆さん、ご心配なく。
 こいのぼりマラソンではレースに参加する多くの保護者の方とお会いしました。中には、卒業生の保護者の方もいました。開智未来らお子様が入学して、体育発表祭でスーパーエイジング走を体験して、走るようになった方もいらっしゃいます。来年は、保護者の方の参加も募って、一緒に「開智未来の走り」をするという企画もできればと思っています。
 そのためにも、来年は必ず走れるようにします。
 前にこのメッセージで書いた「私のポリシー」は掲げ続けたいと思います。
19:21
2017/12/02

師走

| by 関根均
 4日ほどメッセージを書かないでいるうちに、平成29年も最後の月になりました。
 それなりの意味ある文章を書こうとすると、知識や経験を得ること、思考すること、文章を考えること、つまり、インプット・スループット・アウトプットのための時間が必要になります。日頃はのんびりしている師さえも走り回るほど忙しい師走、ということでお許しください。
 最近つくづく思うのですが、今は、私が生きてきた中で最も急激に社会が変わりつつある時代であると感じています。ICTやAI、グローバル化、民主主義の変質、言葉の軽量化・コミュニケーションの変質。どうにか受け入れることはできても私には消化できないほどの変化です。
 教育もそのうちにこの波に飲み込まれていくのでは?そんな気配も感じています。そのために開智未来の校長としてやるべきことは何か?そんなことを考え続けています。
 私が中学生の頃、音楽のロックが海外から渡ってきました。当時の大人たちはその音楽を受け入れようとしませんでした。生徒たちを見ていると、今の状況を不思議がることなく受け入れ消化しているように思います。大きな変化と騒ぐのは年寄りだけなのかもしれませんね。
 それでもやはり、今の変化は激しいと思います。呆けることなくこの変化を見つめ、教育の未来について考えたいと思います。そして、生徒たちにはこの現実を見つめる目と考える力を養いたいと思います。
 荒っぽい文章ですみません。後日、じっくりとインプット・スループット・アウトプットしたいと思います。
 さて、これから岩槻校へ行って、開智未来の話をしてきます。
14:19
2017/11/27

未来へ

| by 関根均
 11月23日に引き続き、25日の土曜日も高校説明会があり、その後、個別相談がありました。私も何人かの中学生と話をしました。
 どの生徒たちも、私のサプリを聞いたり、体験授業を受けたりして、開智未来の教育のよさを知り、この学校を選んでくれた中学生たちです。様々な思いで開智未来を選んでくれたのでしょう。ありがたいことです。
 だからこそ、私たち開智未来の教員はこの学校を選んでくれた生徒たちを大切にしなければなりません。その思いを新たにしました。
 人を大切にする。
 当然のことなのですが、私たちはしばしばこの大切なことを忘れてしまいます。これから職員会議がありますが、そのことを先生方に再度伝えようと思います。
 今年は、高校説明会や個別相談の参加者が増えています。開校年度以来の賑わいです。コツコツと積み上げてきた開智未来の取組が理解されてきたのかなと嬉しく思っています。
 開校の時に、「伝統型知性」「未来型知性」「コミュニケーション型知性」「身体型知性」の4つの知性を伸ばすことを掲げました。当時はなかなか理解していただけませんでした。さらに一昨年から「3つのI(Internationalization, Inquiry, ICT)」を掲げ、タブレットの年次進行での導入、未来TEDの実施等を進めてきました。これらは、今検討されている大学入試改革の方向性と同じ方向です。
 「やっと時代が開智未来の教育に追いついてきた」
 不遜にもそんな感慨に浸っています。
 この開智未来を選んでくれた生徒たちを大切にして、さらなる未来に向かっていかなければと思っています。
15:54
2017/11/22

ポリシー

| by 関根均
 昨日の夕方、こいのぼりマラソンのためのとしてトレーニング久しぶりにジョギングをしました。全く走る身体となっていないことが分かりました。
 県立高校時代に、私が管理職目指したとき、ジョギング仲間の同僚と「教頭や校長になってからも生徒と一緒に走り続ける」と約束しました。その後、県立高校の教頭、校長になってからも、開智未来を創ってからも、生徒と一緒に走ってきました。
 「生徒と一緒に走れなくなったら校長を辞める」
 こんな宣言もしてきました。しかし、実際に還暦となり、走ることがきつくなってくると、何と勇ましい宣言をしてしまったのだろうと思っています。
 1月になると、センター試験の初日に、恒例の「合格祈願走」を行います。湯島天神から草加駅までの14㎞。ゆっくり走るとはいえ、こちらもきつそうです。
 しかし、「生徒と一緒に走れなくなったら校長を辞める」という宣言は、私にとっては一つの真理です。これは私の生き方であり、教育者としてのあり方です。他の人に当てはまるものではありませんが、私には当てはまるルールでありポリシーなのです。
 まだ、間に合います。しっかりと準備をして、男子生徒たちとスタートラインに立ちたいと思います。
13:33
2017/11/21

英語を学ぶ意味

| by 関根均
 先週の木曜日にカナダから日本に帰って、まだ、頭の中に英語が残っている状態です。うまく保存しないと今週中に元に戻ってしまうので、起きている時も夢の中でも、できるだけ英語で考えるようにしています。
 しかし、学校での日々の生活は、もちろん日本語で、慌ただしくすぎる中で、確実に日本語の脳になってしまいます。さらに困ったことに、『月刊高校教育』の連載原稿の締め切りが迫っていて、ウンウンとうなりながら、日本語の文章をしたためています。
 英語脳危うし!です。
 昨日のメッセージで下手な英語の詩を披露しましたが、日本語で考えていると、あまりにも当然の日本語なのでその意味を深く、正確に意識することはありません。
 「この子は素直でいい子だね」と言えば、「この子は素直なのだから、とてもいい子なんだな」と私たちは受け取ります。しかし、素直とはどのようなことなのでしょう。無条件に「よい」ものなのでしょうか。英語の辞書を引くと、「obedient」と出てきます。しかし、これは語源から考えると、「従順な」という意味です。私たち大人が素直な子どもをよいとするのは、その子どもが従順で言うことを聞くからです。言うことを聞かない子どもは「強情」「ひねくれ」と悪く捉えます。従順で言うことを聞く子どもの方が大人にとって望ましいからです。
 もちろん、「素直」という言葉には「相手を信じる」「我を通さない」「純粋」「天真爛漫」という、従順とは異なるイメージもあります。英語では「pure」や「innocent」と表現します。
 私が考える「素直さ」とは、生徒に求める「素直さ」とは何だろう。「obedient」なのだろうか。「pure」なのだろうか。「innocent」なのだろうか。
 英語で考えることの意味は、このように日本語で当然と思って考えないことを、しっかりと考えていくことにある、と私は今回のカナダFWで発見しました。私の場合はいい歳ですし、また、今後英語を話す機会はあまりありませんが、実際に自由に話せるようにはならなくても、英語を学ぶ意義はあると考えられるようになりました。
 リスニング力の進歩は微々たるものですが、少しずつ英語力は付いてきたのかもしれません。英語脳が消えないように、英語の勉強を続けたいと思っています。
11:54
2017/11/20

感慨

| by 関根均
 ながらくメッセージを休止していてすみませんでした。
 11月9日(木)~16日のカナダ探究フィールドワーク、帰国後もあれこれと慌ただしく、18日(土)には中学部の合唱祭が開催され、ようやくコンピュータの前に座り、このメッセージを書いています。
 まずは、11月2日(木)~9日(木)に実施された2S学年のワシントン探究FWは、直前のテロ事件で心配しましたが、生徒たちは無事元気に帰国しました。
 一緒に行ったカナダ探究FWも、生徒たちの英語の発音が飛躍的に上達し、満足いく8日間となりました。
 さらに、18日(土)の合唱祭も、一人一人が歌を表現しようとする意欲的な姿勢が見られて、涙が出るほど感激しました。
 確実に、開智未来の教育がステップアップしていることを実感する日々でした。
 まだまだ課題はたくさんあると思っていますが、開校前から目指していた開智未来の教育の姿が、しっかりとしたかたちになってきていることを嬉しく思っています。これも、この6年7か月の先生方の地道な取組、そして、生徒たちの意志や意欲によるものです。
 合唱祭で、英語の詩を披露しました。その一部を紹介します。

Six years ago,
There were only two grades in this school,
A high school grade and a junior high school grade that were the first generation.
There was nothing in front of them.
So they started to make up everything one by one;
Step by step on their feet,
Handling by handling by their hands,
Smile by smile with their mouths,
And dream by dream in their little minds.

Generation by generation have been moving on forward for their future.
And now, this moment,
We are about to take the next step to the unknown future into the new direction,
from our starting point with deep emotion.

 少々感慨に耽っているところです。
12:19
2017/11/08

5回目のカナダFW

| by 関根均
 3時間目の学年集会が終わり、2Hのカナダ探究フィールドワークも明日から始まります。
 海外FWを引率する場合、私も出来る限りの準備をしてきましたが、今年は例年よりも準備が進まず、バタバタしています。英語の勉強も10月に入ってからおろそかになっています。カナダについては今回で5回目なのですが、少々不安です。
 今年は「日本」を考え、発信することをこのFWの目標に置くことにしました。
 かつて教員になった頃、日本文化について興味を持ち、勉強した時期がありました。『ユダヤ人と日本人』(イザヤ・ベンダソン著)や『不思議な国ニッポン』(ポール・ボネ著)などが流行った時期です。それ以前には『「甘え」の構造』(土居 健郎著)や『タテ社会の人間に関係』(中根千枝著)等が話題になりました。
 還暦を迎えて、再び「日本人とは何か」を考えてみたくなりました。歳を取ったのでしょうか。
 今朝から『日本人のこころ』(山久瀬洋二著、IBCパブリッシング)を読み始めました。英語と日本語の対訳です。行きの飛行機の中でも読み続け、カナダで日本人や日本文化について話をしようと思っています。でも、カナダの人は日本人や日本文化に興味があるでしょうか。
 今は昔ですが、世界から日本が興味をもたれた時期がありました。経済発展、学力の高さ、勤勉さ、和の心。
 うまく言えませんが、もう一度、日本人が日本人であることを意識し、誇りを持てる日が来ることを私は願っています。
 卑屈にならず、さりとて尊大にならず、世界の中の日本人になる。
 開智未来生たちに臨んでいることです。
 では、明日から来週の木曜日までカナダへ行ってきます。その間、このメッセージはお休みになると思いますがご了承願います。
13:54
2017/11/06

百花繚乱

| by 関根均
 今度はテキサス州で銃乱射事件がありました。
 今回のワシントン探究フィールドワーク期間は、アメリカでいろいろなことがあり、待つ身とすれば心配が続きます。教頭先生からは毎日朝(現地では夜)に電話連絡があります。生徒たちはしっかりと行動し、積極的に学んでいる様子です。保護者の皆様、ご安心ください。
 生徒たちは今、世界の状況というものを肌で感じ、多くを学んでいるはずです。
 引き続き、3日後には高校入学の高校2年生の「カナダ探究フィールドワーク」が始まります。こちらの主たるねらいは英語を使うことです。キャンプで4名に一人の現地バディが付き、オールイングリッシュの日々が続きます。
 私も昨日から本格的な準備を始めました。どのような英語を使おうか。どのようなことを考察しようか。ノートも新たに一冊つくりました。
 さて、中学生たちは今日から放課後に合唱祭の練習が始まります。カナダから帰って2日後、合唱祭があります。こちらもあと12日となりました。
 高校3年生は、今日と明日が全国模試です。皆、大学受験に向けて頑張っています。
 それぞれがそれぞれのことに一生懸命取り組んでいます。
 百花繚乱の開智未来です。
14:36
2017/11/04

〈現実〉

| by 関根均
 1週間ぶりのメッセージですみません。
 出発の前日にニューヨークのマンハッタンでテロ事件があり、2S学年の「ワシントン探究フィールドワーク」の実施が危ぶまれましたが、現地の状況について詳細を把握し、予定通りに実施することにしました。引率している加藤教頭先生から、今朝、ニューヨークの活動が無事終了したとの連絡を受け、一安心しているところです。
 テレビのニュースが自分に関係する〈現実〉になっている、ことを考えさせられた数日間でした。
 現実であっても自分と関わらなければ〈現実〉ではない。人事です。〈現実〉とは自分が関わり、自分にとっての意味が発生する「現実」です。
 教育も同じですね。一人一人の生徒にとっての〈教育〉と一般論としての教育は異なるものです。哲学の授業も、集合としての生徒に語るのではなく、一人一人に語りかけるものでなければなりませんね。
 さて、来週の木曜日に、今度は2Hの生徒たちがカナダに向けて出発します。私も一緒に行くことになります。ここ数日アメリカのことばかり考えていたので、そろそろ頭をカナダにしなくてはなりません。
 生徒たちにとっては初めてのカナダでしょう。きっとワクワクしているに違いありません。私にとっては5回目のカナダですが、しっかりと準備してワクワクして出発したいと思っています。
11:25
2017/10/28

ペア駅伝

| by 関根均
 雨が心配されましたが、中学1、2年の無事ペア駅伝大会を行うことができました。
 ペア駅伝とは2~4名の生徒がペアになって、クラス対抗の駅伝をするというものです。通常は2名のペアが基本なのですが、本校の場合は、クラスごとに男女の人数がまちまちなので、2~4名という数になってしまいます。
 このねらいは、長距離走に加えて、ペアとなる相手を思いやり、協力する姿勢や力を育てようというものです。
 開校以来、中学課程で実施している学校行事ですが、今年も元気いっぱい生徒たちは頑張りました。嬉しかったのは、互いに声を掛けながら頑張っていたことです。
 「大丈夫か」「うん」
 「スピードを速めようか」「そうしよう」
 そんな会話を聞くことができました。
 開智未来では体育行事もただの身体の向上だけでなく、心や脳の発達やソーシャルスキルの育成を目指したものになっています。「思考する体育」を掲げているゆえんです。
 この体育行事を受けて、3週間後の11月18日(土)に合唱祭があります。相手を思いやる。友だちと力を合わせて一つの曲をつくる。そして、クラスという集団を高めていく。ペア駅伝から合唱祭へ。ここに、様々な教育活動を総合化・構造化するという、開智未来の教育の特色があります。
 合唱祭が楽しみです。
13:31
2017/10/23

光差す……

| by 関根均
 超大型の台風だったので、大きな被害がなければと思いながら学校に来ましたが、特に校舎内に問題はなさそうです。すでに数名の先生方が学校に来ていて、校内を巡視して「異常なし」と報告してくれました。
 開智未来生たちの住む地域はいかがでしょうか。本校は、埼玉県のみならず、茨城県・栃木県・群馬県・千葉県・東京都と広い範囲から生徒たちが通学してくるので、浸水したり冠水したりと大変な地域やご家庭もあるのではないでしょうか。
 今、太陽の光が差してきて、湖のようだった校庭も、一気に水が引きました。これなら、明日の体育や部活動もきっと大丈夫でしょう。
 さて、昨日は衆議院議員選挙でした。選挙権を得て初めて投票した高校3年生の皆さん。いかがでしたか。昨日は模擬試験があり、事前に投票した人もいたでしょう。自分の意思決定と日本の動向を比べて、どのような感想を持ちましたか。日本社会に関わっているという実感を得ましたか。
 私も夕方、雨の中を投票所に行きました。台風情報とともに選挙速報を聞きながら、「ビミョー」な心持ちになっています。
 「次世代に託す」とは、何もできなかった前の世代の常套句のようですが、やはり、開智未来生たちに託したいと思いました。台風一過の後に差し込む光を喜ぶように、次世代の光を求めるのは、自然の情というものでしょう。
 まだ風は強いものの、青空も一部見える中、埼玉大橋を校長室から眺めています。
 開智未来生の皆さん、また明日、この橋を渡って、元気に登校してくださいね。
10:41
2017/10/22

生身の台風

| by 関根均
 昨日は中学の探究型入試説明会、今日は高校の体験授業でした。2日間、雨にもかかわらず多くの方に来ていただきました。ありがとうございます。
 特に、今日は台風が近づく中、アカデメイアに満員の中学3年生とその保護者の方が集まり、私も30分という短い時間でしたが、思わず力のこもったサプリをすることができました。
 子どもたちの伸びようとする姿勢はいいですね。
 教員になってよかったと実感する瞬間です。
 さて、明日は超大型の台風21号が関東地方を通過するようです。本校は当日の朝5時に休校かどうかを判断し、保護者及び生徒にメールのメッセージで連絡するのですが、今回はかなり大型で暴風雨圏が広いことから、本日午後2時に休校の決定を発表しました。
 でも不思議ですね。今このメッセージを校長室で書いていますが、雨は降っているものの風は吹いていません。しかし、科学の発達でかなり正確に進路が分かります。科学によって未来が現実の中に入り込んでいるようです。
 中学生たちの熱心な生身の姿を思い出し、これが現実だよな、とつぶやいています。
 数時間後、風雨が強まり、生身の台風を実感することになるのでしょうね。
 皆さん、お気を付けてお過ごしください。
14:34
2017/10/18

靴の音

| by 関根均
 暑い日から一気に寒くなったため風邪を引いてしまいました。もちろん、学校を休むほどではなく、普通に仕事をしているのですが。
 メッセージを5日ほど書かなかったことの言い訳です。
 さて、本日で高校の中間考査が終わり、晴れ間も出たこともあって、グランドでは生徒たちが部活動を楽しんでいます。
 かけ声やボールを蹴る音も校庭らしくて素敵なのですが、生徒たちの運動シューズで土を蹴る音というものは格別ですね。「シュッ、シュッ」と表現したらよいのでしょうか、それとも「シャッ、シャッ」と表現したららよいのでしょうか。しかも数多くの靴の音です。
 この音を聞けるのは、校庭に面したB棟の、しかも、2階に部屋のある私だけではないかと思います。
 さても、中学生たちよ、高校生たちよ。
  「シャッ、シャッ」と音を立てられる時期は君たちの時期しかないのですよ。思う存分、「シャッ、シャッ」と走り回ってくださいね。そして、その音を楽しんでくださいね。
 教育というものの奥深さとゆたかさを、秋の季節とともに味わっています。
15:58
2017/10/13

金曜日

| by 関根均
 金曜日は校長の私にとっては授業の日です。始業前の「東大ゼミ・先端コース」に始まり、4時間目の中学2年「哲学」、5時間目の中学1年「哲学」、そして、今日は6時間目に高校3年の哲学もありました。
 今日の中学1年「哲学」のテーマは「私(自分)」でした。1期生の時から行っているテーマで、高校入学生も1年次に行っているので、これまで10回以上扱っている「定番」なのですが、深めれば深めるほどその難しさが分かってきます。
 今回は、先週に扱った『何のために「学ぶ」のか』の第2章「独学する心」(前田英樹)を導入に使いました。
「独学することは、(この限界のうちに)しっかりと自分を据えて生きる覚悟をするというこ  とである」(p.48)、「身ひとつの農民として読んだ。その読み方はほんとうに深い。専門の学者を寄せ付けないところがある」(p.49)、「我が身を離れた空想はいくらでもできる。が、それは空想でしかない。学問はしっかりとした対象を持たなければならない。その対象の性質にうまく、深く入り込まなければならない。身ひとつ、心ひとつで入り込む。その中でできることがどんなにわずかなことか、ほんとうの学問で苦労した人は、皆知っている」(p.57)
 中学1年生には難解でしょう。それでも、背伸びをして「自分」について考えていきます。
 人間は背伸びをするから成長できる。
 必死に背伸びをする生徒たちの表情が大好きです。だから、金曜日は私の好きな曜日になっています。
16:00
2017/10/12

英語を学ぶ意味

| by 関根均
 ここ3日間ほど「議論」の技法の研究に熱中しています。
 ことの発端は、先日このメッセージで紹介した、「大人にとっての外国語学習がつらいのは、立派な社会人であり深く物事を考えている自分が、外国語ではまるで子供のような拙い主張しかできないことに自尊心が傷つくからです」(鳥飼玖美子著『話すための英語力』講談社現代新書)です。
 当然のことなのですが、私にとっては朗報で、英語の勉強の方向性が見えました。
 そこで日本語ではあまり発達していない「議論の方法」について、英語の議論法から学び、さらに哲学とつなげて整理しようと思い立ちました。これなら英語を勉強する意味を感じることができますし、外国の方とじっくりと話をしてみたいという気持ちになりました。
 まず、5つの領域に分けます。
  「Ⅰ 主張する・意見を言う」「Ⅱ 主張の方法:レトリック」「Ⅲ 議論のカテゴリー」「Ⅳ 議論の方法:弁論術」「Ⅴ 理解・統合の方法:弁証法」です。
 そして、その領域ごとにさらに要素を整理します。
 例えば、「Ⅰ 主張する・意見を言う」は「意見を述べる」「素直に、素朴に自分の考えを表明する」「感想レベル、感性レベルの考えを記す」「価値を含めて主張する」の4つに分けて、さらに、「価値を含めて主張する」については「(1)正しい・正しくない」「(2)好き・嫌い」「(3)重要である」「(4)必要がある」「(5)~すべきである」「(6)~しなければならない」「(7)問題視する」に細分化します。
 そして、細分化されたそれぞれについて主な英語表現を列挙します。例えば、「素直に、素朴に自分の考えを表明する」では「actually, Frankly speaking, My honest opinion is
 that ……」のような具合です。
 意見を言うとはどういことか。議論の目的は?
 最終的には理解と内省と統合の方法へ向かうことを目標とします。弁証法、相互作用論などを援用しながら、「対話の技法」を英語という言語の“よさ”を活用してまとめたいと思っています。ちょっとワクワクして、時間の経つのも忘れて勉強しています。
 気が付くと、英語というものが少々身近に感じてきました。英語を身に付けたいという気持ちも高まってきました。
 まとまったらテキストにまとめ、『哲学』の授業で活用したいと思います。
14:27
2017/10/08

学びのパワー

| by 関根均
 今日は本年度3回目の「勉強マラソン」です。2学期になったので、来年高校課程に進級する中学3年生も参加しています。
 私も朝から一緒に勉強していますが、前から生徒たちの姿を見ていると、中学3年生たちが高校生のような顔をして頑張って勉強しています。
 とても頼もしく感じます。
 つい先日入学したばかりと思っていたのに、確実に成長しているのですね。
 私はこの勉強マラソンという学校行事が大好きです。ですから、家庭の用事がない限り、生徒たちと一緒に勉強しています。彼らの学びの振動が伝わってくるからです。アカデメイアには「共振」という言葉が掲げられていますが、まさに共振です。
 本日は家庭の用事があるので、午後の部の開始までしかつきあえませんが、彼らから得た学びのパワーを大切にしたいと思っています。
〈追伸〉
 保護者の皆さんへ。参加している生徒たちは真剣に、しかも、集中して、たぶんご家庭では見せない表情で頑張っています。
13:09
2017/10/07

挑戦

| by 関根均
 カナダ探究フィールドワークまであと33日。そろそろ英語の勉強を本格化しないと、大した成果もなく私の5回目のカナダが終わりそうなので、英語の勉強に力を入れ始めました。 
 ということで『英語の品格』(ロッシェル・カップ、大野和基著、インターナショナル新書)と『話すための英語力』(鳥飼玖美子著、講談社現代新書)を読みました。英語を勉強するためにこのような本を読むなんて、正直のところ非効率なのですが、このような本を読まないと勉強した気にならない性分で、我ながら困っています。
 「覚悟すべきは、『考えを述べる』というのは高度な知的能力を必要とするので、ある程度の基礎ができていないと自分の考えを十分に説明することができない」(『話すための英語力』より)。
 英語とは関係ないのですが、こんなところをもぎ取って、ウンウンとうなずいています。
 同書ではこんなことも言っています。
 「大人にとっての外国語学習がつらいのは、立派な社会人であり深く物事を考えている自分が、外国語ではまるで子供のような拙い主張しかできないことに自尊心が傷つくからです」
 そのとおり、と強く頷きました。私が常々思ってきたことでした。カナダでストレスが溜まるのは慣れない英語を使うからではなく、日本語ではいろいろと考えているのに、「それはいいね」とか「美味しいね」とか、そんなレベルのことを必死に下手な英語で話しているからです。
 今年は一生懸命勉強して、キャンプの若者たちとも深い話をしたいと思っています。「アメリカのトランプ政権のこと」「日本のこれからのこと」「日本のよさ」「資本主義の行く末」「還暦後の生き方のこと」「ダンスのこと」等々、私の英語は下手でしょうが、内容面で相手が私の話についてこられるか心配です。
 「開智未来の校長はいろいろと考えている」と思ってもらいたいと思います。なんでもにっこり笑って「YES」ではないのです。だから、開智未来の教育は深いのです。
 悔しいですね。英語が拙いばかりに、考えの幼い人間だと思われていたことでしょう。
 私はリスニング力がないので、場合によっては「筆談」も用いながら格闘したいと思っています。でも、付き合ってくれるカナダ人はいるのでしょうか。
14:39
2017/10/06

自己紹介プログラム

| by 関根均
 文体を変えると気分が変わり、メッセージも書きやすくなるので、今日は常体で書いてみたいと思います。常体で書くと、文学者気分になるのは不思議ですね。
 ☆   ☆   ☆
 自己紹介は意義深いにもかかわらず、重視されずになされている活動である。
 思い起こせば、小学校・中学校・高校と新年度になってクラスが変わると、最初のホームルームで必ずと言っていいほど自己紹介をさせられたものである。年中行事のようなもので、名前とニックネーム、趣味あたりを言って終了。そんな具合だった。
 大人になってからも意外と自己紹介の機会は多い。
 開智未来の校長になってからは、生徒募集に関する集まりなどで「開智未来の校長の関根です」と自己紹介を行う。大人になると名刺というものがあるので、それを渡して自己紹介ということになる。
 考えてみれば、味気ない。
 本当の自分というものを分かってもらおうとしてないなのだから、それでいいのかもしれない。
 しかし、それにしても味気ない。
 なぜ私たちは自己紹介に力を入れないのだろうか。
 自分が分かっていないからである。だから、自分のどのようなことを相手に伝えればいいのか。伝えたいのか、が分からない。
 さて、中学2年の「哲学」で「Self-introduction to myself」という取組を行っている。自分について見つめ直し、本当の自分を自己紹介で表現する。だから「自分への自己紹介」と名付けた。今日の授業では、3名以上の友だちにその自己紹介を行い、コメントをもらうこととした。
 「自分を理解してもらうためには、恥ずかしがらずに自分をオープンにすることも大切です。自分をオープンにせず、『自分は人に理解されない』と嘆いたって、それは無理ですよね。」
 哲学のテキストに書いた言葉である。
 やはり自己紹介とは深い営みである。
 生徒たちには自己紹介できる人間になってほしいと思う。
12:17
2017/10/05

マクロ-ミドル-ミクロ

| by 関根均
 今日は敬体でメッセージを書きたいと思います。
 開校して7年目、私自身を考えると何かが行き詰まっている、次の段階へと成長しなければという思いで、少々もやもやした気分で過ごしています。この思いは、2年ほど前から感じていることです。
 先日、塩野七生氏の『日本人へ 危機からの脱出篇』(文春新書)を読みながら、歴史的・人類的なものの見方をしなければいけないと感じました。自分の進歩が止まっていた、よい学校を創ろう、生徒を伸ばそうという思いのあまり、日常に埋没して、勉強が不足していたと反省しました。
 今、『閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済』(水野和夫著、集英社新書)と『「文学部廃止」の衝撃』(吉見俊哉著、集英社新書)を同時並行で読んでいます。
 前者は、資本主義の今後を、国民国家や民主主義と関連づけながら、歴史的・世界的な規模でマクロに論じています。後者は、大学教育とは何か、また、これからどのように展開すべきかを、文部科学省の政策を分析する中で論じています。日本という規模での考察で、ミドルの考察と言えましょう。
 そして、これらの知見を開智未来の教育とつなげて実践にするのが私の仕事です。教育は日常の、また、一人一人の生徒、保護者、教員と関わる営みですから、極めてミクロな考察をすることになります。
 このようにして、マクロ-ミドル-ミクロをつなげることが私のこれからの仕事ではないかと思っています。そして、そのように理論と実践をつなげる方法こそが「哲学」ではないかと考えています。さらに、この考察を「哲学」の授業へとつなげていければと目論んでいます。
 ルネサンスの7年目。私自身もルネサンスしなければ。新たな自分を開始したいと決意したところです。
09:28
2017/10/04

「敬体」と「常体」

| by 関根均
 日本語の文末表現には「敬体」と「常体」があります。敬体とは、いわゆる「です。ます。」で表現するもので、常体は「である」で表現することになります。
 敬体は話言葉に近いので、書き手の直の言葉のようになります。対して、常体は書き手からやや離れて、その内容に重心が移ります。
 この「校長からのメッセージ」は、校長の思いを伝えるので敬体で書いています。「今日はこんなことがありました」「私はこのように考えています」というメッセージにはこの敬体が向いています。
 しかし、一方で、私との結びつきを少々離したいと言う場合は、この敬体は相応しくありません。また、敬体でずって書いていると、どうしても同じようなことの繰り返しとなります。
 今日は、初めての試みとして、常体で書いてみたいと思っています。常体で書くとこんな風になります。ご賞味ください。
 ☆   ☆   ☆
 先日、家族団らんで食事をとっていると、電話がなった。
 こんな時間に間が悪い電話だなと思いながら取ると、「無作為で抽出された結果、今回の選挙についての調査をお願いします」と、機械の音声が聞こえてくる。
 選挙の調査である。
 機械的に私が選ばれたのは分かる。しかし、機械的に、時間も考慮せず、「お食事中のところ申し訳ありませんが」という前置きもない。自動的に電話調査をするようにプログラミングされているのだろう。
 不快なほどの違和感。
 あまりこの言葉は好きではないが、違和感を感じる。
 この電話調査を企図した者は団らんで食事をとっているかもしれない。しかし、人間である私はその時間に機械の電話を受けて食事を中断されている。
 「申し訳ありません。今食事中なので」
 機械を相手に言っても詮無きこと、とは知りながら、機械相手だからといって無言で電話を切ることもできずに、受話器を置いた次第である。
 AI化が進むと、このようなことが日常化されるのであろうか。開智未来生たちの生きる未来をふと考えてしまう。
 ☆   ☆   ☆
 常体ではこんな切り口ができる。敬体では、私の不満が爆発したような文章になってしまうでしょう。ときには、文体を変えるのもいいのかもしれないと、気まぐれにも思っています。そして、言葉の教育の重要性も感じています。
17:29
2017/10/02

貢献の朝

| by 関根均
 「ルネサンス」の平成29年度も後半となりました。早いものですね。開智未来も開校して6年半が過ぎたことになります。
 最近、これまでの足取りを振り返ることが多くなっていますが、長かったような短かったような不思議な気持ちです。平成29年度も同じです。早かったような短かったような。
 本日の職員会議で生徒会担当から「貢献活動」についての報告がありました。
 本校の第一校訓「創造・発信・貢献」は第二校訓「自律と正義」ほどにはその具体的取組が進んできませんでした。「創造」については、開智未来の特色ある取組でもって実現していますが、発信についてはまだ十分ではありません。貢献にいたっては具体的な取組はゼロの状態でした。
そこで、発信については「未来TED」を開発したところです。
 今回、生徒会が中心になって、地元に貢献する活動をすることになりました。具体的には、栗橋駅・古河駅・加須駅・館林駅・柳生駅で、駅の方と相談の上、駅周辺のゴミ拾いや草取り、また、朝のあいさつ運動などを行います。期日は10月20日(金)~25日(水)の4日間。柳生駅のみ21日(土)となりました。
 生徒会が呼びかけて、参加する生徒を募りました。中学1年生から高校2年生まで、延べ166名の生徒が手を挙げてくれました。
 開智未来の精神は確実に育っています。嬉しくなりました。
 趣旨は「日頃利用している駅の清掃活動などを通じて、地元の方達への感謝を示し、地域に『貢献』をする」です。素晴らしいですね。そして、キャッチフレーズは「貢献の朝も学びの朝である」です。開智未来生らしい機知の富んだ言葉ですね。
 確実に開智未来のかたちが出来上がりつつある、と確信しました。
 さて、これからの平成29年度後半戦。ルネサンスらしく力づよく生き生きと成長する学校でありたいと思っています。
18:42
2017/09/29

中学時代

| by 関根均
 本日、中学校時代の同級生から40年ぶりに同窓会をするので協力してほしいとの連絡がありました。私は過去を振り返るのが苦手なので、あまり同窓会には参加しないのですが、今回は時間が許すかぎり協力しようと考えています。
 開智未来を開設して、中学生を教えるようになったからです。
 中学生を教えながら、自分の中学校時代を振り返り、思い出すことが多くなったからです。
 中時代がいかに意味ある時期だったのか、その時の仲間と関わりながらいかに自分が成長したのか。そのことが中学生を教えて分かってきたからです。
 高校の同窓会には5年前に出席しました。きっと今度はもっと深く、昔の自分を見つめられるような気がします。
 「君の家に行って、ビートルズやサイモンとガーファンクルのレコードを聴いたよね」
 「新宿の歩行者天国で君がカップヌードルというものを食べたって話をしたね」
 ミュンヘンオリンピックで選手村がテロに襲われて、ショックを受けたことも思い出します。地元の公立中学校でしたので、そのうちの半数は小学校からの仲間です。小学校時代のことも話になるでしょう。
 この学校が出来てから入学説明会や小学生サプリで、小学生とも接する機会が増えたので、小学時代も振り返るようになりました。ちょっと楽しみです。
 電話をしてきた方は、小学1年の時に同じクラスでした。今でもその時の姿を覚えています。人間は思い出し始めると、普段は忘れているのに一気に記憶が蘇るものです。記憶というものは不思議なものです。このメカニズムが分かれば学習にも役立つのに。これはサプリの視線ですね。
 今の自分と中学校時代の自分をつなげることで、「哲学」の授業にもプラスになると思います。珍しく同窓会を楽しみにしている自分がいて、不思議な気持ちになっています。
16:16
2017/09/28

未来に向けて

| by 関根均
 今、開智未来の教育理論や「哲学」の授業の総合的にまとめる作業をしています。テキストやプリント、さらにノート等、たくさん資料はあるし、私の頭の中に全体像はできているのですが、すっきりと分かるような図式化、さらに、個々の論理の発展、そして、資料の整理等をまとめておこうと思います。
 ここでまとめないと、いつか面倒になってしまって、未完成で終わってしまいます。
 それに、いったんまとめれば安心して、次のステップへと進化できるはずです。
 最近、私の新たな学びが滞っていると感じています。本当なら、2年間ぐらい大学で勉強したいくらいです。英語とダンスには新しく取り組んでいますが、「教育」について本気で勉強し直したいですね。
 それにしても、開智未来の教育や哲学について、膨大な量のノートやプリント類があります。我ながら感心してしまいます。開智未来の先生方や生徒たちに引き継いでもらって、新しい知識や感覚でさらに発展することを夢見ています。
 でも、まずは私自身でまとめなければいけませんね。未来に向けて頑張ります。
17:50
2017/09/22

教育の醍醐味

| by 関根均
 今日は始業前に中学3年生の「先端コース」、4時間目に中学2年「哲学」、5時間目に中学1年「哲学」、放課後に高校2年のカナダFWに使う「インタビュービデオ撮り」の打ち合わせと、生徒たちと関わることがたくさんありました。
 加えて、昼休みも5人の生徒が校長室に来ました。
 校長の仕事の多くは管理的な業務ですが、生徒と関わると「仕事をした!」という充実感があります。教員の習い性ですね。
 今日は生徒と関わる中で英語を使うことが多く、これからオールイングリッシュの取組が進むと、生徒との関わりは英語でなされる方が多くなりそうです。生徒の英語力がさらに向上するので、こちらも進歩しなければいけませんね。
 生徒たちは大人の私たちを超えていく存在です。
 同時に、私たちも進化しないと自分たちを超えていく人間を育てられません。
 それが教育の醍醐味です。
 楽しい1日でした。
17:55
2017/09/19

次のオールイングリッシュへ

| by 関根均
 ブリティッシュヒルズを終えて、久しぶりの学校です。
 職員朝会ではオールイングリッシュを達成したことを報告しました。次は来年度に向けて中学1年生のオールイングリッシュ・プログラムを開始する番です。
 まずは英語の歌を歌って、2回目の弾丸インプットを行い、英語の質問スタンプラリー、そして、「星の王子さま」プログラムと続きます。7年目になって、様々な領域で教育活動のプロセスが整備・開発されてきました。
 中高一貫課程は、中学課程を卒業するまでに英語を話せるようにする。
 新たな目標を考えています。
 そして、高校入学の高校2年生たちとは11月にカナダへ一緒に行きます。こちらもオールイングリッシュです。高校生にも「英語の質問スタンプラリー」をしてみたいと思います。
 生徒たちの成長についていくのは大変ですが、一緒にオールイングリッシュを行えることはとても楽しいことですね。
 さて、明日は秋の塾説明会です。
 ブリティッシュヒルズでのオールイングリッシュの取組についても報告しようと思います。英語で説明した方がよいでしょうか。挑戦してみようかと考えています。
15:01
2017/09/17

ブリティッシュヒルズ最終日

| by 関根均
 今回のブリティッシュヒルズでは、オールイングリッシュの取組とともに、私も含め5名の引率教員と英語で話をするスタンプラリーを行いました。
 スタンプラリーでは教員から「Yes-No Question」「What Question」「How Question」の3種類の質問を英語で行います。その際、質問以外の会話も英語で行います。
 ですから、生徒たちは少なくとも5回、英語で先生方と話をしなければなりません。英語の実践勉強になると同時に、教員とコミュニケーションをとることになります。英語科以外の先生にとってはすべてが英語なので大変だったと思います。生徒たちは教員以外にブリティッシュヒルズの外国人講師と英語で話をするので、この3日間でかなり英語を使うことになります。
 生徒たちと話をすると、絵が好きだったり、ピアニストになりたかったり、小児科医になることが夢だったり、伊達政宗が好きだったり、といろいろなことを知ることができました。私にとっては生徒理解の機会となりました。
 「このような取組をさらに続けて、英語の授業と連動させながら、中学課程を修了するまでに英語で自由にコミュニケーションが取れるようにしたいですね」
 昨晩の教員ミーティングで話し合いました。学年団の先生方もやる気いっぱいです。
 さて、生徒たちはすでに5時30分までには起きていて、今は朝の独習時間です。午前中に最後の英語の授業を受けて、昼食を取ってブリティッシュヒルズを出発することになります。このメッセージを送る時間がないかもしれませんので、余裕のある今のうちに、早朝で申し訳ありませんが、メッセージを送らせていただきます。
06:20
2017/09/16

ブリティッシュヒルズ2日目

| by 関根均
 ブリティッシュヒルズ2日目。曇ってきましたが、雨は降っていません。午前中にオリエンテーリングを選択したすべてのグループのオリエンテーリングが終了し、雨による活動の支障はなくなりました。後はすべて室内の講座です。
 生徒たちもだいぶ英語を使うことに慣れてきて、日本語を聞くことはありません。姿勢や表情も堂々としてきて、自信も出てきたのでしょう。
 この学年は全体におとなしい生徒たちが多いのですが、それでもしっかりとやり遂げる学年です。静かなる力と表現できるでしょう。活発でも肝心な時に力のでない人間もいます。一方で物静かでも確実に実行する力強さをもった人間もいます。彼らはその後者です。
 Change your silent energy into positive action.
 昨晩、学年の先生方と話し合い、彼らの次の課題をこのように考えました。さらに、その変化を促すポイントが「independent」ではないかという話になりました。
 自分で考え、自分の考えに基づいて判断し、行動すること。これからの課題です。
 私は、今回のブリティッシュヒルズFWで今年度5回目の宿泊行事の引率となります。還暦を過ぎて、宿泊行事の引率はだんだんきつくなってきましたが、このように先生方と生徒たちのことを一緒に考えることができるので、とても有意義です。
 一緒に寝泊まりして、何日間も生徒たちだけのことを考えて過ごす。そして、話し合う。
 台風が心配ですが、いいフィールドワークを送っています。
14:38
2017/09/15

この世界で生きること

| by 関根均
 今日から中学2年生のブリティッシュヒルズFWを引率しています。
 今朝、加須駅で電車に乗り込むと北朝鮮のミサイルが発車されたとのことで電車がストップしました。昨日の職員朝会でこのような時の学校の対応方法は確認してあったのですが、すぐに学校へ電話し、必要な対応を指示し、電車が動き始めるのを待ちました。
 幸いにもJアラートは発せられなかったので、しばらくして電車は動きだし、無事、ブリティッシュヒルズFWが始まりました。
 恐ろしい世界になりました。場合によっては、学校は休校、そして、宿泊行事も中止ということを、常に念頭に置かなければならない時代になってしまいました。
 考えてみれば、このような国が世界中にたくさんあるのですね。多くの子どもたちが爆撃で死んでいく地域があるのです。また、日本でもそのような時代があったのです。
 そんなことを考えながら、これからの時代を生きていく、しかも、その中で貢献する生徒たちを育てることの大切さを感じています。
 ブリティッシュヒルズでは生徒たちはオールイングリッシュに挑戦しています。
 英語を学ぶだけでなく、この世界で生きることも考えさせたいと思います。
15:45
2017/09/14

静かなパワー

| by 関根均
 いよいよ明日からブリティッシュヒルズFWです。
 中学2年生たちも盛り上がってきました。今日も休み時間になると、多くの生徒たちが私のところに「May I come in?」とやってきました。
 この学年はおとなしい生徒たちが多いのですが、静かに勇気をもって行動する生徒たちです。ですから、明日から3日間、オールイングリッシュをやり遂げてくれるでしょう。
 心配なのが台風です。日曜日には日本列島に上陸して関東地方へと北上してくるようです。
 この生徒たちが中学1年生のときの里山フィールドワークを思い出しました。雨が心配でしたが、どうにか4日間の里山の生活を終え、バスが久喜駅に到着したときに土砂降りの雨。バスから荷物を取り出すにもずぶ濡れになったことを思い出します。
 再び……?
 いいえ。彼らの静かなパワーで台風の雨も追い払ってしまうでしょう。
 終了後の彼らの成長した姿を楽しみにしてくださいね。そして、開智未来はさらに一歩、英語の取組を進化させたいと思っています。こちらも楽しみにしてください。
16:21
2017/09/13

See you later!

| by 関根均
 中学2年生の「British Hills Inquiry Fieldwork」が明後日に迫りました。
 昨年から、このFWをオールイングリッシュとしたので、私自身も英語の勉強に追われています。何しろ、生徒たちと英語で話をしなければならないのですから。
 その練習として、今年からの取組ですが、引率する先生全員から英語の質問を受ける「スタンプラリー」を行っています。具体的には、各先生とのところへ行って、3種類の質問(Yes-Noの質問、Whatの質問、Howの質問)を受けます。英語以外の教員は大変です。英語で質問しなければならないのですから。
 昼休みに5名の生徒が校長室にやってきました。
 May I enter the principal's room?
 Yes, please come in.
 Did you have breakfast this morning?
 Yes, I did.
 What did you eat? ……
  このような会話が続きます。
 中学生たちの一生懸命な姿って、本当にいいものですね。
 私が中学生だった頃、このように流暢に英語が話せたでしょうか。校長室へ行って校長先生と英語で会話するなど想像にもつきません。
 Your English is excellent! See you later!
  See you.
 生徒たちの後ろ姿が頼もしいです。1年後、2年後、3年後……とその姿はだんだんと大きくなっていくのですよね。
13:49
2017/09/11

他者とつながるための回路

| by 関根均
 新たな自分、ゆたかな自分をつくっていきたい。
 ということで、年甲斐もなくダンスに精を出していますが、高校時代に好きだった「詩」についても9月に入ってから勉強を開始しています。
 ダンスにしても詩にしても、一種の「自己表現」です。校長という仕事以外に、「表現者」という自分の有り様を模索しているところです。
 さて、昨日『言葉の力を贈りたい』(ねじめ正一著、NHK出版)を読んでいると次のような文章に出会いました。
 「広い意味での自己表出の道具として、詩を考えている人が圧倒的に多くて、自分と他者とを結ぶ回路としての詩というふうに考えている人は、現代詩の中ではまだ少数派なんじゃないか」 この言葉は詩人の谷川俊太郎氏の言葉ですが、とてもハッとさせられました。自己表現はなんのためにするのか、という問いへの答えがここにあります。
 ダンスにしても詩にしても、ただの自己満足の自己表現ではなく、他者とつながるための回路でなければならない。
 世の中、深いですね。
 生徒たちに伝えたいと思っています。
16:00
2017/09/08

祖父母参観

| by 関根均
 昨日のことですが、孫の保育園で祖父母参観という催しがあり、妻の都合がつかないため、また、幼児教育も見たいと思い、私が参加しました。
 この開智未来を開校して、初めて中学生を教えるようになり、説明会で小学生にサプリをして小学生とも接することが増えましたが、保育園の教育を垣間見て、教育という営みの奥深さや大切さを学ぶことができました。
 幼くても、きちんと言葉でていねいに育てる。これが教育なのですね。
 さて、私の孫は4歳児のクラスで、参観の最後に自作のプレゼントをもらいました。それは嬉しかったのですが、最後の歌が「おじいさん、おばあさん、百歳まで元気に長生きしてね」みたいな歌詞で、敬老会のようで不思議な気持ちになりました。
 これでもダンサーを目指して(笑)、日々トレーニングをしている我が身です。英語もスラスラと話せるようにしたいし、教育の研究も進めたいと思ってます。
 スーパーエイジングで頑張ろう!
 決意を新たにした次第です。
18:39
2017/09/04

人間教育・心の教育

| by 関根均
 未来祭が終わり、本日の午前中は片付け、午後は授業が始まりました。
 6時間目に高校2年生の哲学の授業を行いました。テーマは「人間教育(心の教育)」です。  「新しい時代を拓く心を育てるために-次世代を育てる心を失う危機-」(中央教育審議会答申)、いわゆる「心の教育答申」が発表されたのが平成10年、今から約20年前のことです。私は当時、埼玉県教育局の指導主事でした。
   その答申の中で、次のようなことが訴えられてします。
 「豊かな人間性とは、(1)美しいものや自然に感動する心などの柔らかな感性、(2)正義感や公正さを重んじる心、(3)生命を大切にし、人権を尊重する心などの基本的な倫理観、(4)他人を思いやる心や社会貢献の精神、(5)自立心、自己抑制力、責任感、(6)他者との共生や異質なものへの寛容、などの感性や心である。このような感性や心が子どもたちに確かにはぐくまれるようにするため、我々大人が、大人社会全体、家庭、地域社会、学校の足元を見直し、改めるべきことは改め、様々な工夫と努力をしていこうではないか」
 当時の私には、徳目の羅列で、説得力がないと感じました。手本を見せていない大人が立派なことを言っても説得力がない。そう思っていました。
 私たち大人は簡単に「人間教育」や「心の教育」の重要性を唱えますが、まずは大人がそれを語るだけの人間性を持たなければなりませんし、徳目の押しつけでは生徒たちは聞いてくれません。
 長い時間をかけてテキストを作成し、高校2年生たちに話しました。
 どのような授業をしたのかをうまく書き表すことはできません。生徒たちが何かを学んで成長してくれたらと願っています。開智未来生はきっと何かを感じてくれると思います。私自身も成長していかなければなりませんね。
 テキストのPDFファイルをホームページの「新教育キャビネット」の平成29年度「哲学」の「高校2年」フォルダにアップしました。ファイル名は「高校2ねん「哲学」テキスト2」です。
17:09
2017/09/02

未来

| by 関根均
 今日は第7回未来祭です。
 開校の年、中学1年生と高校1年生だけでこの未来祭を行いました。それから6年が経ち、高校3年生を除く7つの学年が一つになって未来祭が行われています。
 一方、今、時間の合間をぬって、このメッセージを校長室で書いていますが、窓から見える、金色の稲穂の風景は6年前と変わらない風景です。
 時間というものは、一体どこにあるのだろう。
 不思議な気持ちになっています。
 未来祭で躍動する生徒たちの、この今という時間も、きっと彼らの中ではずっと「今」として生き続けるでしょう。一方で遠い過去となっていくでしょう。そして、5年後は5年後の生徒たちが、10年後は10年後の生徒たちが未来祭で躍動しているでしょう。
 これからも続く、開智未来を思い遣りながら、幸せな気分に浸っています。
 終了まであと2時間、生徒たちも、そして、来場者の方々も開智未来を満喫していただければと思います。
13:52
2017/09/01

明日は未来祭

| by 関根均
 明日は未来祭。今日はその準備で生徒たちは朝から動き回っています。
 通常は、「学びの朝」ということで多くの生徒たちがアカデメイアで独習をしていますが、今日は体操服や体育発表祭で揃えたクラスTシャツを着て、いつもとは違う「朝」でした。
 開智未来の生徒たちを見て、それぞれが自分のやるべきことをテキパキと行っていることに感心します。第2校訓の「自律と正義」の「自律」が育っていると嬉しく思います。
 学校というところは、勉強だけでなく、文化祭でも体育祭でも宿泊行事でも、また、日々の生活の中で多くのことを学ぶものです。そんな生徒たちを眺める余裕も必要ですね。
 さて、台風が近づいているとのこと。明日の天気が心配ですが、雨だけは降らないでほしいと願っています。思う存分、自分たちで創る文化祭を味わわせたいですよね。
 加須駅、栗橋駅、古河駅、館林駅から文化祭用バスが出ます(詳しくはホームページに時刻表が掲載されています。また自家用車での来校は駐車場の関係で出来ません)。多くの方に開智未来の文化を満喫してほしいと願っています。
13:42
2017/08/28

Regeneration(再生)

| by 関根均
 長雨が続いて涼しく、過ごしやすい夏休みでしたが、先週からは一気に暑くなり、少しバテ気味です。土曜日も始業前に東大ゼミ、高校説明会での中学生勉強サプリ、共育講座での「還暦サプリ」等、2学期が始まると一気に忙しくなりました。
 比べて、生徒たちは元気ですね。授業の後に、未来祭の準備、そして、部活動といくらでもエネルギーが湧いてくるように見えます。
 さて、今週の土曜日は「第7回未来祭」です。今年のテーマは「再生(regeneration)」です。パンフレットの校長あいさつに次のような文章を記しました。
 「開校7年目の本年度を私は『再生』の年と名付けた。3月に中学入学第1期生が卒業した。この6年間でひととおり学校が完成し、新たな年回りが始まるという思いからである。そして、この再生をルネサンス(Renaissance)と呼ぶことにした。初心を忘れず、併せて開智未来の文化が花開くことを期待したからである。さて、未来祭実行委員会はこの再生に『regeneration』という英語をあてた。もちろん、『再生』という意味ではある。しかし、この言葉に、新しい年回りを担う『世代(generation)』という彼らの意気込みと自負心を私は感じ取っている」
 エネルギーは特に高校生の特権とも言えるものです。
 中学・高校のサイクルを6年と考えれば、今年から2巡目。生徒たちの表現する Regeneration を楽しみにしています。
14:07
2017/08/25

2学期スタート

| by 関根均
 昨日から2学期が始まりました。すでに、後期の夏季講習が始まり、職員の朝の打ち合わせや各SHRなど通常の生活が始まっていましたが、通常授業が始まるとやはり違います。
 今日は始業前に東大ゼミの「先端コース」の講座、4時間目が中学2年「哲学」、5時間目が中学1年「哲学」、そして、6時間目が高校3年「哲学」と続きます。
 準備に忙しいですが、生きているという実感が湧いてきます。
 2学期は基本に戻って、「メモの徹底」「人間教育」「一人一人を見つめる」……、と一つ一つ意識しながら教育活動に専念したいと思っています。もちろん、校長なので学校運営も大切なのですが、どうもこちらの方は得意ではないらしく、困ったものです。両立するよう頑張ります。
 最近、生徒たちを皆からつくづく思っているのですが、生徒たちの方が大人より上のような気がします。保護者の方たちは家で見るわが子の姿から、なかなか信じがたいかもしれませんが、学校での姿を見ると、大人よりずっと真剣に生きていますし、伸びようと努力しています。
 私も含めて、反省し、そして、成長しなければならないのは大人の方ではないでしょうか。
 2学期が始まりました。生徒たちに刺激を受け、彼らに恥じないよう、彼らの校長として相応しい生き方をしたいと思っています。
 これから午後は3つの学年の哲学があります。新たな気持ちで頑張ります!
11:09
2017/08/19

人間を育てる

| by 関根均
 今日は午前中が中学説明会、午後が高校説明会でした。久しぶりのサプリで楽しかったです。
 小学生、そして、中学3年生にそれぞれサプリして、発達段階に応じた指導の大切さを痛感しています。小学生だからこそ伝わること、中学3年生だから伝わることがあります。それぞれに子どもたちはきちんと反応します。また、保護者の方だから伝わることがあります。
 人間って面白いですね。
 年齢に応じて変化して、成長する。
 勉強だけでなく、もっと人間というものを広く育てることの必要性、そして、その面白さや奥深さを感じています。
 学びの探究に重点をかけて、もちろん、開智未来の教育は「人間と学びは一体」という考えですが、人間の育成が軽視されていたかもしれません。
 小学生たちも、中学3年生たちも人間として成長したいと思っています。もしかしたら、その思いは大人よりも上のような気がします。子どもたちの期待に応える学校にしなければと思いを新たにしました。
17:17
2017/08/18

再開

| by 関根均
 8月に入って初めてのメッセージです。これほど「校長からのメッセージ」を書かなかったのは、このメッセージを始めてから7年間で始めてです。
 8月1日から8月15日までは学校から離れて完全休養としました。コンピュータにも一切触れず、勉強と読書とダンスの日々を続けました。特にダンスは毎日1時間以上行い、さらにスポーツジムで筋トレやランニングで汗をかくなど、アスリートのような生活を前半は行いました。
 それが祟ってか、8月9日の朝にぎっくり腰となり、その後は横になることも苦しく、唯一椅子に座ることだけはできたので、朝から晩まで勉強、特に、英語に専念する毎日を過ごしました。
 英語の「速書」でスラスラ英語を書けるようにしたいと考え、『星の王子さま』と『速読英熟語』を全文書き写すという、無駄に頑張りを続けました。スペルが分からなくて英単語を書けないのではないか、という不安をかなり払拭できて、英文を書くことへの抵抗感が無くなってきました。
 さて、今日から夏季講習の後期が始まり、中学1年生から高校3年生たちが登校を開始しました。午後は部活動と未来祭の準備なので、事実上2学期が始まったようなものです。早速、早朝のアカデメイアへ行って勉強すると、7時45分の段階で「満員御礼」状態です。さすが開智未来生ですね。私のやる気にも火が付きました。
 7月最後のメッセージに書いたように、二学期のテーマは「人間」としたいと思っています。生徒たちに人間について語り、自分自身もより人間的であるように努めたいと考えています。
 人間とは何だろう。正しい人間のあり方、良い人間とは?
 開智未来の教育を見直す作業とともに、生徒たち、先生方と一緒に追求していきます。「知性と人間を育てる学校」-これが開智未来の基本哲学です。もう一度、初心に戻って人間を育てる学校になるよう努めたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
〈追伸〉
 明日は、午前中が中学校説明会、午後が高校説明会です。それぞれ「小学生サプリ」と「中学生勉強サプリ」を行います。夏休みの終盤に向けて、皆さんにやる気と元気をお渡しできればと思っています。一昨日と昨日、「私の未来」と「私は天才、地道な努力」の直筆をそれぞれ約100枚書きました。氣をたっぷりと入れましたので多くの方に来ていただければと思います。
10:51
2017/07/31

人間

| by 関根均
 1週間ぶりのメッセージです。
 金曜日に、高校1・2年生との勉強合宿から帰ってきました。そして、土曜日に高校体験授業、昨日は中学体験授業がありました。
 4月の入学式、さらに高校入学生のスターティング・セミナー、体育発表祭、中学3年の探究フィールドワーク、7月10日からの里山探究フィールドワークと続き、これで平成29年度の1学期が終了しました。盛りだくさんの毎日でした。今年は体調もよく元気に過ごせたと思っています。
 明日からは8月。8月15日までは高校3年生の大学進学補習や部活動を除いて、学校は完全休校状態となります。私も完全休養させていただきます。
 「再生」の年、開智未来の教育を一つ一つ確かめながら、また、すべての学校行事を改善しながら進めてきたつもりです。まだまだ課題はありますし、もっといいものにしていかなければなりません。
 3つのI(Inquiry, Internationalization, ICT)を近年進めていますが、その前提として「人間」を育てることの重要性を実感しています。逆に、人間を育てないと3つのIは正しい意味を持たないのではと思っています。
 開智未来は開校以来、「学びと人間」「知性と人間」を追求してきました。その考えに共感して多くの生徒たちが入学してくれたのだと思います。その人間についての取組が少々おろそかになってはいないか、と反省することもあります。私のサプリはもともと人間をスタートラインに置いています。その初心に戻らなければと考えています。
 さて、明日から私も15日間学校から離れます。基本的には自宅で、開智未来の教育の整理と研究開発、『勉強サプリ』の執筆、そして、英語とダンスに没頭する予定です。併せて、人間について、特に「心」や「意志」について考えてみたいと思っています。「共感と他者理解」「ソーシャルスキル・集団・社会」「正義」「自立と自律」が基本テーマだと考えています。
 開智未来生たちもそれぞれの夏休みを充実して過ごしてほしいと思います。また、高校3年生には困難を立ち向かってほしいと願っています。頑張ってくださいね。
10:55
2017/07/24

楽しみ

| by 関根均
 明日から高校1・2年生たちと長野県へ勉強合宿に行ってきます。
 2週間前に中学1年生と「里山探究フィールドワーク」に行って、その余韻がまだ残っている状態で、今度は高校生。楽しい慌ただしさです。
 今年からの新たな企画で、夕食後、先生方が自分の専門等を生かして「未来ゼミ」(50分)を行うこととしました。私も1日目が「超過激サプリ」、2日目が「(英語)音読・文法・速書・暗記トレーニング法」、3日目が「西暦2017年の実存主義」を行います。すべて異なるテーマ・内容ですが、私の中では根底でつながっています。高校生たちに本気の自分をぶつけてみたいと思っています。楽しみです。
 それから、ニックと一緒に「Tゼミ」も行います。これは英語でディスカッションをするという講座で、勉強合宿中に4回実施します。実は、日本の学校では議論の仕方を教えません。日本には議論という文化がないからです。しかし、英語では議論に使う「表現」がきちんと整理されてあります。それを学んで、英語でテーマを決めてディスカッションし、単に英語の勉強だけでなく、議論の仕方を学ぼうというものです。楽しみです。
 今回の勉強合宿では、英語で「前置詞」を勉強します。前置詞のコアイメージを学びながら、450個の熟語をマスターします。前置詞は日本語にはない品詞で、それぞれのイメージは日本人にはなかなかわかりづらいものです。以前から興味があって、これまで前置詞の本を3冊も買って理解しようとしたのですが、できないままに還暦になってしまいました。今回は生徒たちと一緒に、英語の先生の特訓を受けて、この4日間で習得したいと思っています。すでに予習も行っています。楽しみです。
 朝から晩まで、生徒たちに負けないくらい勉強してきようと思っています。
 そんな訳で、参考書や資料等の勉強道具がたくさんあるので、コンピュータを持っていくことはできません。また、勉強が忙しくてメッセージを書く時間もないと思います。
 最近、この「校長からのメッセージ」をお休みすることが多くて大変申し訳ありませんが、明日から金曜日までお休みさせていただきます。勉強合宿が終わったら、その成果や生徒たちの様子をお伝えしますのでご容赦ください。
〈追伸〉
 勉強合宿後、7月29日(土)に「高校体験授業」、30日(日)には「中学体験授業」があります。それぞれで生徒向けサプリと保護者対象サプリを行います。こちらも元気いっぱいサプリしたいと思います。是非とも多くの方に参加していただければと思います。
 では、4日間ほどすみません。生徒たちと一緒に楽しんで勉強してきます。
15:12
2017/07/21

リミッター

| by 関根均
 久しぶりのメッセージです。
 今年の夏休みは納得できる夏休みにしようと(とは言っても普通に学校はあるし、校長としての仕事はあるのですが)、中学1・2年生に配布した「ユニット学習シート」を使って、かなり集中して(狂ったように)勉強や仕事をしています。それに加えて、毎日約1時間「ダンス」のトレーニングをしているため、メッセージを書く余裕がありませんでした。
 我ながら自分のことを「変な人間」だと思います。
 生徒たちに求めていることを還暦になっても本気で行っているのですから。しかも、ダンサーという肩書き(自称でもいいのですが)を持ちたいと思って、猛暑の中毎日練習しているのですから。
 人間というものは、知らず知らずのうちに自分を枠の中に閉じこめたり、ブレーキを踏んだりするものです。何か軌道を外れることが怖いからかもしれません。
 リミッターを外す。
 これは伸びるために必要なことなのですが、私たちは無意識に自己防衛して、ときには、社会防衛の観点から、そのリミッターを外そうとしません。
 ちょっと外してみようかな。
 そんな気持ちでこの間過ごしてきました。
 その夏休みでどのように成長できるか。いい歳をして挑戦してみたいと思っています。その成果は8月26日(土)の「共育講座」で発表したいと思っています。
 さて、明日と明後日はさいたま新都心のスーパーアリーナで「彩の国進学フェア」があります。開智未来も参加します。私も例年どおり、ミニサプリ(偏差値10アップ学習法講座)を会場内で実演したいと思います。11時30分、13時30分、15時30分です。元気全開でサプリします。多くの中学生たちとお会いしたいと思います。
16:56
2017/07/15

充実した夏

| by 関根均
 里山から帰ってきて、昨日は、始業前に東大ゼミ・先端コースの講座、中学2年生~高校3年生までの終業式、今日は職員研修会と中学1年団との里山探究フィールドワークの反省会と慌ただしく過ぎています。
 次は7月25日~7月28日に行われる勉強合宿です。こちらでは高校1・2年生と一緒に4日間過ごします。
 慌ただしいのですが、職員全員で開智未来の教育を創る楽しみがあります。
 里山探究フィールドワークの反省会では、このフィールドワークに向けて取り組んできた、「自立」「発表」「観察・発見・疑問」等の成果を確認し、これからの取組について2時間もかけて話し合いました。先生方の意気込みや真摯な姿勢を見て、私もやる気がさらに湧いてきました。
 さて、明日は10時から栃木県の小山市で「これからの教育説明会」があります。すでに7月1日に群馬県の館林市で行いましたが、その第2弾です。親の願いとは何かを考えながら、これから求められる教育について一緒に考えたいと思っています。
 ところで、里山から帰ってきて、やっぱりこちらは暑いですね。でも、充実した夏になりそうです。
15:23
2017/07/13

凱旋

| by 関根均
 里山から帰ってきました。
 いいフィールドワークでした。目標の「一人で行動する」「おしゃべりをしない」、そして、「発表」は十分に満足できるものでした。
 「一人で行動する」は早朝アクティビティで友だちと行動せずに、一人で行動しようというものです。これまでも生徒に言ってきたことですが、なかなかできませんでした。これは大人でも難しい行動です。つい誰かと一緒に「連(ツル)んで」しまいます。人間は一人には耐えられないからです。しかし、人と一緒にいるとつまらないおしゃべりをしたり、自分の興味のあることに集中できなかったりします。
 1学年の教員たちは「一人で行動する」「おしゃべりをしない」と何度も言い続け、また、その意味を生徒たちに考えさせ続けました。最初の早朝アクティビティはまだ十分ではありませんでした。しかし、3日目の朝、そして、今日の朝と生徒たちは一人で思い思いに観察をするようになりました。
 これは精神の成長と強さがなければできないことです。
 「君たちはもっとも成長率の高い生徒たちです」
 閉校式で1年生たちを褒めました。たしかに、この4日間、目の前で成長する姿がありました。中学生はグングン成長するものですね。
 さて、彼らは家に帰って、この里山探究フィールドワークで感動したこと、学んだこと、成長したことを保護者の方に伝えることになっています。
 「君たちの成長した姿を家の人に見せてくださいね」
 誇らしげな表情をしていました。中学1年生の保護者の皆様、楽しみにしてくださいね。
18:23
2017/07/10

「里山探究フィールドワーク」開始

| by 関根均
 今日から中学1年生と「里山探究フィールドワーク」に行ってきます。
 今回で7回目。下見を合わせると8回目の飯山市です。この間は、宿のお父さん・お母さんたちと過ごした8年間でもあります。
 自然は変わりませんが、人は変わっていきます。当初からこのフィールドワークを一緒に創ってきた飯山市の職員の上原さんは一昨年退職されました。
 今年から「里山フィールドワーク」に「探究」という文字が加わり、これまでで一番の内容と準備をしてきました。これからの4日間が楽しみです。里山探究フィールドワークだけでなく、開智未来の教育をこの4日間で、生徒たちと行動を共にしながら考え続けたいと思います。
 さて、これまではコンピュータを持参して、里山から「校長からのメッセージ」を送ってきましたが、今回は生徒たちとの行動と思索に集中したいと思い、メッセージはお送りしません。ご了承願います。最高の里山探究フィールドワークにしてきます。
 それでは行ってきます。
06:37
2017/07/06

知を楽しむ

| by 関根均
 昨日で高校課程の期末考査が終わり、いよいよ夏休みに近づいてきました。
 とは言っても、来週の月曜日からは中学1年生の「里山探究フィールドワーク」に一緒に行きますし、その終了した翌日が1学期の終業式、そして、夏期講習、さらに、7月25日からは高校1・2年生の勉強合宿の引率が続きます。
 あれやこれやが怒濤のようにやってきて、しかも、開智未来の教育活動ですから、さらなる改善・開発が加わります。体力的にはきついですが、開智未来のカーニバルのようで楽しい期間です。
 今年の勉強合宿では夕食・入浴後に「未来ゼミ」の時間帯があります。初めての取り組みで、その時間帯に各先生方が自分の専門等を生かして、知的な独自の講座(単発授業)を開きます。予め生徒に示して参加者を募り、参加者がいれば開講できます。これは寺岬先生の発案ですが、「ルネサンス」の年に相応しい企画です。
 早速、私も3日分の講座を考えました。
 1日目は「超過激サプリ」です。これは、本気で頭がよくなりたいと考えている人を対象としたサプリです。普段の「哲学」の授業やサプリでは遠慮して言えなかったことを、校長という立場を省みず、変に思われることや嫌われることを恐れず、語りたいと思っています。
 2日目は、「(英語)音読・文法・速書・暗記トレーニング法」です。スポーツのトレーニングのように、負荷をかけて英語を習得する講座で、「超過激サプリ」の実技編です。
 3日目は「西暦2017年の実存主義入門」です。「気晴らしだけで生きている。こんな社会では息が詰まりそうだ。ところで、最近『疎外』という言葉を聞かないね。ニーチェ、サルトル、ハイデガーの基本思想を再評価しながら、「疎外」の消えた21世紀中盤を生きる方法を一緒に考えたいと思います」という勧誘文を添えました。
 知を楽しむ。
 今年の夏は楽しそうです。
14:06
2017/07/03

苦手教科

| by 関根均
 昨日は午前中は栃木県宇都宮市の能開センターで、午後は群馬県館林市のアイアカデミーで開智未来中学校の説明をしました。いわゆる生徒募集です。
 生徒募集ですから、学校の宣伝をします。私はどうもこの宣伝が苦手教科です。
 私はこの学校の教育を開発して、先生方と一緒に創ってきた人間です。企業で言えば、開発部長と工場長を兼務したような立場です。もちろん、校長なので社長という経営トップの顔もあります。しかし、気持ちの中では開発部長と工場長の意識でいます。ですから、自分の作ったものに自信と自負心をもっています。「いいものだからわかってもらえる」と思ってしまいます。そして、自分の作ったものをあれこれと説明して、その良さを強調するのはどうにもこそばゆいというか、恥ずかしいのです。営業部長を兼ねるのはちょっと無理ですね。
 土曜日の「これからの教育説明会」と宇都宮での説明は保護者の方向けでした。対して、アイアカデミーは小学生も保護者と一緒にいました。子どもがいれば、その子どもたちに語りかけられるので一気に楽しくなります。
 子どもたちは私の話を聞いて私を信じてくれます。だから、私の言葉が相手に伝わります。
 品定めをしている人にものを買ってもらうのが営業。
 それは分かっているのですが、私には不向きなようです。
 これから生徒募集が本格化します。いかにも得々と私が話していると思う人もいるかもしれません。けっしてそうではないことをご理解ください。
13:43
2017/07/01

これからの教育説明会

| by 関根均
 本日の午後2時から館林市文化会館で「これからの教育説明会」を行います。初めての試みです。
 この説明会は、先日発表になった新大学入試の背景として、これからの社会や求められる教育について考え、さらに、開智未来中学・高等学校のこれからの取組や方向性を説明しようとするものです。
 その資料も昨日完成しました。まず、「親の願い」から考えます。その願いとは「頭がよくなってほしい」「幸せになってほしい」です。その願いに応える教育とはどのような教育なのか。そんなところから話を始めます。私としても、これまで考え続けてきたことを今回の説明会資料の作成を通じて、どうにかまとめようとしました。さらに、「これからの社会」と続きます。今回取りあげたポイントは3点、「加速度的に変化する社会」「グローバル化」「ICT、AI」です。少子高齢化社会についてもまとめたかったのですが、まだ研究不足で言及することはできませんでした。
 その上で開智未来が開発してきた教育活動、また、現在開発中の取組、さらに開発したい教育についてお話ししたいと考えています。
 ちょっと意欲作です。単なる学校の宣伝ではありません。
 本校の保護者の方にとっても興味深い内容だと思いますので、夏期休業中で時間的余裕のある時にさらに研究と思索を深めて、何らかの機会にお伝えできるようにしたいと思っています。
 さて、今日で中学生の期末考査が終了し、4時間目は中学部集会が行われます。なお、高校生は月曜日からとなります。高校生諸君はこの土日に頑張ってくださいね。
 今、中学部集会で話す内容をまとまりました。ポイントは「先輩から後輩へ伝えること」と「各学年への願い」です。
 集会終了後、館林に向かいたいと思います。多くの方とお会いできることを楽しみにしています。
10:58
2017/06/29

整理

| by 関根均
 今日はこれまで作成してきた開智未来の教育に関するレポートや哲学テキストを整理しながら、ノートにまとめるという作業をずっと行いました。これまでに実践に基づいて理論化してきたことを整理するのも校長としての仕事と考え、研究のようなその作業に没頭しました。
 資料のテキストやレポート類は膨大な量なので、元気で頭が動くうちにまとめておかないとたたせま紙くずになってしまうに違いありません。
 この作業で明らかになったことは実践に生かせるでしょう。教育研究と実践はこうして相互に作用し合いながら高められていくと考えています。それが開智未来の教育です。
 もう一つ、この作業を行っている理由は、開智未来の若手の先生方に伝えていきたいからです。
 こうして、私の行ってきたこと、行っていることが誰かのためになり、この日本社会に貢献できたら何と幸せなことでしょう。
 確実に、この6年間で私の教育実践に関する考察は深まっています。もちろん、独りよがりであってはなりません。広がりと成果が大切です。
 先生方、生徒たちと一緒にこれからも開智未来の教育を作り続けていきたいですね。
17:36
2017/06/25

学習の質量

| by 関根均
 今日は高校の「10時間勉強マラソン」を行っています。私も午前中は生徒たちと一緒にアカデメイアで勉強しました。
 アカデメイアは高校1年生と高校2年生の約170名が集中して勉強しています。E棟のリュケイオンでは高校3年生が別途行っており、合わせて約250名の生徒たちが真剣に勉強しています。
 この勉強への姿勢は開智未来生ならではのものと自負しています。
 今回の勉強マラソンのテーマは「学習の質量」です。いかに質の高い効果的な学習を長時間行うか。その方法がこの勉強マラソンで取り入れられている「ユニット学習」です。
 学習前に何を学習するかを具体的に意識させ、目標を設定し、頭でイメージして、学習道具を準備して、一気にスタートダッシュする。こうすると50分は一気に集中して勉強できます。学習後は想起法で学習したことを思い出し、シートに獲得したことを書き出します。勉強はやりっぱなしでも身に付きません。大人もおろそかにしていることです。
 「計画的な学習と言いますが、計画的な学習をするとはどういうことかを今回の勉強マラソンで考えてください。仕事でも人生でも同じです。私たちは計画して実行するということを深い意味では理解できていません」
 そんな謎かけもしました。
 今、午前の部が終わりました。私は用事があるのでここまでです。生徒たちと一緒だととても集中できて仕事や勉強がはかどるので残念です。
 生徒たちが「学習の質量」について考え、取り組み、成長することを楽しみにしています。
12:50
2017/06/23

生徒って面白い

| by 関根均
 今日は中学1年と中学2年、そして、高校3年の「哲学」がありました。
 中学1年では「弾丸インプット」の男女対抗戦を実施しました。これは教科書の例文30センテンスをどれだけ速く音読できるかというもので、団体戦、クラス代表戦、大将戦の3回戦で戦います。僅差で女子が勝ちましたが、この間の男子の成長には目を見はるものがありました。さらに、そのセンテンスを書く「速書対抗戦」も行いました。これは初めての取組で、中学1年生も速く英文を書くことを意識させると、しかも、対抗戦のようなゲームになるとかなり速くなります。
 楽しみながら頑張る。力を合わせて頑張る。
 こういう楽しい勉強の活動も中学1年生にはいいものですね。
 高校3年は大学受験について特別のテキストをつくって話をしました。
 「やる気が出ないという人へ」「辛くて耐えられない人へ」「こんな受験勉強など意味がないと思っている人へ」「勉強が嫌になった人へ」「いくら勉強しても成績が上がらない人へ」「記憶できないで困っている人へ」「焦っている人へ」「大学へ行く意味があるのかと思っている人へ」という8つの項目について、私の考えを伝えました。
  「あんなジィジィ(retired)の言うことなど聞きたくないかもしれませんが、一応、私もまだ現役で頑張っているつもりで苦労しています。そういうジィジィの言葉だと受け取ってください」と前置きした上での話です。
 実際、今、私は英語とダンスの習得でなかなかうまくいかなくて苦労しています。頑張っているのにできるようにならなくて、挫折しそうになりながら、それでも必死に取り組んでいます。これは受験生と一緒です。そんな姿勢で話をしたら、私のような年寄りの戯言も受け入れてくれたようです。
 今日は中学1年から高校3年までと幅広い層の生徒と関わりました。生徒って面白いですね。
〈追伸〉
 高校3年の「哲学」テキストを「新教育キャビネット」にアップしました。
18:29
2017/06/20

成長の方法

| by 関根均
 昨日の高校1年の「哲学」で、中学時代と高校時代の違いについて話しました。
 中学時代はまだ身体や精神の発達期で自然に成長する時期です。一方で高校時代は、自然の成長が終了する時期で、自分の意志で伸びようとしなければ伸びない時期です。ですから、中学時代は自然の成長に加えて、自分で伸びようとすれば2倍の加速で成長します。小学生の時も同じです。最近、私が「中学3年で決まる」と言っているのはこの2倍の加速力を重視しているからです。
 一方、高校時代は自分で伸びようとしなければ成長はストップします。場合によっては退化するでしょう。ですから、中学時代よりも伸びることが難しくなります。強い意志とねばり強い継続が必要になります。しかし、まだ自然に成長している部分もあるので、伸びようと思って努力する生徒は必ず伸びることができます。
 さらに大人になると、特に私のようにいい歳になると、自然のままでは様々な機能が低下してきます。成長が止まるどころか退化するのが基本になります。つまり、今まで出来たことが出来なくなってきます。退化を止め、現状維持するには努力が必要です。しかし、さらに強い意志とさらにねばり強い継続的なトレーニングをすれば、それでも成長できると私は考えています。例えば、昔できなかったダンスができる、身体の柔軟性を高める、記憶力が増す、理解力が深くなる、等々です。
 もし私自身の取組で効果があれば、その方法は高校生にも役立つはずですし、中学生ならばさらに効果的であるはずです。今、自分を実験台にして新たなサプリを開発してみたいと思っています。歳を取れば取るほど私の実践は意味を持ってくるのでちょっと楽しみです。
 今日は週休日です。午前中は朝5時過ぎから勉強や仕事をしました。午後は身体づくり。柔軟とダンスを行いたいと思っています。
11:58
2017/06/19

多様性

| by 関根均
 今日は久しぶりに高校「哲学」の授業をしました。
 3時間目に高校1年のS・H合同の「哲学」を、6時間目に高校2年生のS・H合同の「哲学」を行いました。高校1年生のテーマは「高校生として成長したか」、高校2年生のテーマは「海外フィールドワーク」です。中高一貫生と高校から入学した生徒、それぞれを意識しながら、ときには中学入学生(S学年)の方を向いて語りかけ、ときには高校入学生(H学年)の方を向いて語りかけ、一生懸命話をしたつもりです。
 それぞれに思い出があり、また、私の思いがあり、それぞれに言葉を伝えられる。ときには同じ言葉を語りかける。考えてみれば、贅沢な話ですね。
 どちらの「哲学」の授業も、最初はSとHのそれぞれから生徒に発表してもらいました。生徒たちはお互いから刺激を受けたようです。
 どの社会、組織にも多様性は必要ですね。
 放課後は、開智未来祭の高校の有志発表のオーディションを行いました。バンド、コーラス、ダンス等、8つのグルーブのパフォーマンスが行われました。いつもとは違う彼らの姿を見ながら、今日は高校生を満喫しました。
 中学生がいて、高校生がいて、中学入学の高校生と高校入学の高校生がいて、多様性とはゆたかさですね。
18:55
2017/06/17

進化

| by 関根均
 中学3年生と探究フィールドワークに行っていたので久しぶりの学校です。
 まずは始業前の東大ゼミ、そして、1時間目の中学3年「哲学」。4時間目は中学1年「哲学」、すぐに中学1年保護者会あいさつと続きました。
 中学1年「哲学」は授業変更して今日の4時間目とし、中学1年保護者会に参加する保護者の方が参観できるようにしました。これは初めての試みです。アカデメイアの後方に保護者の方が座っていて、生徒と保護者に授業をしているようでした。時々、保護者には解説を入れ、また、生徒に話を向けるという工夫もしてみました。
 こんな方法も楽しいものですね。
 中学1年生たちも親の前で頑張っている姿を見せようとしています。
 今日の内容は、前半は「弾丸インプットコンテスト」の予行、後半は里山探究フィールドワークについての考察です。
 「開智未来は確実に進化していますね」
 上の学年に兄を通わせている保護者の方が私に言った言葉です。
 嬉しかったです。毎年、前年の取組よりもよい取組にしようと、先生方と一緒に頑張ってきました。こうやって認めていただけると先生方ももっとやる気が出てくるでしょう。
 求めれば応えてくれる。
 これが開智未来生です。
 中学3年の探究フィールドワークが終わり、今度は7月10日からの里山探究フィールドワーク(中学1年)です。もっともっとよいフィールドワークにしてもっともっと生徒たちを伸ばしたい。やっぱり教育実践は楽しいですね。
14:34
2017/06/16

成長

| by 関根均
 昨日、中学3年生の探究フィールドワークが終了しました。この間、このメッセージを書くことができず、申し訳ありませんでした。
 疲れはあるのですが、習慣で4時半に目を覚まし、フィールドワークの振り返りをしています。新たに広島での学習を加え、盛りだくさんのフィールドワークとなりました。
 今回の「探究フィールドワーク」はヒロシマ平和学習、探究、観想、メモート、自立・自律・集団の5つの学びが柱になっています。総合的に生徒たちはよく学び、十分な成果を得て、大成功だったと思います。心地よい疲労感と満足感に浸っています。
 特によかったことは2点。
 「一人で行動できたこと」と「メモートが深まったこと」です。
 3日目の調査は、1日一人で行動しました。堀口学年主任を中心に学年団がその指導を徹底して、実現することができました。奇跡的なことです。人間は誰かと連んでしまうものです。知らない土地ならなおさらです。中学3年生たちは「初めてのお使い」のように、一人で調査のためにアポイントを取って人と会い、交通手段を確認して、朝8時過ぎから夕方6時過ぎまで10時間、たっぷりと一人時間を過ごしました。ホテルに帰ってきた姿は一回り大きくなっていました。
 もちろん、教員のバックアップとていねいな指導があったからこそできた実践です。緊急のときの体制、一人一人の生徒との連絡体制。生徒たちも安心感があったから一人で行動できたのでしょう。
 メモートも頑張りました。メモをノートに書く。それだけの実践ですが、簡単なものではありません。その意義の深さはきっと生徒たちは分かってくれたでしょう。懐疑的な人もいるでしょう。しかし、その人は4日間、いいえ、その準備段階から書き続けるという、継続的な取組をしていないはずです。生徒たちはそれぞれに工夫をしており、個性溢れるメモートになってきました。
 教育実践というものの深みと重みを感じた4日間でした。
10:38
2017/06/11

観る

| by 関根均
 明日から中学3年生の「探究フィールドワーク」に行ってきます。
 今回のテーマは「観る」です。「見る」と「観る」の違いは?これは生徒たちの課題です。仏像を観る。歴史を観る。人々の生活を観る。ヒロシマを観る。たくさんの「観る」があります。
 「観る」とは外界を見るだけでなく、その対象を見ることを通して、その奥にあるものを見ることであり、その奥を見つめる自己を見ることでもあります。
 中学3年生たちはすでに「哲学」の授業でこのことを考えてきました。そして、フィールドワークの4日間、様々なものを見ることを通じて、「観る」とは何かを考え続けるでしょう。そして、その意味を理解するに違いありません。
 中学3年生には難しすぎるのではないか、と考える人もいるかもしれません。しかし、中学3年生は大人が想像する以上に深く考えているのです。特に、開智未来生ははるかに深く考えています。
 私の4日間のテーマは「考え続ける」です。考え続けたいことがたくさんあります。生徒たちと一緒に「観る」ことに専念しながら、考え続けてみたいと思います。
 さて、明日から4日間、このメッセージは中断します。今回はコンピュータを持たないことにしたからです。移動の際に荷物になります。今年は身軽に動き回りながら、考えたいと思っているのでご了承ください。
 中学3年生たちがどのくらい成長するか。考え続けて何が観えてきたか。楽しみにしていてください。
 では、行ってきます。
20:09
2017/06/10

人間模様

| by 関根均
 今日は午前中が高校説明会、午後が高校2年(S・H)の保護者会と校長として話すことの多い1日でした。
 いろいろな思いをもって校長の話を聞いているのだと思います。ですから、どのような話をしたらよいのか、また、どのように話したらよいのか、といろいろ考えてしまいます。
 私の気持ちは伝わっただろうか。説明が足らなかったのではないだろうか。
 妙に振り返ってしまいます。
 歳を取ってきたからでしょうか(最近、こんな書き方が多くてすみません)。買い物などでお店の若い子が頑張っていると、その親がその姿を見たらどんな気持ちになるだろうか、と考えてしまいます。生徒についても同じです。私に注意されている生徒の姿を見たら、保護者の方はどう感じるだろうか。きっと辛い思いになるだろう、と考えてしまいます。
 みんな必死に自分として生きている。一生懸命、自分の子を育てようとしている。
 だから、私たち教員も一生懸命に、時には本気で怒り、いいところを探して、生徒の教育を行っている。
 様々な人間模様が見えてくる年齢になってきたのかもしれませんね。
15:47
2017/06/08

挑戦

| by 関根均
 今週は火曜日は浅草橋にある開智日本橋中学・高等学校の塾説明会へ、水曜日は大宮ソニックへ本校の塾説明会で出張しました。先週から外出のあまり好きではない私ですが、学校を離れてあちこちと出かけています。
 独りよがりにならないように、時には外気を吸って、自分にはないものを積極的に学んだ方がいいのかもしれません。
 さて、昨日の塾説明会でこんな話をしました。
 「私も4月に60歳の誕生日を迎え、ついに還暦になりました。塾の皆様と開校前に初めてお会いしたときはまだ50代前半でしたが、そろそろ年齢を気にする頃になりました。多くの方からいつまでも開智未来の校長として頑張ってほしいと言われますが、老化したら校長を退かなければならないと考えています。では、老化したかどうかの基準は何でしょう。私は2つあると思っています。一つは身体です。目は焦点を合わせてしっかりと見えていますし、耳を澄ませて聞き取っていますから感覚器官は大丈夫です。運動器官についても短距離も長距離も生徒と一緒に走れます。1月からはストレッチを開始して柔軟性も高まりました。最近、自己流ですがダンスを始めてリズムに合わせて踊っています。もう一つは新しいことにチャレンジできるかどうかです。いつでも変化できるならばまだ老いていません。ストレッチ、ダンス、教育学の研究、幼児教育等、新しいことを始めていますし、まだまだやりたいことがたくさんあります。ですから、まだ老化はしていませんのでご安心ください。
 脳の方ですが、これは自分ではわかりません。認知症の老人は自分のことを惚けていないと思っています。脳は自分にウソをつきます。ですから、自分ではこれまでどおりに脳が働いていると思ってもそれは脳によってそう思いこまされているのかもしれません。『論語』では60歳を『耳従う』と言っています。人の言うことを聞く、という意味です。そろそろ自分が正しいかどうか自分では確証を持てなくなるから人の言うことに従いなさい、ということなのだと私は理解しています。自分が正しいと考えてきた教育を先生方と一緒に創ってきましたが、これからは先生方の考えに耳を傾けて、先生方を頼りにして、みんなで開智未来を創っていきたいと思っています」
 単に気持ちだけでなく、身体と脳を維持する、向上させる。開智未来の教育を発展させるために自分の取組が参考になるでしょう。そして、この取組をもとに「スーパーエイジング・サプリ」を開発したいですね。それから、幼児向けのサプリの研究にも挑戦したいと考えています。
09:49
2017/06/04

大切な子どもたち

| by 関根均
 今、中学体験授業が終了しました。76名の小学生たちとその保護者の方が参加してくださいました。ありがとうございました。
 いかがでしたか。
 この小学生たちがこれから自分が進む中学校を選び、そして、中学受験という関門を乗り越えていきます。
 「元気に大きく成長してね」
 そんな気持ちでいっぱいです。
 中学体験授業を控え、先日『中学受験という選択』(おおととしまさ著、日本経済新聞出版社)を読みました。私たち私立中学校側は生徒募集という観点で中学受験を見てしまう傾向がありますが、子どもたち、そして、保護者の方にとっては、合格を目標とする中学受験であり、股、長い時間の戦いであり、親と子の葛藤と成長のドラマなのですね。
 私がもぎとったところをいくつか紹介します。
 「中学受験をするということは、自らの意志でその環境を選ぶことにほかならない。思春期にとのような環境でどのような仲間とどのような体験を積むのかは、その後の人生に多大なる影響を与える。人生観、生き方、幸福感にかかわる問題だ」
 「人生の節目節目に、次に自らが歩む『階段』を選び、自分の力で一歩一歩のぼる経験を通して、人生の険しい道をたくましく踏破できる足腰が鍛えられるのではないかと、私はイメージする」
 子どもの成長に意味のある中学受験。大切な視点ですね。
 もうひとつ、親に関わる箇所を。
 「子どものためには『本当はこうしたほうがいい』ということはわっているにもかかわらず、親自身が我慢できず、つい手を下したり、判断を下したり、子どもの変われにしてしまい、子どもの成長の機会を奪うことを『甘やかす』という。つまり、親が、子どもの成長より自分の感情を優先し、自分を律することができない状態を『甘やかし』といいうのだ」
 私の行った「小学生サプリ」では熱心にメモを取っていました。
 保護者の方の書いてくださったアンケートに「わが子がこんなに一生懸命メモをとる姿に驚きました」とありました。昨日のメッセージに書きましたが、小学生を甘く見てはいけませんね。
 改めて、この子どもたちを大切に育てなければと思っています。
12:53
2017/06/03

小学生の志

| by 関根均
 明日は中学校の体験授業です。中学募集活動もここから本格化します。
 昨日、サプリテキストを改訂しました。「小学生サプリ2017」と「中学受験生『親サプリ講座2017』です。
 今回の改訂の観点は「小学生だって自分を伸ばしたい」です。地元の公立中学校に自動的に進学することをせずに、自分が成長する中学校を探して選び、さらに中学受験に挑戦する小学生は、自分のことを考え、自分を本気で伸ばそうと思って、そして、困難に立ち向かっていこうとしています。つまり、自分を意識しているのです。
 もしかしたら、大人以上に真剣に考えているかもしれません。
 そういう小学生たちに届くようなサプリにする。
 これが今回の改訂のねらいです。
 7つの項目からなります。
 「Ⅰ 中学入試で成長しよう」「Ⅱ 『哲学ノート』を書き始めよう」「Ⅲ 『学びのサプリ 未来 Ⅲ』を読んで、実行できることを実行しよう」「Ⅳ 中学生に向けて成長しよう:自立・行動・聞く力」「Ⅴ 点数よりも頭がよくなるために」「Ⅵ 開智未来の『6つの授業姿勢』で小学校の授業を受けよう」「Ⅶ サプリの基本:メモ、もぎとり、うなずき」です。
 小学生には難しいのでは?そう考える人もいるかもしれません。
 小学生を甘く見てはいけません。
 彼らは自分を見つめ、親を見つめ、社会を見つめ、「自分が大人になったら……」と考えているのです。
 自分が大人になったら、世界から戦争をなくしたい。
 自分が大人になったら、虐待のない社会をつくりたい。
 自分が大人になったら、みんなが幸せになれる世界をつくりたい。
 そんな志をそっと抱いているはずです。
 テキストに「開智未来が求める生徒=入学して伸びる生徒」について次のように記しました。
 「人の話を耳をすませて聞き、計算を正確に素早く解くことができ、また、様々な文章を素早く正しく読み取ることができて、知的好奇心と意欲があり、何ごとも真剣に考え続けられる生徒。読書と英語に親しんでいればもっと素晴らしい」
 ちょっと欲張りでしたか?
 明日、多くの小学生たちとお会いできることを楽しみにしています。
11:00
2017/06/02

なかなか乙なもの?

| by 関根均
 体育発表が終わり、中学3年生たちは6月12日(月)からの「探究フィールドワーク」へ向けて、中学1年生は7月の「里山探究フィールドワーク」に向けて、中学2年生は9月の「ブリティッシュヒルズ探究フィールドワーク」に向けての取組が始まりました。
 今日は中学1年と2年の「哲学」がありました。
 中学1年生は里山探究フィールドワークと併せて「弾丸インプット」を始めることになりました。これは30の英文を超高速で音読し、そのスピードを男女対抗で競うものです。男女ごとに学びの集団をつくるとともに英語力を鍛えようとする取組です。
 中学2年生はブリティッシュヒルズで「オールイングリッシュ」を達成することを目標にこれから105日を送ります。今年のテーマは「意思疎通をする英会話」です。これから各クラスの英語委員や、「星の王子様プログラム」のリーダー・サブリーダーが中心となって、そろそろ苦手意識を持ってきた英語を一気に得意科目にしようと目論んでいます。
 ちなみに、中学3年は新幹線の中はオールイングリッシュです。
 私もこれから11月の海外フィールドワークまで英語の日々になります。今年こそは英語を普通に話せるようにしたいと思っています。
 英語への挑戦を始めて5年は経ちました。そろそろ完成させないとあとがない歳です。
 後がなく 英語に興(狂)ずる 耳順(じじゅん)かな-これもなかなか乙なものですよね。
18:22
2017/06/01

臆病

| by 関根均
 意外と思われるかもしれませんが、私は内向きな人間であまり出張しません。実に人見知りです。
 今日はまず千葉県柏市にある開智国際大学へ行き、開智教育研究所の打ち合わせをして、その足で東京の中野へ向かい、四谷大塚の方とお会いしました。
 四谷大塚の方とは、これからの日本の教育の在り方について2時間ほど話し込んでしまいました。開智未来が今年から実施する「未来TED」や未来型入試を改善した「探究」入試、東大ゼミでの新しい試みについて興味をもっていただき、また、高く評価していただきました。教育研究所で開智学園の各学校の教育をもとに教育研究と教育実践をつなげる試みにも関心をもってもらいました。
 2時間があっという間に過ぎました。
 志を同じくする人、教育を追究しようとする人、そういう人と純粋に語り合うことほど楽しいことはありません。
 もっと積極的に外へ出た方がよいのかな。
 帰りの電車の中で思いました。
 しかし、開智未来で生徒たちと、例えば、アカデメイアで一緒に勉強する方が、開智未来の先生と、例えば探究フィールドワークや里山探究フィールドワークやブリティッシュヒルズや、勉強合宿や才能発見プログラムなどについて検討している方が、自分らしくも感じます。
 生徒たちには全国で勝負せよ、世界で勝負せよと言っているのに、臆病ですね。
 粉飾せず、見栄や虚勢をはらず、本質だけを追い求めて、いろいろな方と関わりながら、少しでも日本の教育に貢献できればと思っています。
19:41
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