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校長からのメッセージ

~校長が語る開智未来~
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2017/06/23new

生徒って面白い

| by 関根均
 今日は中学1年と中学2年、そして、高校3年の「哲学」がありました。
 中学1年では「弾丸インプット」の男女対抗戦を実施しました。これは教科書の例文30センテンスをどれだけ速く音読できるかというもので、団体戦、クラス代表戦、大将戦の3回戦で戦います。僅差で女子が勝ちましたが、この間の男子の成長には目を見はるものがありました。さらに、そのセンテンスを書く「速書対抗戦」も行いました。これは初めての取組で、中学1年生も速く英文を書くことを意識させると、しかも、対抗戦のようなゲームになるとかなり速くなります。
 楽しみながら頑張る。力を合わせて頑張る。
 こういう楽しい勉強の活動も中学1年生にはいいものですね。
 高校3年は大学受験について特別のテキストをつくって話をしました。
 「やる気が出ないという人へ」「辛くて耐えられない人へ」「こんな受験勉強など意味がないと思っている人へ」「勉強が嫌になった人へ」「いくら勉強しても成績が上がらない人へ」「記憶できないで困っている人へ」「焦っている人へ」「大学へ行く意味があるのかと思っている人へ」という8つの項目について、私の考えを伝えました。
  「あんなジィジィ(retired)の言うことなど聞きたくないかもしれませんが、一応、私もまだ現役で頑張っているつもりで苦労しています。そういうジィジィの言葉だと受け取ってください」と前置きした上での話です。
 実際、今、私は英語とダンスの習得でなかなかうまくいかなくて苦労しています。頑張っているのにできるようにならなくて、挫折しそうになりながら、それでも必死に取り組んでいます。これは受験生と一緒です。そんな姿勢で話をしたら、私のような年寄りの戯言も受け入れてくれたようです。
 今日は中学1年から高校3年までと幅広い層の生徒と関わりました。生徒って面白いですね。
〈追伸〉
 高校3年の「哲学」テキストを「新教育キャビネット」にアップしました。
18:29
2017/06/20new

成長の方法

| by 関根均
 昨日の高校1年の「哲学」で、中学時代と高校時代の違いについて話しました。
 中学時代はまだ身体や精神の発達期で自然に成長する時期です。一方で高校時代は、自然の成長が終了する時期で、自分の意志で伸びようとしなければ伸びない時期です。ですから、中学時代は自然の成長に加えて、自分で伸びようとすれば2倍の加速で成長します。小学生の時も同じです。最近、私が「中学3年で決まる」と言っているのはこの2倍の加速力を重視しているからです。
 一方、高校時代は自分で伸びようとしなければ成長はストップします。場合によっては退化するでしょう。ですから、中学時代よりも伸びることが難しくなります。強い意志とねばり強い継続が必要になります。しかし、まだ自然に成長している部分もあるので、伸びようと思って努力する生徒は必ず伸びることができます。
 さらに大人になると、特に私のようにいい歳になると、自然のままでは様々な機能が低下してきます。成長が止まるどころか退化するのが基本になります。つまり、今まで出来たことが出来なくなってきます。退化を止め、現状維持するには努力が必要です。しかし、さらに強い意志とさらにねばり強い継続的なトレーニングをすれば、それでも成長できると私は考えています。例えば、昔できなかったダンスができる、身体の柔軟性を高める、記憶力が増す、理解力が深くなる、等々です。
 もし私自身の取組で効果があれば、その方法は高校生にも役立つはずですし、中学生ならばさらに効果的であるはずです。今、自分を実験台にして新たなサプリを開発してみたいと思っています。歳を取れば取るほど私の実践は意味を持ってくるのでちょっと楽しみです。
 今日は週休日です。午前中は朝5時過ぎから勉強や仕事をしました。午後は身体づくり。柔軟とダンスを行いたいと思っています。
11:58
2017/06/19new

多様性

| by 関根均
 今日は久しぶりに高校「哲学」の授業をしました。
 3時間目に高校1年のS・H合同の「哲学」を、6時間目に高校2年生のS・H合同の「哲学」を行いました。高校1年生のテーマは「高校生として成長したか」、高校2年生のテーマは「海外フィールドワーク」です。中高一貫生と高校から入学した生徒、それぞれを意識しながら、ときには中学入学生(S学年)の方を向いて語りかけ、ときには高校入学生(H学年)の方を向いて語りかけ、一生懸命話をしたつもりです。
 それぞれに思い出があり、また、私の思いがあり、それぞれに言葉を伝えられる。ときには同じ言葉を語りかける。考えてみれば、贅沢な話ですね。
 どちらの「哲学」の授業も、最初はSとHのそれぞれから生徒に発表してもらいました。生徒たちはお互いから刺激を受けたようです。
 どの社会、組織にも多様性は必要ですね。
 放課後は、開智未来祭の高校の有志発表のオーディションを行いました。バンド、コーラス、ダンス等、8つのグルーブのパフォーマンスが行われました。いつもとは違う彼らの姿を見ながら、今日は高校生を満喫しました。
 中学生がいて、高校生がいて、中学入学の高校生と高校入学の高校生がいて、多様性とはゆたかさですね。
18:55
2017/06/17

進化

| by 関根均
 中学3年生と探究フィールドワークに行っていたので久しぶりの学校です。
 まずは始業前の東大ゼミ、そして、1時間目の中学3年「哲学」。4時間目は中学1年「哲学」、すぐに中学1年保護者会あいさつと続きました。
 中学1年「哲学」は授業変更して今日の4時間目とし、中学1年保護者会に参加する保護者の方が参観できるようにしました。これは初めての試みです。アカデメイアの後方に保護者の方が座っていて、生徒と保護者に授業をしているようでした。時々、保護者には解説を入れ、また、生徒に話を向けるという工夫もしてみました。
 こんな方法も楽しいものですね。
 中学1年生たちも親の前で頑張っている姿を見せようとしています。
 今日の内容は、前半は「弾丸インプットコンテスト」の予行、後半は里山探究フィールドワークについての考察です。
 「開智未来は確実に進化していますね」
 上の学年に兄を通わせている保護者の方が私に言った言葉です。
 嬉しかったです。毎年、前年の取組よりもよい取組にしようと、先生方と一緒に頑張ってきました。こうやって認めていただけると先生方ももっとやる気が出てくるでしょう。
 求めれば応えてくれる。
 これが開智未来生です。
 中学3年の探究フィールドワークが終わり、今度は7月10日からの里山探究フィールドワーク(中学1年)です。もっともっとよいフィールドワークにしてもっともっと生徒たちを伸ばしたい。やっぱり教育実践は楽しいですね。
14:34
2017/06/16

成長

| by 関根均
 昨日、中学3年生の探究フィールドワークが終了しました。この間、このメッセージを書くことができず、申し訳ありませんでした。
 疲れはあるのですが、習慣で4時半に目を覚まし、フィールドワークの振り返りをしています。新たに広島での学習を加え、盛りだくさんのフィールドワークとなりました。
 今回の「探究フィールドワーク」はヒロシマ平和学習、探究、観想、メモート、自立・自律・集団の5つの学びが柱になっています。総合的に生徒たちはよく学び、十分な成果を得て、大成功だったと思います。心地よい疲労感と満足感に浸っています。
 特によかったことは2点。
 「一人で行動できたこと」と「メモートが深まったこと」です。
 3日目の調査は、1日一人で行動しました。堀口学年主任を中心に学年団がその指導を徹底して、実現することができました。奇跡的なことです。人間は誰かと連んでしまうものです。知らない土地ならなおさらです。中学3年生たちは「初めてのお使い」のように、一人で調査のためにアポイントを取って人と会い、交通手段を確認して、朝8時過ぎから夕方6時過ぎまで10時間、たっぷりと一人時間を過ごしました。ホテルに帰ってきた姿は一回り大きくなっていました。
 もちろん、教員のバックアップとていねいな指導があったからこそできた実践です。緊急のときの体制、一人一人の生徒との連絡体制。生徒たちも安心感があったから一人で行動できたのでしょう。
 メモートも頑張りました。メモをノートに書く。それだけの実践ですが、簡単なものではありません。その意義の深さはきっと生徒たちは分かってくれたでしょう。懐疑的な人もいるでしょう。しかし、その人は4日間、いいえ、その準備段階から書き続けるという、継続的な取組をしていないはずです。生徒たちはそれぞれに工夫をしており、個性溢れるメモートになってきました。
 教育実践というものの深みと重みを感じた4日間でした。
10:38
2017/06/11

観る

| by 関根均
 明日から中学3年生の「探究フィールドワーク」に行ってきます。
 今回のテーマは「観る」です。「見る」と「観る」の違いは?これは生徒たちの課題です。仏像を観る。歴史を観る。人々の生活を観る。ヒロシマを観る。たくさんの「観る」があります。
 「観る」とは外界を見るだけでなく、その対象を見ることを通して、その奥にあるものを見ることであり、その奥を見つめる自己を見ることでもあります。
 中学3年生たちはすでに「哲学」の授業でこのことを考えてきました。そして、フィールドワークの4日間、様々なものを見ることを通じて、「観る」とは何かを考え続けるでしょう。そして、その意味を理解するに違いありません。
 中学3年生には難しすぎるのではないか、と考える人もいるかもしれません。しかし、中学3年生は大人が想像する以上に深く考えているのです。特に、開智未来生ははるかに深く考えています。
 私の4日間のテーマは「考え続ける」です。考え続けたいことがたくさんあります。生徒たちと一緒に「観る」ことに専念しながら、考え続けてみたいと思います。
 さて、明日から4日間、このメッセージは中断します。今回はコンピュータを持たないことにしたからです。移動の際に荷物になります。今年は身軽に動き回りながら、考えたいと思っているのでご了承ください。
 中学3年生たちがどのくらい成長するか。考え続けて何が観えてきたか。楽しみにしていてください。
 では、行ってきます。
20:09
2017/06/10

人間模様

| by 関根均
 今日は午前中が高校説明会、午後が高校2年(S・H)の保護者会と校長として話すことの多い1日でした。
 いろいろな思いをもって校長の話を聞いているのだと思います。ですから、どのような話をしたらよいのか、また、どのように話したらよいのか、といろいろ考えてしまいます。
 私の気持ちは伝わっただろうか。説明が足らなかったのではないだろうか。
 妙に振り返ってしまいます。
 歳を取ってきたからでしょうか(最近、こんな書き方が多くてすみません)。買い物などでお店の若い子が頑張っていると、その親がその姿を見たらどんな気持ちになるだろうか、と考えてしまいます。生徒についても同じです。私に注意されている生徒の姿を見たら、保護者の方はどう感じるだろうか。きっと辛い思いになるだろう、と考えてしまいます。
 みんな必死に自分として生きている。一生懸命、自分の子を育てようとしている。
 だから、私たち教員も一生懸命に、時には本気で怒り、いいところを探して、生徒の教育を行っている。
 様々な人間模様が見えてくる年齢になってきたのかもしれませんね。
15:47
2017/06/08

挑戦

| by 関根均
 今週は火曜日は浅草橋にある開智日本橋中学・高等学校の塾説明会へ、水曜日は大宮ソニックへ本校の塾説明会で出張しました。先週から外出のあまり好きではない私ですが、学校を離れてあちこちと出かけています。
 独りよがりにならないように、時には外気を吸って、自分にはないものを積極的に学んだ方がいいのかもしれません。
 さて、昨日の塾説明会でこんな話をしました。
 「私も4月に60歳の誕生日を迎え、ついに還暦になりました。塾の皆様と開校前に初めてお会いしたときはまだ50代前半でしたが、そろそろ年齢を気にする頃になりました。多くの方からいつまでも開智未来の校長として頑張ってほしいと言われますが、老化したら校長を退かなければならないと考えています。では、老化したかどうかの基準は何でしょう。私は2つあると思っています。一つは身体です。目は焦点を合わせてしっかりと見えていますし、耳を澄ませて聞き取っていますから感覚器官は大丈夫です。運動器官についても短距離も長距離も生徒と一緒に走れます。1月からはストレッチを開始して柔軟性も高まりました。最近、自己流ですがダンスを始めてリズムに合わせて踊っています。もう一つは新しいことにチャレンジできるかどうかです。いつでも変化できるならばまだ老いていません。ストレッチ、ダンス、教育学の研究、幼児教育等、新しいことを始めていますし、まだまだやりたいことがたくさんあります。ですから、まだ老化はしていませんのでご安心ください。
 脳の方ですが、これは自分ではわかりません。認知症の老人は自分のことを惚けていないと思っています。脳は自分にウソをつきます。ですから、自分ではこれまでどおりに脳が働いていると思ってもそれは脳によってそう思いこまされているのかもしれません。『論語』では60歳を『耳従う』と言っています。人の言うことを聞く、という意味です。そろそろ自分が正しいかどうか自分では確証を持てなくなるから人の言うことに従いなさい、ということなのだと私は理解しています。自分が正しいと考えてきた教育を先生方と一緒に創ってきましたが、これからは先生方の考えに耳を傾けて、先生方を頼りにして、みんなで開智未来を創っていきたいと思っています」
 単に気持ちだけでなく、身体と脳を維持する、向上させる。開智未来の教育を発展させるために自分の取組が参考になるでしょう。そして、この取組をもとに「スーパーエイジング・サプリ」を開発したいですね。それから、幼児向けのサプリの研究にも挑戦したいと考えています。
09:49
2017/06/04

大切な子どもたち

| by 関根均
 今、中学体験授業が終了しました。76名の小学生たちとその保護者の方が参加してくださいました。ありがとうございました。
 いかがでしたか。
 この小学生たちがこれから自分が進む中学校を選び、そして、中学受験という関門を乗り越えていきます。
 「元気に大きく成長してね」
 そんな気持ちでいっぱいです。
 中学体験授業を控え、先日『中学受験という選択』(おおととしまさ著、日本経済新聞出版社)を読みました。私たち私立中学校側は生徒募集という観点で中学受験を見てしまう傾向がありますが、子どもたち、そして、保護者の方にとっては、合格を目標とする中学受験であり、股、長い時間の戦いであり、親と子の葛藤と成長のドラマなのですね。
 私がもぎとったところをいくつか紹介します。
 「中学受験をするということは、自らの意志でその環境を選ぶことにほかならない。思春期にとのような環境でどのような仲間とどのような体験を積むのかは、その後の人生に多大なる影響を与える。人生観、生き方、幸福感にかかわる問題だ」
 「人生の節目節目に、次に自らが歩む『階段』を選び、自分の力で一歩一歩のぼる経験を通して、人生の険しい道をたくましく踏破できる足腰が鍛えられるのではないかと、私はイメージする」
 子どもの成長に意味のある中学受験。大切な視点ですね。
 もうひとつ、親に関わる箇所を。
 「子どものためには『本当はこうしたほうがいい』ということはわっているにもかかわらず、親自身が我慢できず、つい手を下したり、判断を下したり、子どもの変われにしてしまい、子どもの成長の機会を奪うことを『甘やかす』という。つまり、親が、子どもの成長より自分の感情を優先し、自分を律することができない状態を『甘やかし』といいうのだ」
 私の行った「小学生サプリ」では熱心にメモを取っていました。
 保護者の方の書いてくださったアンケートに「わが子がこんなに一生懸命メモをとる姿に驚きました」とありました。昨日のメッセージに書きましたが、小学生を甘く見てはいけませんね。
 改めて、この子どもたちを大切に育てなければと思っています。
12:53
2017/06/03

小学生の志

| by 関根均
 明日は中学校の体験授業です。中学募集活動もここから本格化します。
 昨日、サプリテキストを改訂しました。「小学生サプリ2017」と「中学受験生『親サプリ講座2017』です。
 今回の改訂の観点は「小学生だって自分を伸ばしたい」です。地元の公立中学校に自動的に進学することをせずに、自分が成長する中学校を探して選び、さらに中学受験に挑戦する小学生は、自分のことを考え、自分を本気で伸ばそうと思って、そして、困難に立ち向かっていこうとしています。つまり、自分を意識しているのです。
 もしかしたら、大人以上に真剣に考えているかもしれません。
 そういう小学生たちに届くようなサプリにする。
 これが今回の改訂のねらいです。
 7つの項目からなります。
 「Ⅰ 中学入試で成長しよう」「Ⅱ 『哲学ノート』を書き始めよう」「Ⅲ 『学びのサプリ 未来 Ⅲ』を読んで、実行できることを実行しよう」「Ⅳ 中学生に向けて成長しよう:自立・行動・聞く力」「Ⅴ 点数よりも頭がよくなるために」「Ⅵ 開智未来の『6つの授業姿勢』で小学校の授業を受けよう」「Ⅶ サプリの基本:メモ、もぎとり、うなずき」です。
 小学生には難しいのでは?そう考える人もいるかもしれません。
 小学生を甘く見てはいけません。
 彼らは自分を見つめ、親を見つめ、社会を見つめ、「自分が大人になったら……」と考えているのです。
 自分が大人になったら、世界から戦争をなくしたい。
 自分が大人になったら、虐待のない社会をつくりたい。
 自分が大人になったら、みんなが幸せになれる世界をつくりたい。
 そんな志をそっと抱いているはずです。
 テキストに「開智未来が求める生徒=入学して伸びる生徒」について次のように記しました。
 「人の話を耳をすませて聞き、計算を正確に素早く解くことができ、また、様々な文章を素早く正しく読み取ることができて、知的好奇心と意欲があり、何ごとも真剣に考え続けられる生徒。読書と英語に親しんでいればもっと素晴らしい」
 ちょっと欲張りでしたか?
 明日、多くの小学生たちとお会いできることを楽しみにしています。
11:00
2017/06/02

なかなか乙なもの?

| by 関根均
 体育発表が終わり、中学3年生たちは6月12日(月)からの「探究フィールドワーク」へ向けて、中学1年生は7月の「里山探究フィールドワーク」に向けて、中学2年生は9月の「ブリティッシュヒルズ探究フィールドワーク」に向けての取組が始まりました。
 今日は中学1年と2年の「哲学」がありました。
 中学1年生は里山探究フィールドワークと併せて「弾丸インプット」を始めることになりました。これは30の英文を超高速で音読し、そのスピードを男女対抗で競うものです。男女ごとに学びの集団をつくるとともに英語力を鍛えようとする取組です。
 中学2年生はブリティッシュヒルズで「オールイングリッシュ」を達成することを目標にこれから105日を送ります。今年のテーマは「意思疎通をする英会話」です。これから各クラスの英語委員や、「星の王子様プログラム」のリーダー・サブリーダーが中心となって、そろそろ苦手意識を持ってきた英語を一気に得意科目にしようと目論んでいます。
 ちなみに、中学3年は新幹線の中はオールイングリッシュです。
 私もこれから11月の海外フィールドワークまで英語の日々になります。今年こそは英語を普通に話せるようにしたいと思っています。
 英語への挑戦を始めて5年は経ちました。そろそろ完成させないとあとがない歳です。
 後がなく 英語に興(狂)ずる 耳順(じじゅん)かな-これもなかなか乙なものですよね。
18:22
2017/06/01

臆病

| by 関根均
 意外と思われるかもしれませんが、私は内向きな人間であまり出張しません。実に人見知りです。
 今日はまず千葉県柏市にある開智国際大学へ行き、開智教育研究所の打ち合わせをして、その足で東京の中野へ向かい、四谷大塚の方とお会いしました。
 四谷大塚の方とは、これからの日本の教育の在り方について2時間ほど話し込んでしまいました。開智未来が今年から実施する「未来TED」や未来型入試を改善した「探究」入試、東大ゼミでの新しい試みについて興味をもっていただき、また、高く評価していただきました。教育研究所で開智学園の各学校の教育をもとに教育研究と教育実践をつなげる試みにも関心をもってもらいました。
 2時間があっという間に過ぎました。
 志を同じくする人、教育を追究しようとする人、そういう人と純粋に語り合うことほど楽しいことはありません。
 もっと積極的に外へ出た方がよいのかな。
 帰りの電車の中で思いました。
 しかし、開智未来で生徒たちと、例えば、アカデメイアで一緒に勉強する方が、開智未来の先生と、例えば探究フィールドワークや里山探究フィールドワークやブリティッシュヒルズや、勉強合宿や才能発見プログラムなどについて検討している方が、自分らしくも感じます。
 生徒たちには全国で勝負せよ、世界で勝負せよと言っているのに、臆病ですね。
 粉飾せず、見栄や虚勢をはらず、本質だけを追い求めて、いろいろな方と関わりながら、少しでも日本の教育に貢献できればと思っています。
19:41
2017/05/31

不思議な幸福感

| by 関根均
 昨日の体育発表祭で640メートル走る「スーパーエイジング走」と、中学1年生と一緒に走ったリレーでの激走の影響からか、昨晩から筋肉痛になり、今朝もかなりの筋肉痛でしたが、午後にはどうにか痛みは取れました。
 でも、一日炎天下にいた影響はまだ残っています。
 比べて、生徒たちは元気ですね。グランドでは運動部の生徒たちが走り回っています。
 さて、体育発表祭から一夜明けて、今朝アカデメイアへ行くと、生徒たちでいっぱいでした。昨日までは、体育発表祭の練習に専心した彼らは、昨日までの熱狂は嘘のように、アカデメイアで独習しています。この切り替えは素晴らしいですね。
 艱難辛苦を共にすべく、富貴を共にせざれ。
 私が大好きな高杉晋作の言葉ですが、まさにこの言葉のとおりです。
 私も筋肉痛の身体ながら一緒に勉強しました。
 そして、午前中は塾説明会。このような開智未来のよさが認知されてきました。
 でも、生徒たちを身近に見ていないと、彼らの日頃の姿を知らないと、開智未来の本当のよさはわからないかもしれません。
 分かってもらえないことにもどかしさを感じつつ、一方で、開智未来生たちのよさをいつも感じていられる自分の立場に、不思議な幸福感を感じています。
〈追伸〉
 今週の日曜日は中学校の体験授業です。新しい「小学生サプリ2017」のテキストが本日完成しました。今年の小学生サプリのテーマは「小学生は大人以上に伸びたいと思っている」です。是非とも、多くの小学生に聞いてほしいと願っています。楽しみにしていてくださいね。
17:21
2017/05/30

開智未来の流儀

| by 関根均
 体育発表祭が無事終了しました。
 気温が高くなるということで生徒が熱中症になることを心配しましたが、生徒たちは自分の健康管理に努め、また、「移動はかけ足」を実践したため、予定より20分ほど早く終了し、終わってみればこれまでで最も体調不良者やけが人の少ない体育発表祭になりました。
 この「一致団結感」、生徒と教員で一つのミッションを達成しようとするモラール(士気)の有りようは、手前味噌ですが、「開智未来の流儀」ですね。
 今回は火曜日に延期となり、参観できなくて残念な思いをしている保護者の方も多いことと思います。生徒たちは未来スマイルで応援合戦のパフォーマンスを競い、マスゲーム、未来体操、未来ダンス等の集団競技では普段の成果をいかんなく発揮しました。素晴らしかったです。この場を借りて報告いたします。
 開智未来生はなぜ団結するのだろう。ここぞという時に全力を出し切るのだろう。
 これは開校時から伝統になっています。
 自分たちの行っている学び、自分たちが目指していることが間違いではないという確信と誇りがあるからだと思います。これも手前味噌でしょうか。
 体育発表祭終了後、全クラスに設置されたテントは「テント係」の生徒と教員たちで畳まれ、今、トラックに積んでいるところです。怠けずに、生徒たちも先生方も面倒がらずに行動しています。
 また、保護者会役員の方々が水分補給の飲料販売をしてくれました。早朝からの駐車場係や体育発表祭の前に行ってくれたボランティア除草もとても助かりました。これも開智未来の流儀ですね。
 さて、明日は塾説明会です。塾の先生たちに開智未来のよさをどのように伝えたらよいでしょう。生徒たちや先生方、そして、保護者の方の努力が無駄にならないように、しっかりと伝えたいと思っています。
16:05
2017/05/29

明日は体育発表祭

| by 関根均
 開校7年目にして初めての延期となりましたが、明日は1学期のメインイベントの一つである「体育発表祭」が行われます。
 放課後、グランドの整備およびライン引き、そして、テント張りを行い、今、放送委員が最後の進行チェックをしています。
 中学1年生から高校3年生までが「思考する体育」の考えで一体化する。
 これが開智未来の体育発表祭です。
 文化とは生活であり、身体である。
 体育発表祭が開智未来の文化になりました。
 ゼロからつくりあげてきた開智未来の教育でした。第1回目の体育発表祭は中学1年と高校1年で、第1回目だけは開校したばかりなので5月末の時期に行うことができず、10月を予定していました。しかし、中学1年生にマイコプラズマが流行して11月に延期になったことを思い出します。
 それから6年、明日を控えて、数多くのテントが並んでいます。
 そして、そのグランドの先に埼玉大橋が見えます。開校前、東日本大震災の大地震で崩れはしないかと心配したことを思い出します。その埼玉大橋は昔のままです。
 私もこの埼玉大橋のように、変わりない存在でありたいですね。明日は還暦の快走をお見せしたいと思います。
18:20
2017/05/27

念じる力

| by 関根均
 昨日のメッセージで「迷うのが校長の務め」と書きましたが、朝5時前に学校に到着すると雨は降り続け、校庭にも水が溜まっていることから、迷わず体育発表祭の延期を決定しました。
 少しぐらいなら強気で実施しようと思っていたのに、ちょっぴり残念でした。
 それより、「ここは開智未来!必ず晴れる!」と唱えたにもかかわらず雨となった方が残念でした。体育発表祭が雨で順延になったのは7年目の今回が初めてです。第1回里山フィールドワークで台風が直撃の予報だったのに念力で追い返し、開校前は学校説明会は必ず晴れて「未来晴れ」という言葉もあったぐらいです。
 最近、雨の方が多いので、歳を取って念じる力が弱まっているのでしょうか。
 さて、明日は日曜日。読みたい本が3冊溜まっています。また、火曜日に延期した体育発表祭が終わると、その翌日は塾説明会、その翌々日は開智国際大学で開智教育研究所の打ち合わせ、6月に入ると中学校の体験授業、そして、中学3年生の「探究フィールドワーク」と続きます。いろいろなことが一気に始まります。
 ゆたかな生活をしていると念じる力が充電されるように思います。火曜日はしっかりと念じて「未来晴れ」にしたいと思います。でも、暑すぎても困るのでほどほどの曇り空のすがすがしい日にしたいですね。
17:00
2017/05/26

迷うのが校長の務め?

| by 関根均
 明日は体育発表祭ですが、どうも雲行きが怪しく、校庭を見ると午前中の雨で水たまりができています。
 明日の早朝5時に学校に来てグランドの状況を確認し、延期かどうかの決定をするこになります。県立高校の管理職だった時も、体育祭の実施決定は最も難しい判断の一つでした。出来る限りよい条件で実施させたい。しかし、延期したからと言って次に出来る保障はない。そうやって体育祭ができなかった時もありました。生徒たちも練習や準備をしていて、中止となると一気に気勢が削がれます。延期であってもモチベーションは下がります。
 私の基本方針は「強気」です。
 どんなことも迷ったら強気で前に出る。そうすると失敗しても学ぶことが多く、あとで悔やむこともありません。
 少しぬかるんでいてすべって転んでも、乾いていてもすべって転ぶこともあるのですから。安全第一の今の風潮には逆行しているでしょうか。
 文句を言われないように、八方に気を遣ってばかりいると、何もできなくなります。落語の「目黒の秋刀魚」のような話になって、味気ない世界になってしまいます。
 とは言っても……。……最後は校長の判断ですから。迷いますね。
 迷うのが人間の性(さが)、迷うのが校長の務め。
 空の雨雲を見ながら、「ここは開智未来!必ず晴れる!」と心の中で唱え続けています。
12:42
2017/05/25

人間が変わるということ

| by 関根均
 人間は変わることができるのか。
 歳を取るとこんな問いを発するようになります。子どもの頃なら、自然に成長し、1年経てば大きく変わった自分を発見します。だから、「人間は変わることができるか」などという問いは思いもつかないのです。
 なぜ若い頃は変わることができるのに、歳を取ると変わることができないのか。
 経験を積んで、心は成長しているはずなのに、なぜ歳を取ると変わることができないのか。
 それは身体の問題ではないかと思います。身体が変わらないから行動がなかなか変化しないのです。
 心は一瞬の影。
 だから変わったと思ってもすぐに元に戻ってしまう。
 身体はそこにある存在。
 だから身体が変われば、人間はその状態を続けることができる。
 体育発表祭の練習をしている生徒たちを見ながら、これだけ全身で動き回れるのだから、人間が変わることなんて簡単だよね、と納得してしまいます。
 体育発表祭まであと2日。私も身体が動くように準備したいと思います。
17:26
2017/05/23

こだわり

| by 関根均
 「こだわる」ということはしばしば面倒くさいものである。
 たとえば「こだわりのラーメン」をつくろうと思えば、スープの取り方、小麦粉の選定と調合等、かなり面倒くさくなります。
 「こだわりはしばしば迷惑である」
 ある本にこのようなことが書いてありました。こだわりとはその人にとってのこだわりなのでそれに振り回されるのは迷惑だ、という趣旨です。
 しかし、こだわらなければ美味しいラーメンはできないし、食べることもできません。
 さて、開智未来の教育はこだわりの教育であると自認しています。今週土曜日に行われる体育発表祭も、「思考する体育」の考え方に基づき、こだわっています。校長みずから「身心開放・身体意識・身体操作・身体表現」「移動はかけ足」と言い続けているくらいですから。
 世の中には、体育祭は楽しめればいい、爆発すればいい、という考え方もあります。
 しかし、無秩序な爆発は本校が求めている姿ではありません。
 こだわりが独りよがりになっていないかを自省しながら、生徒たち、教員方と一緒に、コツコツと体育発表祭をつくっていきたいと思っています。
 今日の午後は体育発表祭の予行です。今週から生徒たちは始業前の練習を行っています。入場の際の「7秒パフォーマンス」や「応援合戦」等、少しずつ形になってきました。生徒たちのこだわりを堪能したいと思っています。
10:57
2017/05/20

身心の切り替え

| by 関根均
 中間考査3日目。高校生たちも最終日でした。
 今、グラウンドでは試験を終えた高校生たちが体育発表祭の練習をしています。
 切り替えの素早さは開智未来の特徴で、生徒たちは数時間前までは試験に集中していたのに、一気に体育発表祭モードになっています。
 開智未来の教育はメニューが豊富なので、切り替えの早さを生徒たちは自然と身に付けたのでしょう。
 体育発表祭は来週の土曜日。来週は「学びの朝」が「身体の朝」になります。生徒たちは中学生も高校生も、体育発表祭に向けてクラス対抗リレーや学年対抗種目、そして、応援合戦の練習に励むことになります。そして、体育発表祭が終わると再び「学びの朝」に戻ります。
 脳と身体をつなげ、それぞれの機能を高める。
 生徒たちはこの開智未来の教育をしっかりと理解しているに違いありません。
 中学生や高校生たちが動き回る風景は、ほんとうに気持ちのよいものですね。
14:18
2017/05/19

文化の風景

| by 関根均
 中間考査2日目。
 中学生は2日で終了なので午後は中学部集会を行いました。まずは体育館で1、2年生の発表を行い、その後グランドで体育発表祭の練習を開始しました。
 先輩が後輩に開智未来の教育を教え、伝える。
 7年目にして、その形が出来上がってきました。開智未来の学校文化が醸成されてきたと嬉しく思っています。7年前、中学1年生と高校1年生が先輩のいない中、この体育発表を手探りでつくったことを思い出します。その時は開校したばかりなので学校の体制を整えるのが先で、体育発表祭を行ったのは秋でした。その後、年々進化して今年に至っています。
 グランドを見回すと、卒業した生徒たちや在校生たちの中学時代の姿が躍動する風景が、目に浮かんできます。
 高校生たちは明日まで中間考査です。A棟とB棟を結ぶ「学びの径」(学習スペース)では今年入学した高校1年生(1H)たちが世界史の学び合いをしています。
 「明日は何の教科ですか?」
 「世界史と生物と物理です」
 「結構きついですね」
 「はい!」
 それでも、一緒に学ぶことの楽しさを満喫しているようです。
 高校入学の1期生たちも、7年前、初めての定期考査で、中学時代には味わえなかった「学び合い」を嬉しがっていました。
 「明日も頑張ってね」
 「はい!」
 これも開校以来続いている風景です。
 文化とは風景なのかもしれませんね。
15:57
2017/05/18

夢の叶え方

| by 関根均
 今日から中間考査です。特に、新入生にとって初めての定期考査です。
 最初の考査で力を発揮できると自信になり、よいスタートが切れるものです。初日の今日はどうだったでしょうか。
 さて、『夢の叶え方を知っていますか?』(森博嗣著、朝日新書、2017年)を一昨日購入して一気に読みました。森博嗣氏には、『人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか』(新潮新書)など哲学風の本が多く、私は興味を持っている方ですが、この本もとても面白い本でした。
 「今日、あなたは夢のために何をしたか?明日は何をするか?」
 「『夢の実現』とは、結局は自分を知ること、自分の可能性を確かめることに他ならない」
 「子供の時の自分の将来とは、すなわち今、現在なのである。自分はもう大人になっているのだから、子供のときの自分の期待に応えることができる」
 「(自分の夢を)次の世代に引き継いでもらいたいなら、なおさら、自分の夢の実現に向かって頑張ることである。そういった姿を見せることこそが、若者たちに影響を与える」
 今になって夢を持つこと、夢に向かうことの意味が分かってきました。まだ遅くはありません。夢の意味がわかったからこそ、夢を大切にしていきたいし、生徒たちにも夢が叶うよう生きてほしいと願っています。
13:27
2017/05/15

移動はかけ足

| by 関根均
 5月27日(土)に行われる体育発表祭に向けての取組が体育の授業で始まりました。
 校長室はグランドに面しているので体育の授業での生徒の姿を日頃から見ています。中学1年生は長縄跳びを行いますが、練習初日の今日は各クラス、5回から10回ほどの結果でした。今年の目標は「50回」なので、これから各クラス団結して練習に励んでいくことでしょう。
 私は毎年、先生方に「移動はかけ足」を徹底するようお願いしています。グズグズしない身心を育成してほしいからです。
 開智未来の体育発表祭は、文字通り「体育」の発表祭です。本校は「思考する体育」を謳っているので、思考する体育の発表祭ということになります。
 ですから、「移動はかけ足」は、単に身体のことだけではなく、行動しようと思ったらおっくうがらずに身体と心が動く人間になるためのトレーニングなのです。
 これは大人にも身に付いていないことです。嫌なことはなかなかやろうとはせず、先に人が始めたの見て遅れて動き始め、うまくやればやらなくてすむ。そんな人も少なくありません。
 「移動はかけ足です!」
 体育の先生の声が校長室に聞こえてきます。
 今日の職員会議で、再度、先生方にこのことを徹底するよう伝えるつもりです。
 開智未来の生徒たちが大人になったとき、「移動はかけ足」を身体化して、人が嫌がることにもすぐ身体が反応する人間になってほしいと思います。
 「開智未来生は違うね」
 そんなふうに評価される学校になることを願っています。
14:16
2017/05/13

成長の1日

| by 関根均
 今日は始業前に中学2、3年生の「東大ゼミ」、1時間目は中学3年生の「哲学」、そのあと中学校説明会。慌ただしい1日でした。
 今年の哲学には、私としてはかなり力を入れていて、毎回テキストを改訂しています。内容も深めているので生徒たちにとっては少々難しいかもしれません。
 しかし、生徒たちは必ず成長するのでその難しさを乗り越えてくれると信じています。
 「難しいから分かる」
 この言葉は中学1年生に哲学の授業で教える言葉です。
 難しいと必死に考えるので、易しいことを分かったつもりで安易に理解してしまうより、かえって理解することができる、という意味です。
 今日の中学3年の「哲学」は、中学校説明会に来ていただいた参加者に見学していただきました。いかがでしたでしょうか。
 中学校説明会では、小学生に語りかけるように開智未来の教育について話をしました。大人向けに開智未来の教育を説明するのは私は苦手のようです。子どもたちに伝えられるものが私が目指す教育だからかもしけません。
 子どもは必ず伸びる。そんな思いで今日も1日過ごしました。
 午後は保護者総会がありました。開智未来は「共育(共に育つ)」という考え方で保護者と教員が向き合っています。「共に育つ」とは大人である保護者と教員は子どもたち(生徒)と共に成長するようにしよう、という考えです。
 成長し続ける生徒たちに負けないように成長しなければならないのですから大変です。だからこそ、開智未来の大人は素敵なのだと思っています。
 今日も成長の1日でした。
〈追伸〉
 「哲学」と「東大ゼミ」の新たなテキストをホームページの「新教育キャビネット」にアップしました。
16:48
2017/05/12

君たちのよいところ

| by 関根均
 今日は始業前は「東大ゼミ」の「先端コース」で、朝からトップスピードの1日が始まりました。そして、4時間目は中学2年の「哲学」、5・6時間目は中学1年の「哲学」がありました。
 それぞれの学年の良さを大切にすることを意識しながら進めました。
 中学2年生は最近急速に成長しています。集団として一気に伸びる時期があるのですが、ちょうどその時期なのでしょう。
 「自立していない人間は自律できない」
 中学1年生の時から彼らに言っている言葉ですが、今日はこんなことを言いました。
 「皆さんは『自立していない人間は自律できない』という言葉に納得していますか。これからは私の言うことを鵜呑みにしないで、納得できないときは簡単に納得せずに考え続けてください。それでは、なぜ自立していない人間は自律できないのか。自分が納得の理由を考えてください」
 途中に学び合いを入れたり、考えるための方法についてアドバイスしながら考えさせました。
 その後、発表をさせると大人でも考えつかないような深い答えがたくさん出てきました。
 「子どもから大人になる瞬間」とはまさにこの瞬間なのでしょう。
 「君たちに期待することがあります。それは化学反応です。いろいろな意見や考えを育ててください。そして、それが化学反応を起こして最高の学年となることを楽しみにしています」
 一方、中学1年生は入学したばかりで、まだ小学生のような部分が残っています。彼らも1年後には大きく成長しているでしょう。あせらず段階を踏んで育てていくつもりです。やっと中学生の育て方が分かってきたようです。
 「君たち第7期生のよいところを発見しました。○○心です」と黒板に書きました。
 「○○に漢字2文字が入ります。何だと思いますか」
 「好奇心」という答えがたくさん返ってきました。もちろん、里山探究フィールドワークに向けて「好奇心」もたくさんもってほしいと思っています。
 「もちろん好奇心も皆さんの長所です。しかし、別の長所があります」
 「……」
 「向上心です。それが君たちの良さです」
 生徒たちの表情が生き生きとしています。きっと彼らは向上心を育てていくでしょう。
 子どもたちの成長は大人の予想をはるかに超えていくものです。あせらず一歩一歩です。
17:57
2017/05/11

文化の花々

| by 関根均
 今日も多くの中学1年生たちが校長室を訪れました。一昨日このメッセージに書きましたが、英語での「名刺交換」を行うためです。
 私の方もだんだん慣れてきて、生徒の自己紹介のあとに英語で質問するようにしました。
 こんなやりとりがありました。
 「I like music.」
 「Good! What kind of music do you like best?」
 「I like Mozart.」
 素晴らしいですね。まだ入学して1か月なのに、英語の会話になっています。そして、モーツァルトという答えも素敵です。
 今年の開智未来のテーマは「ルネサンス」にぴったりのやりとりでした。
 さて、明日の朝は「東大ゼミ」の「先端コース」です。この「先端コース」は今年からの取組で、英検2級等を条件として中学3年生から希望者を募り、新渡戸稲造の『武士道』(英文)を読むというゼミです。国際性と日本人を共に理解することをねらいとしています。高校2年生のレベルですが、私も一緒に学んでみたくて始めました。
 開智未来ではいろいろなところで文化の花々が咲き始めました。
17:13
2017/05/09

コミュニケーション

| by 関根均
 今日から中学1年で「名刺交換ゲーム」が始まりました。これは英語のプログラムで、生徒たちが英語の名刺をつくり、先生方に英語で自己紹介して名刺交換を行うというものです。
 私にも学年から20枚の名刺が渡され、中学1年生たちと英語の自己紹介と名刺交換を行うことになりました。早速、昼休みに7名の男子生徒たちが校長室にやってきました。
 「Could I exchange our name cards?」
 「Yes, of course.」
 たどたどしいものの、勇気をもって私に英語で話しかけます。
 いい企画ですね。コミュニケーション力を高め、開智未来の先生方とも交流ができます。私にとっても生徒と直接話ができるチャンスです。
 「I'm sorry. It's time to start the 4th period. You must come back to your class!」
 最後の2人は残念ながら時間がありませんでした。
 「Please come to the principal's room the day after tomorrow.」
 「See you.」
 楽しいひとときでした。
 さて、中学1年生たちは本日5、6時間目に北川辺のライスパークで「田植え体験学習」を行います。私も一緒に行きます。
 今、4時間目の終了のチャイムがなりました。それではこれからそちらに向かいます。
13:44
2017/05/07

10時間勉強マラソン

| by 関根均
 高校生の10時間勉強マラソンの午前の部が終了しました。
 今回のテーマは「学習の質量」です。50分を1ユニットとして、いかに集中して密度の濃い学習をするか。その質の高い学習を9ユニットしてその最大値を得る。まさに質量です。
 そのために各ユニットの開始前に、具体的な目標を設定して学習をイメージします。終了後は30秒間の想起法を行い、学習したことを思い出してシートに一気に書き出します。面倒ですが、その一手間を掛けるかどうかで学習効果は大きく変わります。
 「めんどうでしょうが必ずやってください」
 午前中は4ユニット。しつこいくらい言い続けました。
 午後は各自が自分で実行します。
 学年、中学入学生、高校入学生が混じり合ってアカデメイアで学習しています。
 これも開智未来ならではの風景です。
 さて、これから午後の部が始まります。
13:12
2017/05/06

やっぱり開智未来生です

| by 関根均
 世間はゴールデンウィークの最中ですが、開智未来は土曜日にも授業があるので今日から連休明けとなりました。
 私の方も、始業前に中学2・3生の東大ゼミがあり、1時間目は中学3年「哲学」と続きました。保護者会の方も9時から役員会、11時からは本部役員会、さらに、午後1時からは中学3年生保護者会と一気に連休明けとなりました。
 連休明けにもかかわらず、生徒たちは東大ゼミ、哲学の授業に真剣に取り組んでいます。連休ボケなどみじんもありません。ボケているのは大人の方かもしれません。伸びようとする者は休みの日であっても学校の日であっても伸びようとするものなのでしょう。
 明日は高校の「10時間勉強マラソン」が企画されていて、もちろん私も参加します。家でのんびりするのもいいですが、開智未来生たちと一緒に過ごす方がずっと楽しいですね。今度は高校生たちから刺激をもらって私も成長したいと思います。
 さて、平成29年度のこれまでの「哲学」のテキストと「東大ゼミ」のテキストを、ホームページの「新教育キャビネット」にアップしました。一昨年度、昨年度は掲載をおろそかにしていましたが、今年は「ルネサンス」の年ですので、新たに開発したテキストを公開したいと思っています。連休を利用して一気に掲載しましたので、ご覧いただき、開智未来の教育を理解していただければと思います。
15:35
2017/05/02

「探究」を「哲学」する

| by 関根均
 火曜日は私の週休日なので、いつものように4時過ぎに起きて、葡萄棚の見える自室で勉強や仕事をしています。今朝は、昨日からの続きで「探究」についてあれこれと哲学しています。
 私は開智未来を創るときに「哲学」の授業を校長自ら行おうと考えました。生徒たちと接したい、初めて関わる中学生たちに生き方や考え方を育てたい。そんな思いから構想しました。
 週1時間。学年単位で行う。
 実際に行ってみると、100名以上の集団に教えなければなりません。私の講義をメモを取らせる。これも大切な活動です。しかし、一方で学び合いや発表なども取り入れ、さらに先生方の協力を得て、さまざまな方法を開発してきました。
 中学1年生から高校3年生まで、さまざまな発達段階の生徒たちに考えさせる。そんな授業を考え続けて年目になり、最近、やっと「哲学」というものが少し分かってきたように思います。
 ありがたいことですね。開智未来を創らなければ私は哲学を理解せずに終わったと思います。
 さて、昨日の「哲学」の授業で生徒に話しましたが、哲学であるためには3つの条件があると私は考えています。一つは「本質に迫ろうとすること」。二つ目に「全体像を構築すること」。そして、「自分の生き方とつなげること」です。
 「本質に迫る」とは具体的なことがらの奥にあるものを見つめようとすることです。ですから、当然抽象的な思考、普遍的な考えになります。「全体像を構築する」とは一部のことを掘り下げるだけでなく、それらを拡大し、一つの世界観を創り上げることです。そして、それを「俯瞰」できるようにします。数学科の藤井先生が提唱する「俯瞰力」とはこのことでしょう。俯瞰するには「図式化」が役に立ちます。「哲学」がただの学問に終わらないために、「自分の生き方とつながる」ことが必要です。具体的なことから抽象化する中で、いったん自分のことから離れますが、最後にまた自分へと戻っていきます。こうして「哲学」が「生きること」につながっていきます。
 今朝は「探究」について、この3つの条件にしたがって考え続けています。そして、具体的に中学1年の「里山探究フィールドワーク」、中学2年の「ブリティシュヒルズ探究フィールドワーク」、中学3年の「探究フィールドワーク(H-プロジェクト)」、高校1年の「才能発見プログラム」の改良についても「探究」しています。
 面白いですね。でも、考えれば考えるほど深く、広く拡大していきます。
 私の手に負えるのでしょうか。
 いつか、開智未来の卒業生が、先生方そして生徒たちと一緒につくってきた、この「開智未来の教育」を哲学してくれることを期待しています。
10:33
2017/05/01

5月のルネサンス

| by 関根均
 今日は高校1年と高校2年の「哲学」の授業がありました。ともに、中学入学生(S)と高校入学生(H)の合同で行いました。共に、約200名で長机に二人がけにするとアカデメイアがいっぱいになりました。
 今年は高校2年生と高校3年生の哲学はすべて合同で実施し、高校1年生も一部取り入れることにしています。最近この方法に私自身慣れてきて、時にはHの生徒に話しかけ、時にはSの生徒に話しかけて、思いを伝えています。そのことで授業が重層化し、S生とH生の相互理解も深まることを期待しています。
 中学入学生も高校入学生もどちらも可愛くて、哲学の授業に二倍の楽しさを感じています。
 「ルネサンス」という本年度のテーマのせいでしょうか。今年は心がうきうきして、実際に学校全体が躍動しているように思えます。
 気が付けば今日から5月です。ルネサンスは初夏を迎えようとしています。
20:00
2017/04/30

はじまり

| by 関根均
 昨日、春日部市のふれあいキューブで行われた「東部私学の集い」に参加してきました。この催しは東部地区にある私立高校6校が集まって、午前と午後にそれぞれ1回20分の学校説明を行い、一方でブースをつくって個別に説明するというものです。開智未来のブースには120組の方に来ていただきました。
 平成30年度生の高校の生徒募集開始の日です。早いもので第8期生です。中学から高校への「離陸」を意識し始めた中学3年生たちの、何と初々しいことか。私はこの時期の夢と希望と不安の入り交じった、きりっとした姿が大好きです。そして、人生の中で最も成長する時期であると思っています。
 20分の学校説明では、タブレットを操作してパワーポイントを示し、説明するというプレゼンの方法で行いました。これまでは「学びのサプリ」のテキストを使って、身体と言葉だけで伝えるという「サプリの手法」でしたが、今年は大変身をしました。とは言っても、プレゼンは加藤教頭がつくったもので、タブレットの操作も教わりました。
 ICTを活用しつつ、一方でサプリの身体性も発揮する。
 デジタルとアナログの融合を目指したプレゼンでした。いかがでしたでしょうか。
 今年の開智未来は「ルネサンス」の年。「隗より始めよ」ですから校長である私も大きく変わらなければなりませんね。
 さて、今朝はいつものように4時過ぎに起きて、5時から葡萄棚の見える自室で『授業サプリ』の原稿を書いています。『授業サプリ』は昨年9月に出版した『学びのサプリ』の第2弾で、7月下旬には出版したいと思っています。そのためには5月いっぱいに原稿を書き、6月中に校正を終えなければなりません。
 大変ですが、楽しい時間を過ごしたいと思っています。
11:57
2017/04/28

夢は叶う

| by 関根均
 昨日は千葉県柏市にある「開智国際大学」へ行ってきました。今年から大学内に開智教育研究所を発足し、私がその副所長になったからです。青木理事長、北垣学長、柿添所長とその構想づくりの会議を行いました。
 私は大学卒業後、教育における理論と実践の連携を考えて県立高校の教員になりました。まずは教員として教育の実践を行い、その後、再び大学に戻って学ぼうと考えていたのです。そこで30歳の頃に、上越教育大学大学院で2年間、教育における理論と実践について研究して修士論文を書きました。
 不思議なものですね。開智学園に移り、夢だった中高一貫校を新設し、その開智学園が日本橋女学館と合併して大学を持ち、そこで理論と実践をつなげる教育研究所が設立され、その副所長になる。私が教員になった理論と実践の統合に還暦を過ぎて関わることができるのですから。
 夢は叶う。
 開智学園に来て、たくさんの夢が叶いました。夢の続きはまだまだありそうです。
12:55
2017/04/26

教えない教え

| by 関根均
 昨日から『思考の整理学』(外山滋比古著、ちくま文庫)を読み返しています。教員になってから20代後半に読んだ本で、数年前に東大や京大の学生に最も読まれている本として再評価されました。
 教員になってから、倫理の授業で考え方を育てようと、この本のような知の方法論に関する本を多読したのが今のサプリの源になったのかもしれません。
 さて、次の文を読み、改めて教育の奥深さを考えさせられました。
 「本当のところはなかなか教えない。いかにも陰険のようだが、結局、それが教わる側のためになる。それを経験で知っていた。……学ぼうとしているものに、惜し気なく教えるのが決して賢明でないことを知っていたのである」
 「いまの学校は、教える側が積極的でありすぎる。親切でありすぎる」
 サプリや「哲学」の授業で、様々な知の技法を教えています。開智未来生たちにたくさんのことを伝えたくて、哲学のテキストも日々開発しています。しかし、教えないことも大切なのですね。
 教育は奥深いです。その奥深さをもっと深く哲学していきたいと思っています。
17:54
2017/04/24

哲学のある学校

| by 関根均
 一昨日、『読まずに死ねない哲学名著50冊』(平原卓著、フォレスト出版、2016年)を久喜駅構内の本屋で見かけ、題名に引かれて買いました。その序文に次のような文章がありました。
 「哲学の面白いところは、考えるための“材料”は、一人ひとりの生の中にあるということです。心の動きに目をこらし、それをうまく概念へと仕上げること」
 まさに私が「学びのサプリ」で行ってきた作業です。自分のやってきたことは哲学だったんだと思いました。ちょっと嬉しくなりました。
 今日は高校入学の高校1年(1H)と高校2年(2H、2S合同)の「哲学」の授業がありました。哲学という言葉をたくさん使いました。
 「哲学には3つの要素があると私は考えます。本質に迫ろうとする姿勢、全体を俯瞰する姿勢、そして、自分の生き方とつなげる姿勢です」
 開校7年目。やっと私がこの開智未来で行ってきたことが「哲学」の形になり始めました。
 哲学という言葉が死語になりつつある今の時代に、サプリという哲学をつくること、開智未来という学校をつくることは一つの挑戦だと思いますが、新たなエネルギーが湧いてきました。
19:14
2017/04/22

加賀(かーがー)の一向一揆

| by 関根均
 今日は早朝に「東大ゼミ」、そのあと中学3年「哲学」、そして、中学校説明会と充実した午前中を過ごしました。
 今年の東大ゼミは過去最大の人数で、2・3年生混合のグループをつくり、今までで一番活気に満ちたゼミとなっています。そして、先輩から後輩へと生徒たちの間で引き継がれるゼミになることを望んでいます。
 中学3年の「哲学」も生徒たちのやる気が私に伝わってきて充実したものになりました。今年の3年生のテーマは「自立-自律-集団、探究、仏教、自己と社会、思考のスキル、論理」の6つです。今日はIB(国際バカロレア)にも触れました。本校はIB校ではありませんが、開智未来の教育やサプリ自体にIBの考え方がすでに含まれています。PYP(IB初等教育プログラム)で掲げられた「Social Skills」を生徒に示しました。
 「スキルを示してもそれを暗唱しなければ身体化(スキル化)できません。ですから、サプリや開智未来の教育ではそれらを暗唱して実行します。例えば、『ねらい、メモ、反応、発表、質問、振り返り』の6つの授業姿勢がそうですね。そこで「責任を引き受けること(Accepting responsibility)、他の人を大切にすること(Respecting others)、協力すること(Cooperating)、対立を解決すること(Resolving conflict)、集団で意志決定すること(Group decision-making)、集団内でのさまざまな役割を負うこと(Adopting a variety of group roles)の6つの英語を覚えましょう」
 覚えるにはサプリの呪文のように覚えやすくする必要があります。頭文字を入れ替えて「CARGAR」としました。
 「加賀(かーがー)の一向一揆です」
 オヤジギャグで生徒たちに苦笑されましたが、これで覚えてくれるでしょう。次回は暗唱テストです。理屈を実行して初めて実践になります。これもサプリの考え方です。
 中学説明会も生徒の発表を中心にして、生徒たちの成長を感じてもらえるようにしました。また、中学3年「哲学」の授業も見学していただきました。いかがでしたか。次回も本日とは違ったメニューで開智未来の教育を体感してもらおうと計画しています。また、例年の小学生サプリも行う機会を持ちます。
 今年は「ルネサンス」の年。開智未来の教育をさらに進化させたいと思っています。
12:35
2017/04/19

還暦

| by 関根均
 私は信念で生きている部類の人間であると思っています。そうやって生きてきた中で、この開智未来をつくってきました。また、生徒に訴えてきました。だから、そこに教育が存在し得たと自負しています。
 本日、私は60歳になりました。開智未来が開校して7年目「ルネサンス」の年、開智未来を構想してちょうど10年目の年に還暦を迎えるのは象徴的なことだと感じています。
 これからは2巡目の人生です。信念という「essence(本質)」を第一に開智未来の教育に全力で専心したいと思います。よろしくお願いします。
07:14
2017/04/17

何かが変化している

| by 関根均
 今日は1S(一貫課程の高校1年)の「哲学」がありました。3月18日の進級式以来です。
 不思議なものですね。高校生になるといつの間にか高校生らしい姿になってきます。開智未来の場合、高校入学生もいます。また、学年団の先生方もかなり変わりました。中高一貫生であってもひとつの節目となったのでしょう。
 人間は変化の中で成長すると私は考えています。そこで学校という所に「変化」をつくっていくことは重要です。
 自立(中1)-自律(中2)-集団(中3)-自己(高1)-世界(高2)-未来(高3)
 これは各学年のテーマです。先生方にも生徒にも示しています。学年が進級する4月に生徒たちに意識させます。そこに変化、節目、非連続といったものを意識させたいからです。
 今日は新学期が始まって10日目。1か月以上過ぎたような心持ちです。何かが大きく変化しています。何かが躍動しています。
 新年度のよいスタートが切れていると実感しています。そして、校長としても毎日が楽しいです。
16:15
2017/04/15

私の元気の素(サプリ)

| by 関根均
 今日は7時50分から本年度最初の「東大ゼミ」を行いました。今年は第5期となります。3月に卒業した中学入学生が中学3年生の時に、生徒たちから東大に合格するための講座を開いてほしいと頼まれ、それならば他の仲間、そして、下の学年(中学2年生)にも声をかけることを条件に開始しました。
 今年は中学3年と2年で合計143名の生徒たちが参加します。これまでで最高人数です。゛れの学年のほぼ同数の生徒が参加するので、学年の先生方に中学2・3年生混合のグループを23班つくってもらいました。先輩が後輩を引っ張り、後輩が先輩から学ぶ。学年を超えた学びの集団ができました。生徒たちの熱心な姿勢に私もたくさんの元気をもらいました。
 さあ、新たな東大ゼミの始まりです。何しろ、今年は「ルネサンス」ですから。
 東大ゼミ修了後、急いで大宮へ向かい、日能研大宮教室で親サプリを行いました。小学4年生の保護者の方を対象にしたサプリと小学5年生の保護者の方を対象にしたサプリを、それぞれ行いました。とても熱心に聞いていただきました。特に小学5年生の保護者の方は、昨年も聞いている方が半数いらっしゃったので、本校の保護者に対してサプリを行っているような雰囲気でした。
 「メモ、もぎとり、うなずき」もパーフェクトで、しかも、未来スマイルです。
 「とても熱心に聞いていただいてありがとうございます。しかし、心配なことが一つあります。熱心に聞いたことを熱心にお子様に求めないでくださいね(笑)。カルピスと同じです。3倍に希釈して差し上げてください。野菜の肥料と同じです。薄めないと枯れてしまいます」
 サプリで初めて言った言葉です。それほどいい雰囲気のサプリでした。本当にありがとうございました。私にとってもサプリ(元気の素)となりました。
16:50
2017/04/13

不思議で面白いもの

| by 関根均
 昨日のメッセージを1日遅れで掲載します。書いたのですが、掲載するのを忘れていました。
 ☆   ☆   ☆
 スターティング・セミナーを終えて久しぶりの学校です。
 朝7時30分にアカデメイアに行くと、新入生たちも先輩たちに混じって勉強していました。7時45分頃には二人がけでは満員となったため、中学生たちには三人がけをお願いしました。中にはこのアカデメイアで朝学習がしたくて開智未来に入学してきた生徒たちもいます。本当に不思議な空間ですね。しかし、開智未来でしか味わえない空間でしょう。
 1時間目は高校1年の1S(中学入学)と1H(高校入学)の対面式がありました。温かい会でした。迎える方も迎えられる方も少々はにかみながらも嬉しそうでした。それを見る私も嬉しくなってしまいました。
 さて、今『月刊高校教育』の連載原稿を書いています。締め切りは明日です。テーマは「非連続の連続」で、スターティング・セミナーを題材にして、人間の成長とは何かについて考えています。併せて、書くことで今回のスターティング・セミナーを整理しています。
 原稿の一部を紹介します。
 「非連続は人間の成長の契機となる。人間の成長とは比例式の変化ではなく、非連続のプロセスである。そして、一人一人の生徒に非連続を養い促すことが教育の本質である、と私は考えている」
 少々理屈っぽいですね。でも、人間というものは不思議で面白いものです。その不思議で面白い人間を育てる教育という営みも不思議で面白いものですね。そして、その不思議で面白い生徒たちがたくさんいる学校という所も不思議で面白い所ですね。
18:34
2017/04/10

新生活の幸せ

| by 関根均
 スターティング・セミナーから自宅に帰ってきたところです。
 充実した、有意義な3日間でした。そして、私にとってとても幸せな時間でした。
 開智未来を選んでくれた入学生たち。説明会やサプリ、そして、個別相談で会った生徒たちと同じ学校の人間として食事や教育活動を共にすることができたのですから。変な喩えですが、好きだった人と結婚して生活を始めたような気持ちです。
 スターティング・セミナーでは、学び合い、身心開放、身体表現、英語劇、アップエクササイズ、自分たちで学びとる数学など多様な活動をしますが、それらがつながりながら一つの「開智未来の教育」の本質が明確に浮かび上がってきました。
 引率した先生方も、そして、生徒たちも理解できたはずです。いいえ、理解したというより一緒につくり上げたと言った方がよいかもしれません。
 「開智未来の先生たちは個性的です。皆さんの学年の先生はとりわけ個性的です。その個性的な先生たちが開智未来の教育を理解し、皆さんと3年間を過ごします」
 「多くの人は6月頃になると普通の高校生になってしまいます。ルネサンスの皆さんにはこのスターティング・セミナーで得たことを忘れずに開智未来生として成長してください。皆さんが選んだこの学校は普通の学校ではないのですから」
 閉校式でそのような話をすると、生徒たちはニヤニヤしてうなずいています。
 72名のかけがえのない生徒たちです。
18:07
2017/04/09

私は開智未来生です

| by 関根均
 昨日から高校入学生たちとスターティング・セミナーに来ています。
 今回のねらいは「身心開放・身体表現・自己発揮」で、英語での自己紹介とシェークスピア劇、学び合いで自分たちで三角比を学ぶ「数学」、身心開放・身体表現のフィジカルエクササイズ、そして、身体と学びの「哲学」を行っています。ルネサンスの年にふさわしく、これまで行ってきた取組をさらに発展させたプログラムになっています。
 生徒たちの反応と成長に目を見張るものがあります。入学式から3日目ですが、すでにひとつの学びの集団となっています。
 本当に手前味噌ですが、考え尽くした最高のプログラムです。こんなに教育活動にこだわっている、しかも、理論も考えている学校は他にはないでしょう。
 さらに嬉しいのは、先生方も生徒たちも自分たちが何を行おうとしているかを理解していることです。
 「私たちは開智未来生です」
 この言葉が確かな重みをもってきました。
 あいにくの雨。それでも桜は満開です。開智未来も満開です。
13:46
2017/04/07

春の到来

| by 関根均
 今日は午前中は始業式、午後は入学式。「再生(ルネサンス)」の平成29年度が始まりました。
 始業式で校長の式辞を行いながら生徒たちの表情を見ると、この新しい年へ向けての決意が見て取れました。しかも、中学2年生から高校3年生までが同じ方向へ向かっていることを感じました。
 これが開智未来生の素晴らしいところですね。何かを生み出そうとしています。 
 式辞では次のような話をしました。
 「中学第1期生たちが卒業し、開智未来は今年度から新しい段階に入ります。実はこれまで手がけてこれなかったことが1つあります。第1校訓「創造・発信・貢献」の創造と発信です。今年はそのことを全員の力でつくっていきたいと思っています。そして、全国へ開智未来の高い知性を発信していきたいと思います。そこで『未来TED』という新しい取組をします」
 この「未来TED」については後日改めて紹介したいと思いますが、嬉しいのは生徒たちがやる気を伝わってくることです。
 午後の入学式は、一つ一つの次第の内容をていねいに行いました。
 開智未来では生徒が体育館の後ろから、一人一人が数メートルおきに入場します。その姿勢、表情、身のこなしで開智未来生となったことを表します。そして、着席する前に壇上にいる私に顔を向けます。中学入学生も高校入学生も全員と目が合いました。
 私が最も感動する瞬間です。校長の役得ですね。
 すでに開智未来生でした。
 明日から高校入学生はスターティング・セミナーです。中学1年生は私の「哲学」が始まります。第7期生の春、そして、開智未来の7年目の春の到来です。
17:29
2017/04/06

こだわりの入学式

| by 関根均
 今日は中学入学生と高校入学生のプレ登校がありました。
 開智未来では開校以来、「開智未来生となって入学する」という考え方で入学式を行っています。普通の学校は、まず入学を許可し、その後のガイダンス等でその学校の生徒へと育てていきますが、本校では学校説明会の段階で、開智未来生になる準備をし、入学手続き後に「入学サプリ」やプレ登校で開智未来生へと育てることにしています。
 この考え方を「育てる生徒募集」と名付けて、ずっと続けてきました。これも「こだわりのラーメン」です。
 「開智未来生になるとはどういうことですか。心の中は見えません。ですから、開智未来生になるとは、見えるもの、つまり、皆さん自身の姿で開智未来生であることを表すことです。特に、姿勢と表情と身のこなしが大切です」
 実際に顔面ストレッチや目のエクササイズを行い、敬礼の仕方や歩き方を学び、表情ゆたかに大きな声で学年歌の「ビリーブ」を練習しました。
 だんだんと開智未来生になっていくのがわかります。
 手間がかかります。しかし、手間を惜しんだら「こだわりのラーメン」はつくれません。
 午後は、入学生たちが持ってきた野の花を先生方全員で花瓶に挿して、飾り付けをしました。
 さて、明日は「こだわりの入学式」です。
18:19
2017/04/05

土づくり

| by 関根均
 今週は、月曜日から職員会議、学年会議、分掌会議、教科会等、新年度へ向けての準備をしています。
新転任の先生が加わり、学校の暦の中で最も春らしい時期です。
 特に今年は、先生方が生き生きしていると私は感じています。開智未来の教育をみんなで創っていこうという躍動感が伝わってきます。職員会議で本年度の目標等について話しましたが、真剣な表情で聞いてくれます。本日の午後は、入学式の会場準備を行いましたが、椅子運びや紅白幕の設営など、全員がキビキビ動いています。素晴らしいチームワークです。
 本当に開智未来の先生方は素晴らしいですね。
 本日も職員会議がありましたが、そこで先生方に次のような話をしました。
 「学校も宣伝の時代になりました。コースを新設したり、新しい入試を開始したりして人気を集めている学校もありますが、私は本質的な教育を追い求めたいと思っています。かつて、『こだわりのラーメン』に喩えて話したことがありますが、しっかりと出汁を取って、小麦粉を精選して、本物のラーメンを知っている人に美味しいと言っていただけるような、栄養価のあるラーメンをつくりたいと思っています。この6年間でその土壌づくりをしてきたつもりです。地味かもしれませんが手を掛けて本物の教育をする学校でありたいのです。当然と言えば当然のことを行う学校です。しかし、実際にそのような教育を行う学校はほとんどありません。宣伝は下手かもしれませんが本物の教育を目指していきましょう」
 まだまだ不十分なところがたくさんあると思います。また、理解しづらいところもあるかもしれません。
 よい土壌ができればその土に綺麗な花が咲くでしょう。
 先生方を見ながら、この先生方が開智未来の花を咲かせてくれると確信しました。私の役割は土づくり。先生方の花作りを楽しみに見守りたいと思っています。
15:47
2017/04/04

変身2

| by 関根均
 教育の世界では「成長」は重要なキーワードです。教育は子どもたちを成長させる営みであると言うことができるでしょう。
 それでは、成長とは何でしょうか。
 教員になってからずっと考えていることです。
 最近、「変わること」ではないかと考えるようになりました。通常、成長するとは「よりよい人間になること」と考えます。そして、「よい人間」をイメージしてそのような人間になろうとします。しかし、それでは成長とは人間を「よい人間のイメージ」に埋め込む作業になってしまいます。その結果、生の躍動やエネルギーが消えてしまうような気がします。
 昨日のメッセージで「変身」について書きましたが、良い方向かどうかはわからなくても、まず変わることが大切だと思うようになりました。
 変わることで自分の中に何かが生まれる。その生まれたものが価値である。価値が生まれたのだからその変化を成長と呼ぶことができる。
 理屈っぽくてすみません。今年の私の変化のポイントは「学問」と「芸術」なのでお許しください。
 学問と芸術の自分を創っていくことで自分の中に何かが生まれてくることを楽しみにしています。勇気をもって変身する。これまでの自分を捨てることを恐れない。この成長に関する仮説を実証できればと思っています。
14:43
2017/04/03

変身

| by 関根均
 3月18日を最後に2週間ほどメッセージをお休みしました。長い期間、お休みをして申し訳ありませんでした。
 この「校長からのメッセージ」は開校前の平成22年5月26日に始まりました。約7年が経とうとしています。最初の5年ほどは毎日欠かさず書きました。時には深夜になることもあり、携帯にメッセージがメールで配信されるため、その着信音で迷惑をおかけしたこともあります。
 長く続けると、何ごともマンネリ化し、形骸化してしまうものです。哲学ではこれを物象化と言います。4月から開智未来も7年目に入り、そろそろいろいろなところで形骸化してくることが懸念されます。特に、校長である私自身が一番心配です。自分のことは見えませんから。
 そこで、本年度は「変身」を意識して過ごすことにしました。校長としての私に止まらずに、時にはその枠を超えて、新たな自分をつくっていきたいと考えています。
 変化のポイントは学問と芸術です。
 このメッセージも、その観点から書くことができればと考えています。できれば、文学のレベルにしたいと思っています。毎日とは言えないかもしれませんが、新たなメッセージになるように挑戦しますのでよろしくお願いいたします。
 さて、今日は開智未来で職員会議と教科会を行いました。先生方も生き生きとしていて意欲的です。いい雰囲気です。
 何かが変わる。何かが生まれる。そんな予感がしています。
 今年は「再生(ルネサンス)」の年。このメッセージも開智未来も楽しみにしていてください。
16:58
2017/03/19

凛々しい表情

| by 関根均
 昨日が中学校の卒業・進級式。そして、今日が新高校入学生のプレ登校。昨日のメッセージにも書きましたが、時間が急速に動き出しました。
 新たなプロセスへと進もうとしている生徒たちを見て、ちょっと羨ましくなっています。これまでの自分を捨て去って、別世界に飛び込んでいく。決意と軽やかさ。ちょうどあと1か月で60歳になる私にもできるかな。やってみたいな。そんな春めいた気持ちになっています。
 新入生たちの凛々しい表情って素敵ですね。
13:04
2017/03/18

時間が巡る場所

| by 関根均
 本日は午前中が終業式、午後が中学校の卒業式及び進級式でした。
 卒業式・進級式は静かな、それでも心温かい式でした。中学3年生の生徒たちが、自分たちの思いを込めて「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」と合唱祭で未来賞をとった「道」を歌ってくれました。
 合唱祭では毎年最上級生である3年生が学年合唱をするのですが、彼らの心の優しさが表現されていて、初めて学年合唱に未来賞を授与することにしました。
 感動というものは強さだけではないのですね。
 これから彼らは高校課程へと進級していきます。
 今日もまた、目の前を時間が過ぎていきました。それを見続けなければならないのは、教員という仕事にある者の宿命なのですね。
 卒業、進級おめでとうございます。
 さて、明日は高校入学生のプレ登校日です。今日進級した中学3年生たちと同じ学年になります。新たな時間がやってきます。学校という所は、時間が巡る場所なのですね。
17:12
2017/03/14

メリーゴーランド

| by 関根均
 今日は第4回目の卒業式でした。第1期生中学入学と第4期高校入学が卒業していきました。寂しいですね。
 式辞で次のようなことを述べました。
 「私は君たちを見る度に辛くなります。/君たちはこの学校を選んで後悔していないだろうか。/君たちはこの学校に満足したのだろうか。/私は君たちを見る度に嬉しくなります。/立派に成長している。/ゆたかな人間になっている。」
 私の本音です。
 卒業式の後、保護者会主催の「卒業を祝う会」がありました。中学入学の3S学年と高校入学の3H学年で別々に行いました。それぞれの生徒たちにそれぞれの思いがあって、しみじみとした時間を過ごしました。
 とてもいい会でした。
 さて、3週間後に第7期の中学入学生と高校入学生が開智未来に加わります。自分だけこの地に止まって生徒たちがメリーゴーランドのように巡っています。不思議な気持ちです。
 私たち教員にできることは、素敵なメリーゴーランドをつくることなのかな、と漠として感じているところです。
 卒業、おめでとう。
16:50
2017/03/13

思い

| by 関根均
 明日は第4回卒業式です。
 今年は中学入学生と高校入学生が初めて合同で卒業します。6年前、2つの学年で開校して開智未来も今年は9学年になりました。
 最初の頃は、2学年しかないので、1年目約240名の生徒の名前を覚えることができました。1週間がこの2つの学年の生徒のことだけを考えて過ぎたからです。
 寺子屋のような学校も気が付けば800名近い「学校」になりました。それぞれの学年についてその状況や課題を十分に把握していますが、一人一人の名前を覚えることは難しくなりました。
  もっと一人一人に声を掛けなければと思っても、普段から授業やホームルームで関わっていないと顔と名前を一致させることはなかなかできません。反省しています。
 明日の卒業式は、一人一人を見つめたいと思います。もし名前がすぐに思い出せなくともお許し願います。全員に思いをもっていることはご理解ください。
 6年間一緒に過ごした生徒たち、3年間一緒に過ごした生徒たちの卒業を共に同じ思いでお祝いしたいと思っています。
19:22
2017/03/11

あの時

| by 関根均
 今日は午前中が高校の併願入学生の説明会、午後が中学入学生のプレ登校でした。併願入学生の説明会では「入学サプリ」を、ブレ登校では「保護者サプリ」を行いました。新年度がもうすぐ始まると思うとワクワクしてきます。
 さて、今日は6年前に東日本大震災のあった日です。この時期になると毎年、その時のことを思い出します。ちょうど開智未来が開校する直前でした。
 金曜日のことでした。次の日に、高校の併願入学生の説明会と中学入学生のプレ登校を控え、その準備をしている時でした。地震がおさまって私が一番に行ったことは利根川に架かる埼玉大橋を確認することでした。校長室の窓から見えるので校長室へ駆けていき、橋を見ると無事でした。ホッとしました。もし橋が落ちていたら開校できないと思ったからです。
 その後停電となり、電車は止まりました。
 そして、次の日に予定されていた中学入学のプレ登校は延期しましたが、併願入学生の説明会は予定どおり実施しました。混乱の中、高校第1期生たちが集まってきました。
 懐かしい風景です。
 計画停電があり、東武鉄道は久喜駅までしか開通せず、入学式が予定通りに実施できるか心配でした。そんな中、利根川の土手に菜の花がいつもの年のとおりに咲いているのを見て、入学式に野や庭の花を持ち寄って飾ろうと提案しました。そして、それが開智未来の伝統になっています。
 そんなことを思い出しながら、第7期生たちと接しました。
 震災の年に入学してきた中学入学第1期生たちも来週の火曜日に卒業していきます。長かったような短かったような6年間でした。震災に合われた方にとって、日本の人たちにとって、そして、この開智未来に関わってきた人たちにとって、どんな意味をもった6年間だったのでしょうか。
16:57
2017/03/10

最高の未来へ

| by 関根均
 今日は国公立大学前期入試の発表の最終日でした。
 東大の合格発表があり、本校から1名の合格者が出ました。3年連続ですが、今回は中高一貫第1期生からの合格でした。
 一方で、私立大学を含め不合格となって悲しんでいる生徒もいます。しかし、高校入学生と中学入学生、併せて154名の生徒たちはよく頑張ったと思います。
 本校の中学入試と高校入試の不合格者に送った文書の中に次の一節があります。これは最後まで開智未来への合格を果たせなかった受験生に送った言葉です。 
  「私は、様々な道を歩いた者、苦労して歩んだ者が最も力強く成長すると考えています。前に進もうとするところに未来はあります。最後まで頑張り、力強く成長した皆さんには最高の未来があるはずです」
 これから開智未来の高校3年生たちも、国公立大学後期入試に向けて最後まで粘り強く頑張るでしょう。それが先輩から引き継がれた「未来魂」です。
 さて、埼玉県と栃木県の県公立高等学校の合格発表はいかがでしたか。涙した中学3年生たちもいると思います。しかし、苦労して歩んだ者が最も力強く成長するのです。泣くのは今日だけ。明日から力強く歩き始めてくださいね。
 本日、埼玉県と栃木県の県公立高等学校の合格発表を受けて、新たに多くの皆さんが開智未来に入学手続きをしてくださいました。第1志望の県公立高校が叶わなくて本校への入学を決意したのだと思います。3年後、開智未来に入学してよかったと思えるよう、職員一同全力を尽くしますので頑張っていきましょう。本校はネットでの手続きで、明日の午前10時から入学説明会が行われます。心よりお待ちしています。
14:10
2017/03/09

スターティング・セミナーの開発

| by 関根均
 年度末の仕事と来年度へ向けての準備で慌ただしい1日でした。
 その中で、入学式の翌日から実施する高校1年生(高校入学生)の「スターティング・セミナー」の打ち合わせをしました。
 まだ発表していませんが、すでに新高校1年(高校入学生)の担任団とその内容について検討しました。内容は大きく3つです。「1英語を楽しむ」「2身心を開く」「3学び合う」です。「英語を楽しむ」では、英語による自己紹介プログラムとグループによる英語劇を行います。「身心を開く」ではグループ・エンカウンター、呼吸・身体意識・身体操作、演劇メソッド、アップエクササイズ(身体表現)を行うプログラムを開発しました。「学び合う」では数学の三角比を自分たちの力で学び取ることを行います。これまでで一番充実したスターティング・セミナーになるはずです。私も今からワクワクしてきました。
 さて、明日は埼玉県と栃木県の県公立高校の合格発表日です。開智未来高校にすでに併願合格した皆さんもドキドキしていることと思います。何かの縁で学校説明会やサプリ、そして、個別相談で皆さんと関わることができました。まずは合格されることを祈っています。もし不運にも不合格になった場合でも、開智未来は皆さんをゆたかな教育を開発してお待ちしています。
 その時は、開智未来を選んでくださいね。
 そして、明日は国公立大学前期入試の発表の最終日です。今日も大阪大学と東北大学の合格の報を受けました。高校3年生たちも頑張っています。
17:48
2017/03/07

身心の開発

| by 関根均
 1月末からストレッチを毎日行っています。私は身体が硬いので股割りもできません。最近流行の360度開脚など夢のまた夢。しかし、その夢のまた夢を叶えてみるのもいいかな、と5年計画で実行することにしました。併せて、筋肉、骨、関節等についての勉強も始めました。少しずつですが、身体が柔軟になってきました。
 今年の4月で60歳になるので、脳と身体を再活性化する「60's サプリ」を自分自身を使って開発しようと思っています。目標は65歳。東京マラソンにも挑戦したいですね。
 まずは、正式の座禅ができるまでに股関節の柔軟性を高めたいと思います。そうすれば参禅ができますから。そして、座禅をしながら自分と向き合い、意識や脳の働きを内観しながら研究できるはずです。
 健康になるというより身心の開発です。
 まず自分自身を開発しながら、その成果を得て、サプリや開智未来の教育へとつなげていければと考えています。あと1か月で開智未来の7年目、「再生(ルネサンス)」が始まります。
 さて、昨日あたりから前期の国公立大学の発表が始まりました。すでに東京外語大学、埼玉大学、宇都宮大学等への合格の報がありました。また、前期の試験が終了した後も引き続き学校で勉強を続けている生徒もたくさんいます。結果が出ても出なくても学びを続ける。立派な姿勢です。学びが身体化されているのですね。
 卒業式まであと1週間となりました。
10:20
2017/03/06

昭和の香り

| by 関根均
 昨日、佐藤愛子氏の『それでもこの世は悪くなかった』(文春文庫)を読みました。93歳の佐藤氏の講演等を本にまとめたものです。私の母より6歳上の方ですが、今は消えてしまった日本人の考え方や感覚が滲み出ており、昭和時代が懐かしくなって、あっという間に読んでしまいました。
 「今は本当のことを言ってはいけない時代なのね。いつも傷つけた、傷ついたということばかり考えてものを言わなければならないとしたら、人間は萎縮してしまうんじゃないですか。政治家に信念がないなんて批判する人がいるけど、八方に気を遣っていると信念なんか持てっこない。とにかく小うるさい、小さな世の中になりましたね」。
 芸能人のちょっとしたコメントに対してネットに批判が溢れかえる時代です。クレームが来ないように「……させていただきます」と不自然なまでの丁寧語・謙譲語が日常的に使われます。「……としたいと思います」と表現した方がずっと本心が表現できるのに不思議な世の中になったと思っていたのですが、佐藤氏のこの文章を読んで「そうだよね」と納得しました。
 もちろん、相手のことを思いやることは大切です。しかし、どこからも批判されないようにと自己を抑制ばかりしていると自分が消えてしまいます。
 現実の世界では自己を消し、ネットの世界では自己をむき出しにする。
 ゆたかで人間らしい世界をつくっていきたいですね。
17:04
2017/03/03

3月

| by 関根均
 3月になりました。さすがに春めいてきましたね。そして、卒業式が約10日後に近づいてきました。
 特に、開智未来をつくってから、生徒たちが卒業する度に、「開智未来の3年間でこの生徒たちを伸ばせたのか」「彼らは開智未来の生活や学びに満足したか」と考え込むようになりました。それだけの思い入れで開校したつもりですし、それだけの意気込みで開智未来の教育を先生方と一緒に創ってきたつもりです。
 しかし、校長としての力不足、人間としての未成熟や能力不足から口ほどのことをできなかったのではないか、と振り返ってしまうのです。
 今年は第1期中学入学生と第4期高校入学生が一緒に卒業します。彼らの6年間、そして、3年間を考えると、反省と寂しさが2倍に感じられます。
 卒業式では、卒業する生徒たちは未来を見つめ、教員や保護者は過去を振り返る。
 私も生徒たちのように未来を見つめようと思うことにしました。
 未来スマイル、6つの授業姿勢、他者を理解する、もぎとり・感動、観察・発見・疑問、問いの工夫、学び合い、自律と正義。
 開智未来で生徒たちはいろいろなことを身に付けたはずです。そして、これらのことが彼らの未来で大きな力になるはずです。彼らの10年後、20年後を考えると、寂しさや反省よりも、ワクワク感の方が強くなってきます。
 そして、約1か月後には第7期生が入学してきます。
17:27
2017/02/26

等身大の自分

| by 関根均
 国公立大学前期試験の2日です。高校入学の第4期生と中学入学の第1期生が昨日からこの自己表現の場で未来へ向って試験に挑んでいます。
 学校教育にとって大学入試とは、生徒たちが学校というところから自立していく、最後の段階であると私は考えてます。そして、そのテーマが「自己表現」です。大学入試はこれまで自ら培ってきた「等身大の自分」を表現する試験です。合格するための試験というより、いかに自分を表現し得るか。開智未来生にはこの3年、または、6年で自ら育て上げた自己を思う存分発揮してほしいと願っています。
 さて、2日目が始まります。腹式呼吸をして、顔面体操をして、自分を表してきてくださいね。
07:28
2017/02/24

人間の力

| by 関根均
 1S学年(中学入学の高校1年)の「哲学」がありました。今日のテーマは「第2校訓:自律と正義」です。
 生徒たちに次のようなことを言いました。
 「自律も正義も難しい言葉です。しかし、皆さんがこの言葉を第2校訓として覚えてくれれば、将来大人になってからもこの言葉を思い出すでしょう。そして、様々な経験を重ねる中で、様々な場面でこの意味を深く理解していくでしょう。今日の授業は難解だったと思います。それでも何かを感じてくれれば嬉しいです」
 理解させることばかりが教育ではありません。考え続けさせることの方が大切だと私は思っています。
 今日は『月刊高校教育』の連載原稿の締め切り日でもありました。「学校の理念を暗唱することの大切さ」について、「哲学」の授業で生徒たちに話したことと同じようなことを次のように書きました。
 「生徒たちは大人になってからもこの耳タコの言葉を思い出すに違いない。これは私から生徒に直接与えることのできる唯一の宝物かもしれない。『ナイフでなく鉈になれ』は私の父の口癖だった。酒を飲むと言う言葉で中高生の頃は嫌だった。しかし、亡き父の言葉で思い出せるのはこの言葉で、折ある度に自分の言い聞かせている。
 意味を解説してもさほど効果はない。人間はすぐに忘れるからだ。何度も唱えさせるうちに、生徒たちは折々にこの理念の意味を場面に応じて理解する。覚えているから理解を広め、深めることができるのだ。この理解の深まりを教育用語で『成長』という」
 生徒たちが将来どのように成長するでしょうか。その姿を見てみたいですね。
 さて、明日から国公立大学の本試験です。本年度の大学入試の最後の山場です。開智未来生は人間が育っています。だから、その人間としての力で自ずからよい結果を得られると思っています。「等身大の自分」を答案用紙に表現してください。開智未来のパワーを送り続けますね。
18:17
2017/02/23

時間の風景

| by 関根均
 今日は春のような暖かな日になりました。
 今、このメッセージを校長室で書いていますが、窓からグランドを眺めると、野球部、サッカー部、テニス部、陸上部の生徒たちが元気いっぱい
走り回っています。ここに4月からは第7期生が加わるのですね。その時、中学第1期生と高校第4期生たちがこの学校を巣立っていきます。
 春の土の香りとともに時間という見えないものが一つの光景となる、学校特有の不思議な時期です。
 これからを開智未来で過ごす生徒と、開智未来で成長して旅立つ生徒が交錯するスクランブル交差点が見えるようです。どちらも生き生きとした顔で歩いています。
 さて、今週の土曜日は併願高校入学の入学説明会です。今回は他の私立高校を受験して最終的に開智未来を選んだ方の説明会です。すでに46名の第7期高校入学生が誕生していますが、新たな仲間が加わることを楽しみにしています。
17:04
2017/02/20

息の切れる季節

| by 関根均
 2月も後半になり、卒業式や進級式、さらに来年度の分掌の作成、スターティング・セミナーの準備等、慌ただしくなってきました。一年で一番息の切れる季節です。そして、毎年、気が付くと5月の連休になっています。
 それでも愉快なひとときです。もしかしたら私の一番好きな時期かもしれません。
 忙しくて我を忘れるのも幸福なものなのかもしれませんね。我に束縛されて、我を思うから苦しむのですから。
 さて、終末には国公立大学の本試験です。高校3年生たちの最後の戦いが続きます。
 息を切らしながら、「がんばれ!がんばれ!」と心の中で祈っています。
19:29
2017/02/18

開智未来生の顔

| by 関根均
 今日の午前中、高校単願入学生のプレ登校がありました。
 内容は「単願生サプリ」と「開智未来の英語」と「開智未来の数学」です。私は単願生サプリで入学生たちと関わりました。
 サプリの内容は、グループワークでの自己紹介です。4つのことについて他のメンバーに話します。「自分はどんな人間か」「なぜ開智未来高校を選んだのか」「どのような自分になりたいのか」「同期の仲間へのメッセージ」です。
 まずは顔面体操で未来スマイルになり、立って一人自己紹介を行い、そして、最後にグループワークです。
 「キーワードを相手に届けてください。そして、表情も届けてくださいね」
 「今度は相手の目も見るようにしましょう」
 だんだんと入学生たちの表情が動き出し、開智未来生の顔になってきました。
 素敵な表情のできる人間なってほしい。表情を見ただけで開智未来生だとわかるようになってほしい。開校前から夢みてきたことです。
 さあ、第7期生のスタートです。
13:16
2017/02/15

Happy Valentine

| by 関根均
 昨日は週休日で本日学校に行くと、何人かの生徒からバレンタインのプレゼントをいただきました。いい歳の校長にありがとうございます。血糖値が上がらないように気をつけていただきたいと思います。
 さて、その中で風変わりなプレゼントがありました。それは高校1年の男子生徒8名の連名によるバレンタインプレゼントです。本年度私から指導を受けた生徒たちで、手紙も添えてあり、嬉しい、愉快な、晴れ晴れとした気持ちになりました。
 人間はちょっとしたことで元気をもらったり、やる気になったりするものです。
 このプレゼントは私を相当に元気にしてくれました。
 小さなことでも嬉しいことをたくさん感じて、開智未来を楽しみたい。ややもすれば問題や課題にばかり目が行きます。しかし、いいことにもっと目を向けて、それを深く感じ取る生き方の方が生産的で、いい生き方なのかもしれませんね。
 生徒たちから教わりました。Happy Valentine です。
16:51
2017/02/11

ルネサンス

| by 関根均
 今日は午前中に中学の入学説明会がありました。
 開智未来を第一希望として入学する生徒もいますし、残念ながら第一希望に合格できずに本校を選んだ生徒もいるはずです。いろいろな思いで集まった入学生たちに、この学校に入学してよかったと思えるように頑張らなければ、と一生懸命「入学サプリ」を行いました。
 そのサプリの中でこんな話をしました。
 「皆さんは“再生”の第7期生です。この再生をサイセイと呼ばずに、ルネサンスと呼びたいと思います。ルネサンスとは14世紀にイタリアに始まったギリシア・ローマ時代の文芸を復興しようとする文化運動で、その根本にあるのが知性と人間です。開智未来は知性と人間を求めることを理念としているので、まさに、来年からさらなる開智未来が展開されるということです」
 この6年間で本校の教育をほぼ創り上げました。これからはその花を咲かせる時代に入ります。そんな思いを伝えました。
 さて、先週は高校の単願入学生の説明会、今日が中学入学生の説明会。これから高校の併願入学生の説明会を経て、平成29年度の生徒が全員揃います。
 一人一人にうつくしい花を咲かせたいですね。
14:01
2017/02/10

命のつながり

| by 関根均
 明日は中学入学生の入学説明会です。
 新たな開智未来の仲間が増えることは本当に嬉しいことです。しかも、このような開校して6年しか経っていない学校を選んでくれた仲間です。とっても嬉しいです。
 そして、彼らは開智未来の第1期中学入学生と入れ替わりに入学する生徒たちです。とても感慨深いです。
 今、第1期入学生たちは大学受験の真っ最中です。卒業していく者も入学してくる者も同じ開智未来生です。
 命が引き継がれていく。
 不思議な不思議な気持ちです。そして、その場に立ち会える幸せを噛みしめています。
 新入生の皆さん。明日から開智未来の教育が始まります。温かくてゆたかな教育を用意してお待ちしています。これから6年間、よろしくお願いいたします。
17:05
2017/02/08

青年期の君たちへ

| by 関根均
 最近、中学・高校時代に読んだ本を読み返しながら、自分の中学・高校時代を振り返っています。そして、40歳以上離れた生徒たちのことを考えています。
 人間は不思議なほど昔の自分を思い出せるものです。自分の中には時間はなく、いくつもの時間が同時並行であるのかもしれません。
 道元の『正法眼蔵』に「有草有象ともに時なり」という言葉があります。「そこにある草木もそこにある現象も時間である」という意味で、「存在は時間であり、時間は存在である」と言い換えられると思いますが、まさに、一つの存在である私そのものにすべての時間があるのでしょう。
 少々小難しいことを大人げなく書きましたが、青年期の私はそのようなことを大人げなく、そして、恥ずかしげもなく考えたものです。真剣であることを恥ずかしいとは思わない。まさに、これが大人げないことであり、それこそが大人になっていない青年期の輝きだと私は思っています。
 そんな輝きを持ち続けたいと思いながら、また、開智未来生たちにも輝いてほしいと願いながら、昔読んだ本を読み返しています。
 昨日のことですが、週休日だったので書店に行きました。書店で『論語物語』(下村湖人著、講談社学術文庫)を思わず見つけました。この本は私が中学3年生の時に旺文社文庫で読んで感銘を受けた本です。絶版となっていたので読み直すことができず困っていたのですが、偶然にも発見し、小躍りして購入して読み直し始めました。下村湖人といえば『次郎物語』で有名ですが、この本は彼が戦時中の1938年に書いた本です。しかし、今でもみずみずしく、古典は時代を超えると実感しました。
 明日の「哲学」の時間で、生徒たちに紹介したいと思っています。
 こうやって、かつて自分も過ごしてきた青年期にある生徒たちに語れるというのは、生徒たちにとっては迷惑なことかもしれませんが、幸せなことです。一生懸命に語ろうと思っています。
17:33
2017/02/05

初心

| by 関根均
 昨日気合いを入れすぎたせいでしょうか。昨日の夕方はかなり疲れてしまって、風邪気味になってしまいました。
 今日はゆったりと本を読みながら思索することしました。隠れ家に引きこもって追われることから逃れることも大切ですね。
 さて、昨日、高校単願入学生の入学サプリで、「まずは本屋に行って本棚を眺めてごらん」と言いました。その続きを考えました。ノートにこんな文章を書きました。
 「書店の書棚の前に立ち、それを眺めたとき、無秩序に林立している様々なテーマに愕然とするだろう。私の知らない世界がここにある。そして、この世界が混沌としていることに気付くだろう。いったい、私はどの本を選んだらよいのだろう。思案して、一冊の本を選び、自分の財布にとってそれなりの額に違いないお金を出して購入することを決意したとき、開智未来生としての『私の物語』が始まるだろう」
 私は「知性と人間を追求する学校」を創りたいと考えました。初心に戻って、このことに、出来ましたらこのことだけに専念したいと思っています。
13:55
2017/02/04

アドレナリン

| by 関根均
 今日は始業前に公開の「東大ゼミ」を行いました。今回は、来年度に参加する中学1年生と、4月から中学または高校に入学する方に参観していただきました。今日の内容は英文の「平和宣言」の作成で、途中で各グループのリーダーからそれぞれのグループで作成している平和宣言のキーワード(英語)とメッセージのポイントを発表してもらいました。中学1年生たちも熱心にメモを取りながら聞いています。第4期東大ゼミの取組が次の学年へと引き継がれていくことが確信できました。
 開智未来にも文化や伝統が生まれつつある。
 開設から6年。これまでの苦労が実って、やっと花が咲き始めたと、少々感無量です。
 10時からは高校の単願入学生の入学説明会を行いました。46名の新入生が第7期生として開智未来に加わりました。
 「新入生を迎える時が一番アドレナリンが出るのです」
 元気いっぱいに入学サプリを行いました。新入生たちもいい表情をしています。
 「自分を限定しないで大きく成長してくださいね」
 思いをたくさん伝えました。
 新たな年度がすでに始まりました。まだまだ寒いですが、節分が過ぎて暦の上でも春になりました。
〈追伸〉
 本日、東大ゼミの参観者に配布した「東大ゼミの概要」のプリントと入学説明会で配布した「入学サプリテキストⅠ(高校1年「哲学」テキスト1)」をホームページの「新教育キャビネット」にアップしました。なお、「入学サプリテキストⅠ(高校1年「哲学」テキスト1)」は〈平成28年度「哲学」〉フォルダにあります。他校にはない開智未来の教育をご理解いただけければと思います。
14:30
2017/02/03

鬼は外

| by 関根均
 今日は節分ですね。本年も、午後4時から加須市の不動尊總願寺で行われる鬼追い豆まき式に特別年男として参加します。
 境内の上から、集まった方々に豆をまくのですが、最初の簡単な挨拶も含め、少々恥ずかしいものです。開校時からですから、今回で6回目の参加となります。それでも慣れません。
 先日、本日豆と一緒にまくチョコレートを大量に買い込みました。今年は右肘を痛めているので、遠くの方にいる子どもたちまで投げ込めるか心配です。
 「鬼は外、福は内」とは恒例のかけ声ですが、家の中が福ばっかりになっても、これはこれで窮屈かなと、奇妙なことを考えています。恥ずかしながら、私は20歳くらいまで深夜にトイレに行くことが恐怖でした。鏡にお化けが映るような気がしていたからです。臆病ですね。最近は、まったくそんな気持ちもなく、家の中には鬼はいないようです。それはそれで寂しいものです。
 昔は家の中に鬼がたくさんいたから、「鬼は外」と唱えたのでしょう。
 福ばかりを求める今の世の中で、鬼を欲しがるのは偏屈者でしょうか。
 ほんのささいな鬼をも追い出してしまう社会、鬼と遊ばなくなった社会、かわいい鬼さえも住めなくなった社会というものは悲しい社会なのかもしれません。海外のニュースを聞くに付け、その思いが強くなります。
 ちょっと物思いにふけってしまいました。5時間目の1S(中学入学の高校1年)の「哲学」を終えてから、不動尊に向かいます。チョコレートをたくさんまいてきますね。
〈追伸〉
 明日、朝7時50分からアカデメイアで東大ゼミを公開で行います。東大ゼミの概要をまとめて参観者用の資料も準備いたしました。多くの方にお越しいただければと思います。
12:47
2017/02/02

言葉への感性

| by 関根均
 20代後半、長女が生まれた頃に読んだ『人間へのはるかな旅』(森本哲郎著、角川文庫)に「言葉が情報となった」という言葉がありました。この言葉はドラッカーが『断絶の時代――来たるべき知識社会の構想』(ダイヤモンド社、1969年)で示唆した考えだと『人間へのはるかな旅』に記されていましたが、それから30年以上たった現在、言葉というものがゆたかさを失い、質的に変貌してしまったように感じています。SMSの単語でのコミュニケーションの影響もあるでしょう。古典が読まれなくなったことも原因かもしれません。私自身、昔の人たちより言葉が貧しくなっていると思います。
 知識とは全体的な眺望を伴ったものであり、情報は断片的なものである。
 言葉のゆたかな人間になってほしい。言葉のゆたかな学校を創りたい。併せて、自分自身も言葉をゆたかにしたい。そんな気持ちから、最近、哲学の時間では本を紹介したり、言葉への関心を高めるようなことを盛り込むようにしています。
 その一つとして「アフォリズム」づくりの取組を行っています。
 アフォリズムとは「短い表現で、人間や社会についての見解を表したもの。警句。箴言。」です。そして、アフォリズムをつくるためには人間や社会への洞察力と言葉への感性(ともに死語になりつつありますが)が必要です。また、アフォリズムを理解するためにもこの2つのことが必要になります。
 例えば、『侏儒の言葉・西方の人』(芥川龍之介著、新潮文庫)からいくつかを紹介します。
・文章の中にある言葉は辞書の中にある時よりも美しさを加えていなければならぬ。
・天才の悲劇は「小ぢんまりした、居心の良い名声」を与えられることである。
・私は不幸にも知っている。時には嘘に依る外は語れぬ真実もあることを。
 いかがですか。
 本日の高校1年(1H)の「哲学」でも第2校訓「自律と正義」を扱った際、アフォリズムについても触れました。「新教育キャビネット」の「平成28年度哲学」の「高校1年(1H)」のフォルダにアップしましたので、興味のある方はダウンロードしてご覧ください。
17:52
2017/02/01

本質論

| by 関根均
 昨日から『新釈 現代文』(高田瑞穂著、ちくま学芸文庫)を読んでいます。
 この本の名を見て、懐かしいと思った方もいらっしゃるかもしれません。実は、この文庫本は復刻版で、オリジナルの本が新塔社から出版されたのは1959年です。何と私が2歳の時です。
 実は、高校時代、私はハードカバーだったこの国語の参考書を読んでいます。濃紺の本だったと記憶しています。内容は難しくて、途中であきらめてしまいました。当時、この本はすでに少々古めかしい高度な参考書と高校生たちに思われていて、この参考書を使っていた人はほとんどいませんでした。
 少々長くなりますが、この本から引用したいと思います。
 「(現代文の理解に当たって)どうしても欠くことのできない前提は、筆者の関心する問題について、読者もまた相応の関心を持つことができるか、ということです。 (中略) したがって、あなた方の学問的関心は、高校卒業程度という一応のレベルに立って、その範囲において、あらゆる分野に、常に生々と働いていなくてはならぬはずです。そして、受験のための勉強も、つまりは、そういう関心をなるべく広く、深く、生々と保つということの上に考えられなくてはならぬはずです。そこに私は、一番正しい受験準備の姿があると信じます」
 「現代文がわからないという場合の多くは、実はあなた方の問題意識が極めて希薄であるか、または全然欠如していることの告白であると私は断言いたします」
 「青春時代は、人間的教養を身に付けなければならない時期です」
 最近聞かなくなった本質論です。
 この本はただ点を取ればよい、という考え方を取っていません。人々の考え方が表層的になり、点を取る安直技法がウケる時代になってしまいました。哲学の大切さをしみじみと感じています。
16:29
2017/01/27

哲学テキストの公開

| by 関根均
 今日は1S(中学入学高校1年)の「哲学」の授業がありました。入試や私のインフルエンザ等により3学期に入って初めての授業でした。
 いろいろなことを話したくて、山盛りの話を一方的に語る授業になってしまいました。最近は学び合いや発表などの活動を中心に哲学の授業をしていたので、生徒には少々退屈だったかもしれません。
 私は、中学1年生に話すときは、自分が中学1年生だった頃を思い出し、高校2年生に話すときは高校2年生だった頃を思い出して話をするようにしています。
 60歳近い、彼らから見れば「じじい」である校長が、約半世紀前の、彼らからすれば大昔の話をするのですから、古びた話に聞こえるかもしれません。しかし、ありがたいことに私の言葉からいろいろと考えてくれているようです。
 このメッセージで私が生徒たちに伝えたことを表せればと思いますが、うまく再現できませんので、今日のテキストをホームページの「新教育キャビネット」にアップしましたので、そちらをご覧ください。
 ところで、昔はすべての学年の「哲学」のテキストをホームページにアップしたものでした。学年が増え、少々大変になってきたので最近はあまり掲載していません。私が生徒にどのようなことを伝えているのか、どのような学びがなされているのかをお知らせすることがめっきり少なくなってしまいました。
 開智未来の教育をご理解いただくためにも、今回を機に、これからは「哲学」のテキストをアップしていきたいと思います。もしよろしればダウンロードしてご覧ください。
17:40
2017/01/26

「哲学」の開発

| by 関根均
 今日は中学1年生と中学2年生の「哲学」がありました。
 中学1年「哲学」では「超速音読」男女対抗戦、中学2年「哲学」では平和に関するマッピングを行いました。どちらも初めての取組です。学び合いを取り入れたり、クラスを超えた集団づくりをしたりと、様々な工夫や試みをしています。先日の中学3年「哲学」ではアフォリズムの作成をしました。このメッセージでうまく伝えられないのが残念です。開智未来の教育実践を発信する手だてを考えなければいけませんね。
 各学年で「哲学」の授業を開発するのはかなり大変ですが、やりがいもあります。「人間と知性」の追求、サプリの実践化等、朝から晩まで四六時中考えています。
 そして、私の取組を先生方に伝えたいと思っています。「完成」(6年目・平成28年度)から「再生(ルネサンス)」(7年目・平成29年度)へ。躍動する学校が目標です。もっともっと頑張ります。
17:08
2017/01/25

7年目の未来へ

| by 関根均
 本日、第3回高校入試が終了しました。今、選考会議が終わり、発表へ向けての作業をしています。これで、1月10日に始まった、中学入試5回、高校入試3回、合計8回の入学者選抜が終わりました。
 これからは高校3年生たちの大学入試となります。そして、卒業式、中学3年生の進級式となります。その間、新入生の入学説明会、プレ入学があり、一気に新年度へ向かうことになります。
 学校というところは多年生の植物のようですね。この寒い時期に地下で春の準備が始まり、4月に芽生え、そして、すくすくと育ち、美しい花を咲かせます。
 7年目の平成29年度はどんな花が咲くのでしょう。中学第1期生たちがその成果をいかんなく発揮し、新たな未来を切り開くでしょう。その輝かしい未来に「再生」のルネサンスが開花する。
 入試が終わったので、これから新年度の準備を本格的に開始します。「入学サプリ」のテキストの改訂作業も始まりました。新しい開智未来をご期待ください。
17:45
2017/01/23

第2回高校入試

| by 関根均
 今日は第2回高校入試でした。昨日に引き続き試験を受けた受験生もいました。自分の力を出し切れたでしょうか。
 本日の採点も終了し、昨日の分と併せて選考作業を行いました。もうすぐ発表になりますのでもう少しお待ちください。
 とても嬉しいことがありました。
 1学期に出会ったある受験生は、当初は合格からほど遠い成績でした。なかなか模擬試験の点数も上がらなくて、やはり無理かなと思っていました。しかし、粘り強く説明会に来て、私も何度か勉強の方法をアドバイスしました。その受験生が今日の試験で平均点を超えたのです。もちろん、合格です。
 本当に本気で頑張り続けると伸びるのですね。偏差値は15ポイント以上アップしたと思います。
 入試とは何なのでしょう。
 いろいろなことを考えさせられました。その受験生は開智未来を受験することで自分を大きく変えました。さらに、自分の未来も変えたに違いありません。
 中学入学生も含め、説明会でサプリを真剣に聞き、開智未来を選んでくれた新入生たちを信じられないくらい伸ばしたい。そんな奇跡の学校にしたい。そして、来年の入試に向けて、受験生たちがもっと伸びるようなサポートができないか、サプリをさらに進化させなければと今思っています。
 また、やる気が湧いてきました。もうすぐ、「再生(ルネサンス)」の7年目が始まります。
17:17
2017/01/22

第1回高校入試

| by 関根均
 今日は第1回高校入試でした。
 受験生たちにとって初めての高校入試に違いありません。朝はとても緊張していた様子でした。しかし、帰りはホッとしたようで「ありがとうございました」「さようなら」と素敵な表情でした。
 彼らを見ていると、彼らの中に、新たなステージへの期待が芽生えているのがわかります。自分を変えたい、成長させたい。そんな思いが身体から発せられています。
 この生徒たちが一生のスタートポイントとなる3年間を送らせたい。そのために「入学サプリ」をもっとよいものに改善しよう。入学式の翌日からの「スターティング・セミナー」はどのように行おうか。ワクワクしてきました。そして、早速「入学サプリ」の改訂作業を開始しました。
 先週に中学入試は終わり、今週で高校入試が終了します。これからの2か月間、私の1年分のエネルギーが充電されます。受験生・入学生たちの中学生や高校生活、そして、自分自身への期待感が私のエネルギー源なのです。
 一昨日は大寒でしたが、私の春は今始まります。4月が待ち遠しいです。
 さて、明日は第2回高校入試です。明日も頑張ってくださいね。
16:11
2017/01/21

明日から高校入試

| by 関根均
 今日の午後から学校に復帰しました。当たり前のことですが、学校という所は生徒たちと先生方がいるのでいいですね。わが家に戻ってきたという感じです。
 明日から高校入試が始まります。受験生の皆さんは準備万端ですか?インフルエンザが流行っていますが元気に勉強できていますか?
 サプリで話しましたが、最高のコンディショニングで、今の自分にできる最高の答案をていねいにつくってくださいね。
 明日お会いしましょう。
17:42
2017/01/19

第5回中学入試

| by 関根均
 今日は最後の中学入試でした。
 受験生の皆さん、全力が出せましたか。
 私の方は、月曜日の午後から熱が出て、火曜日に医者に行ったところインフルエンザであることがわかり、土曜日の午前中までお休みしなければならなくなりました。
 そのため、今日は受験生の皆さんに声をかけて応援することができませんでした。また、サプリも行えず、申し訳ありませんでした。インフルエンザの予防接種もしたのですが、合格祈願ランで体力を消耗したからでしょうか。
 それでも選考会議があるので、午後2時半すぎに校長室に出勤して、今選考を終了しました。このあと発表となりますが、最終選考は選考する者も辛いです。
 いろいろな思いがあります。一人一人の思いを感じます。
 もし、希望が叶わなかったとしても、これまでの努力は無駄にはなりません。努力を続けていれば、いつか必ず報われる日が来ます。
 さて、日曜日からは高校入試が始まります。その時は元気な顔で受験生の皆さんをお迎えできると思います。
16:58
2017/01/15

新たな1日

| by 関根均
 センター試験2日目を迎えました。
 開智未来は高校3年生たちは試験会場へと向かっていることでしょう。今日は葡萄棚の見える自室で仕事や勉強をしながら彼らが自分の力を発揮することを祈っています。
 昨日の試験では納得がいく答案を書けたでしょうか。仕事もそうですが、私たちにできることは自分が納得のできる最高のことをするしかできません。それが成功なのか、相手に満足してもらえたかどうかは自分で決められることではありません。だから、自分の力を最大限に発揮するだけなのです。
 なかには昨日十分に力を発揮できなかった人もいると思います。引きずらないでください。今日は昨日と別の日なのです。新たな1日を満足のいく1日にすればいいのです。1教科ごとに等身大の自分を答案に表せばいいのです。
 頑張ってくださいね。
 努力してきた自分を信じて、今の自分を表現してくださいね。
08:09
2017/01/14

言葉では伝えられないもの

| by 関根均
 センター試験1日目。恒例の合格祈願走をしました。上野の湯島天神を8時に出て、私は草加駅まで約15㎞を走りました。途中まで快調で、今年は高校3年生が初めて中学入学生と高校入学生で構成される年ですので、越ヶ谷まで行こうかかなと密かに考えていましたが、13㎞ぐらいでガクンと足が動かなくなり、例年どおり草加駅までとしました。
 やはりきついですね。
 でも、それでも走りたいと思っています。
 願いをかけるとき、人を応援するとき、言葉はあまりにも無力で空虚です。言葉よりもっと思いものでないと、自分の気持ちが伝えられない。そう、思ってしまうのです。
 かつて日本では願掛けというものがありました。願いを成就するために、お百度を踏む。茶断ち、酒断ちをする。時折時代劇で見られる光景ですが、お百度参りなどは実際に行うとかなりきついと思います。
 15㎞を走りながら、生徒たちの顔を思い出しながら「頑張れ」と心の中でつぶやきました。つらいからこそ心の中の言葉に気持ちを込めることができました。不便な場所にある新設校を選んでくれた生徒たちです。彼らには感謝の言葉もありません。こうやって走って、やっと感謝を伝えられたようでほっとしています。
 学校に着くと、生徒たち、保護者の方々、先生方が校門で温かく迎えてくれました。ずっしりとした思いをいただきました。ありがとうございました。疲れが吹き飛んでしまいました。
 さて、現在午後2時ですが、小林先生と長谷川先生はまだ走り続けています。両先生の思いが伝わってきます。高校3年生たちも必死にセンター試験と格闘していると思います。
 開智未来は言葉を超えた学校ですね。
〈追伸〉
 湯島天神でフジテレビの取材を受けました。合格祈願走と話すと驚いていました。夕方5時30分からの「FNNみんなのニュース」で放映されるかもしれません。テレビに映った自分を見るのは恥ずかしくて嫌なのですが、軽い言葉ばかりが氾濫する今の世の中に、言葉で表現できない温かさを伝えられれば幸せです。
14:31
2017/01/13

ここに未来がある。私の物語が始まる。

| by 関根均
 昨日で3回の中学入試が終了しました。今、昨日実施した「未来型入試」の結果を発表したところです。次は1月19日に最終回となる第4回入試「特選2」となります。これまで合格できなかった受験生にとっては最後のチャンスとなりますが、最後の最後まで粘り強く頑張ってくださいね。夢はあきらめなければ必ず手にすることができると私は信じています。そうやって私自身、夢を実現してきました。
 さて、明日からセンター試験が始まります。第1期中学入学生と第4期高校入学生たちが夢に向かってこのセンター試験に臨みます。
 6年前、まだ校舎も整備されていない開智未来の説明会に集まってきた、小学校6年生だった第1期中学入学生たちの姿を今でも覚えています。その子たちが大学受験に立ち向かい、力く強く飛び立とうとしています。
 3年前、サプリを聴きに来てくれた中学3年生たちが、そして、自分の意志で開智未来を選んだ彼らが、新しい世界への扉への明けようとしています。
 その2つの課程の生徒たちが、開智未来生として一丸となってセンター試験に挑みます。
 とても感慨深いです。
 今日、彼らの第1志望校と名前の書かれたTシャツが届きました。明日はそれを着て、上野の湯島天神で合格祈願をして、そのあと私は草加駅まで走ります。一緒に走る小林先生はその先、多分春日部まで走るでしょう。若手の長谷川先生は学校まで70㎞を激走すると宣言しています。私たち教員の思いも生徒たちと一緒です。これが開智未来です。
 どんなことがあってもあきらめない。それが開智未来の魂です。
 「ここに未来がある。私の物語が始まる。」
 高校3年生たちの未来を祈りながら、一生懸命走るつもりです。
 頑張れ!開智未来生!
15:40
2017/01/12

気持ちを改め、整えて

| by 関根均
 本日は中学入試3日目です。午前中が開智未来中学校で「未来型入試」を、午後は3つの会場で「未来B」入試です。
 まだ合格を得られず、不安な受験生もいると思います。気持ちを再度改め、整えて、試験に臨んでくださいね。
 今日は、私は開智未来会場にいます。昨日と同じようにあいさつで元気を送りたいと思います。サプリも午前、午後に行います。2回とも聞かれる方もいると思うので、一部内容を変えるなどの工夫をする予定です。
 3日連続の受験生もいると思います。受験生の皆さん、今日も頑張ってくださいね。
07:41
2017/01/11

素敵なあいさつ

| by 関根均
 今日は中学入試の2日目、「未来A」入試です。
 昨日はいかがでしたか。納得のいく、最高の答案が書けましたか。等身大の自分を表現できましたか。
 受験は人間として成長する大切な機会だと私は考えています。ですから、結果も大切ですが、それよりもプロセスを重視する必要があります。準備を万全にできたか、試験に向かっていったか、心を整えたか、最後まであきらめずにねばり強く取り組んだか、丁寧な字で答案を書いたか。もう一度確認して、今日の試験に臨んでくださいね。このことは、土曜日にセンター試験を迎える、開智未来の高校3年生たちにも伝えたいことです。
 納得のできる受験にしてくださいね。
 さて、昨日の会場入り口で「こんにちは」とあいさつをすると、多くの受験生が「こんにちは」と答えてくれました。
 「頑張ってね」と声を掛けると「ありがとうございます」と返答した受験生もいました。とても素晴らしい言葉です。毎年、こんな対応のできる子どもたちが開智未来に入学します。だから、開智未来生は伸びるのですね。
 今日はさいたま新都心のスーパーアリーナ会場へ行きます。素敵な第7期生たちとお会いしたいと思っています。
08:58
2017/01/10

みんな頑張れ!

| by 関根均
〈受験生の皆さんへ〉
 今日から中学入試が始まります。
 受験生の皆さん、体調はいかがですか。学校説明会での「小学生サプリ:アウトプット編」で話しましたが、試験では実力以上の力は出ません。ですから、最高の自分を出すことが自分にできる最善のことなのです。
 緊張することもいいことです。緊張は最高の自分を出力するエネルギーとなります。
 私の動静ですが、今日(10日)は岩槻校(開智中学校)会場、明日(11日)はさいたま新都心のスーパーアリーナ会場、明後日(12日)は開智未来会場です。皆さんを未来スマイルでお迎えしたいと思います。
 これも小学生サプリでお話しましたが、入試は人間力の勝負です。人間力は表情に表れます。い表情で試験会場に来て下さいね。いい表情とは、凛々しい、すっきりとした顔です。
〈高校3年生の皆さんへ〉
 センター試験まであと4日となりました。一番大切なのは身心の体調です。試験に向かっていく身心、試験で最高に働く脳を準備することです。脳を動かすためには、五感、特に視覚と聴覚を研ぎ澄ませることが効果的です。焦点を合わせてくっきり見る、耳を澄ませて聴く。そうやって4日間の勉強に臨んでください。
〈在校生の皆さん〉
 試験休業も含め5連休となっています。今日は3日目です。意味のある5日間を過ごしてください。
 さて、今日が始まります。すべての人にとって最高の1日であることを祈っています。頑張ってくださいね。
08:16
2017/01/07

東大ゼミ開始

| by 関根均
 今日は7時50分から中学2年生と3年生の希望者からなる「東大ゼミ」がありました。まだ幕の内なのに早朝から100名以上の生徒たちが集まっています。
 今年のテーマは「世界の平和」で、現在、グループに分かれて「世界平和宣言」を英語で作成しています。今日はその骨子の検討です。私は生徒たちに3つの構成要素を入れることを伝えました。それは「平和の大切さ(世界の現状も含める)」「平和への提言(世界へ)」「私たちはどうあるべきか、何をしたらよいか」です。すでに冬休み中にそれぞれが考えてきているので、熱心に協議をしています。この後、英文を作成することになります。
 中学生としてはとても高度な学習内容です。でも、中学生の時の私ならば友だちとこのような取組をすることが楽しかったに違いありません。実際、開智未来の生徒たちも楽しそうです。
 私はこの開智未来で、中学時代や高校時代のときの自分がワクワクするような教育活動を開発しています。そして、その教育活動を生徒たちと一緒に行うことで昔できなかった楽しみを味わっています。
 でも、うらやましいですね。
15:40
2017/01/06

ルネサンス

| by 関根均
 今日から3学期が始まりました。
 長期休業明けの始業式の日でも開智未来生たちは引き締まった顔です。いつも思うことですが、本当に素晴らしいことです。
 今朝、アカデメイアへ行くと、いつものように朝学習をする生徒でいっぱいでした。始業式でも真剣に校長の式辞を聞いています。この清々しさは他の学校にはないものです。
 「近くの3人の人と今年の抱負を伝え合ってください」
 始業式の式辞では昨年と同様に、今年の抱負を考えさせ、回りの友だちとの学び合いを行いました。
 不思議と言えば不思議な光景かもしれません。
 しかし、とても和やかなのです。
 手前味噌ですが、やっぱり、いい学校です。
 「今年のテーマは『再生』です。この6年間で開智未来は一つの『生』を終え、新しい『生』を始めます。まさに『ルネサンス』です」
 ゆたかな開智未来の文化をこの生徒たちと咲かせたいと思っています。
18:09
2017/01/03

村を育てる学力

| by 関根均
 2017年も3日目となりました。いかがお過ごしですか。
 元日の日に今年のテーマを「再生」とすると書きましたが、再生というと「だめだったものが復活する」というイメージで受け取られることが懸念されます。誤解されたくないのですが、再生とは「再び生きる」ということで、一度目の「生きる」に納得した上で、新たに二度目の「生きる」ことを始めるという意味です。
 開智未来の6年間は、準備室時代からの先生方、そして、その後に参加した先生方に加え、第1期生からの生徒たち、保護者の方々と懸命に創り上げ、生きてきた時間です。
 そして、今年から7年目を迎え、再びいきいきと生き始めるのです。新たな試みも失敗もあると思いますが、恐れず取り組みたいと思っています。私の限界は、多くの人の力が推進力になって乗り越えていくでしょう。
 12月31日から東井義雄氏の『村を育てる学力』(ぽるぷ現代教育選集、1984年)を読んでいます。今、読み終わったところです。今から30年前に一度読んだ本です。この本は兵庫県の山村の小学校での教育実践の書かれたもので、明治図書出版から1957年に出版されました。ちなみに1957年は私が生まれた年です。
 60年も前の教育実践なのにけっして古くありません。読めば読むほど今でも多くのことを得ることことができます。今流行の「アクティブラーニング」も横文字は使っていませんが、その本質を考察した上での実践がなされています。「学び合い」も「わけあい、磨き合い」という言葉で表現しています。
 この本を読むと、開智未来の教育をもっと教育実践として高めていかなければならないと思います。そして、かつての日本の教育実践の水準の高さを再認識します。今の教育は薄っぺらな「点数を取るためだけの学び」になってしまったのではないかと反省させられます。この『村を育てる学力』から学んだことは、このメッセージで追々書きたいと思っていますので、楽しみにしていてください。
 この「ぽるぷ現代教育選集」ですが、戦後の教育実践や教育論の名著を集めたもので、私の尊敬する斎藤喜博氏や国分一太郎氏の著作を含め33冊からなります。今年は一冊ずつじっくりと読み直し、教育実践研究を本格的に開始したいと思っています。これが私の「再生」のスタートポイントです。ちなみにこの「ぽるぷ現代教育選集」は全巻で6万5千円でした。この選集を購入した1984年は、教員になって4年目、長女の生まれた年でした。当時の月給は手取りで15万円ほど。その中で6万5千円を出して買ったのですね。
 それから32年経ち、その選書を再生のスタートポイントにしようとしています。あらためて生きることの不思議さを感じています。
10:39
2017/01/01

明けましておめでとうございます

| by 関根均
 新年、明けましておめでとうございます。
 穏やかな元旦の日をいかがおすごしですか。高校3年生の皆さんはセンター試験に向けて頑張っていますか。
 1週間ぶりのメッセージで申し訳ございません。この間、奈良へ旅行に行ったり、実家やわが家の大掃除をしたりと、実に一般的な生活をしながら、新しい年をどのようにしたいかと考え続けていました。
 今年は開智未来は7年目を迎えます。平成28年度は「完成年度」で、今年の3月で中学入学第1期生が卒業し、4月からは二巡目になります。一つの段階が終了し、新しい時代が始まる。そんな節目となる年になるような予感がしています。また、そうでなければいけないと思います。
 そこで平成29年のテーマを「再生」とすることにしました。同時に、今年の新入生は「再生の第7期生」と名付けたいと思っています。
 私も今年は60歳。還暦となり、二巡目の人生を迎えることになります。ですから、私にとっても「再生」の年にしたいと考えています。いいまでの自分を一区切りのものとして終わりにして、新しい自分に挑みたいと思っています。一度の人生が終わったのですから、二度目は追加的な人生ですので失敗を恐れる必要もありません。それが「再生」の強みです。
 開智未来についてもそんな気持ちで進めていきたいと思っています。
 さて、二巡目の人生を考えれば考えるほど、「生きることの意味」を考えずにはいられません。このことを考えることが私の今年のテーマです。初夢も「生きることの意味」を問うという不思議な夢でした。
 「開智未来の意味」も考えよ、という暗示なのでしょう。
 久しぶりのメッセージで、ぎこちない文章になってしまいました。本年もよろしくお願いいたします。
16:50
2016/12/24

メリー・クリスマス!

| by 関根均
 世間では3連休のクリスマスと言われていますが、本校は今日は冬期講習です。
 それでも早朝のアカデメイアに行くと、多くの生徒たちが真剣に独習をしていました。私も生徒たちの姿に共振して集中して本を読んでしまったため、職員朝会のチャイムが鳴ってからあわてて会議室へかけ足で向かうことになってしまいました。
 先生方に息を切らせて「メリー・クリスマス」と校長からの連絡を開始すると笑い声がおきました。
 開智未来は先生方も生徒たちも「澄んでいる」。
 不思議な表現ですが、私の実感です。澄んでいるのです。だから心地いいのです。
 今日は午後は入試に向けていくつかの会議を行い、新年の準備をしています。冬期講習は来週の火曜日まで。それから年末年始の休みに入ります。
 さて、今日はクリスマス・イブです。開智未来の生徒たち、保護者の皆様、先生方、そして、開智未来に関わる方々。素敵なクリスマスでありますように。メリー・クリスマス!
16:59
2016/12/22

普通の生活

| by 関根均
 昨日から冬休みになりましたが、冬期講習や三者面談もあり、学校は学期中と同じように動いています。
 職員朝会が普通に行われ、生徒たちもSHRや掃除を普通に行っています。学びの朝ということでアカデメイアには普通に多くの生徒が朝学習を行い、午後も学習スペースで学び合いを行っています。
 普通に学びが行われ、普通に生徒たちや先生方が学校生活を行う。開智未来の平穏を感じています。普通に過ぎる毎日。その普通の毎日の質が充実していて、深みがある。これこそが幸せの一形態なのかなと思っています。
 平成28年もあと10日ほどとなりました。
17:43
2016/12/20

生涯学力

| by 関根均
 今日は2学期の終業式でした。
 開智未来の終業式はその学期学年で最も成績が優秀だった生徒が表彰されます。一貫課程と高校課程で併せて9名。表彰後にはその生徒たちの発表があります。勉強の仕方を話すのですが、それが単に学習法にとどまらず生き方につながっていて、大人の立場から聞いても感心します。
 「イメージすることの大切さ」「日々の小さな目標づくり」「一時間の授業を最高のものにすること」「お手伝い」「すべての教育活動に全力を尽くすこと」。
 彼らは結果的によい点数を取っていますが、いい点を取るためだけに勉強しているのではありません。
 確実に開智未来の学びが浸透していることを実感します。
 正しい学びは大人になってから役立ちます。それが生涯学力です。
 これから数十年後、開智未来生たちが日本や世界の各地で活躍すると私は確信しています。その姿がくっきりとイメージできます。
 さて、明日からは午前中は講習、午後は部活動となります。このメッセージを書いている今も、グランドでは生徒たちが元気いっぱい走り回っています。
13:13
2016/12/19

春の香り

| by 関根均
 昨日は本年度最後の学校説明会でした。
 今年最後のサプリということもあり、気持ちを込めて話をしました。いかがでしたでしょうか。入試が近づくと小学6年生も中学3年生も真剣な、いい表情になってきます。そして、私の言葉を心の奥深くまで受け取ってくれます。
 「入試は人間力の勝負です。ですから、皆さんは今日から毎日鏡で自分の顔を見て、成長したかどうかを確認してください。人間的に成長した顔かどうかはわかるよね」
 けっこう意味深い言葉だと思いますが、小学生たちもうなずいて聞いています。真剣に生きている人間ならば、たとえ12歳でもわかるのです。逆に、大人であっても真剣に生きていない人は分からないものです。
 苦しまないことがいいことではない、と私は考えます。
 苦しんで成長した人間こそ本物だと思います。そして、そのために、あえて試練を与えることが必要ですし、試練に向かい、試練を乗り越える力を育てることが大切だと思います。
 大きく成長してくださいね。
 第1回中学入試は1月10日です。あと3週間となりました。平成29年度がだんだんと近づいてきました。一段と寒くなってきましたが、私は春の香りを感じています。
18:31
2016/12/17

一緒に学ぶ

| by 関根均
 今朝は中学2、3年生の「東大ゼミ」を行いました。これから3学期にかけて、英文で「平和宣言」を書くことになります。その宣言に「平和の大切さ(世界の現状も含める)」「平和への提言(世界へ)」「私たちはどうあるべきか、何をしたらよいか」の3点を必ず入れるという条件を示しました。今年はグループ活動を中心に進めているので、5~6名で構成されているグループで平和宣言をつくることになります。生徒たちは真剣に話し合っているので私は見守るだけです。それでも深く考えています。
 生徒たちが自分の力でグングン伸びる。だんだんと私が理想とする教育に近づいてきました。いいえ、生徒と共に学びながら私自身も成長して私の理想も変化してきたのかもしれません。
 さて、合格アメ350個が準備できました。一粒ごとにそのパッケージに「合格」と書くだけですが、中にアメが入っているので意外と書きづらくて下手な字になってしまいます。気持ちを込めて書きましたのでご容赦願います。
 何度もサプリをして一生懸命メモを取り、メモのアドバイスを真剣に聞いた小学6年生たち。高校受験の個別相談では勉強のアドバイスをした中学3年生たち。説明会の段階から開智未来生のような気がして、この8か月の間に、第7期生の姿が頭に浮かぶようになって、4月に始まった平成28年度の学校説明会も明日で最後になります。
 来年4月、第7期生の皆さんと一緒に学ぶことになります。
 明日は最高のサプリをしたいと思います。多くの人とお会いしたいと思います。
〈追伸〉
 中学説明会は恒例のクリスマス・サプリとなります。楽しみにしてくださいね。
17:05
2016/12/15

創作ダンス発表会と合格アメ

| by 関根均
 今日は午前中、高校2年女子の「創作ダンス発表会」がありました。
 中学3年生から高校2年生が全員、この発表会を鑑賞するため、観る側にとっても大切な教育活動になるよう「身体表現」を第一のテーマとして計画しました。
 身体表現は国際化する社会の中で、日本人には不得手なスキルです。身心を開放し、自分の内面を恥ずかしがらずに相手に示すことは、心や身体の有り様として大切なことです。
 高校2年生の女子たちの頑張りで、この趣旨が行き渡り、とても意義深い発表会になりました。本校体育科の「思考する体育」の実践がさらに発展し、また、開智未来の教育がさらに進化したと思っています。
 生徒たちも開智未来の教育をしっかりと理解してくれています。彼女たちの創作ダンスを観ながら、心が熱くなりました。ありがとうございました。
 さて、話は変わりますが、今度の日曜日(12月18日)は中学入試対策講座と高校説明会が行われます。中学、高校ともに今年度最後の学校説明会です。私のサプリ(今回はアウトプット編)も今年度最後になります。そこで、今回は「合格アメ」を参加者にお配りしたいと思っています。先日、大量のアメを買い込み、これからその一つ一つに「合格」と書いていきます。一人2つを用意しますので、是非多くの受験生(小学6年生と中学3年生)に来ていただきたいと思います。
13:02
2016/12/14

先輩から後輩へ

| by 関根均
 3日間メッセージをお休みしました。いろいろと考えることがあり、頭が整理できなくて、文章が書けずにいました。
 さて、土曜日の大村博士との懇談会でしたが、テレビで見たノーベル賞受賞者とお会いして、ちょっと緊張しました。とても気さくな方で、教育についても深く考えている方で、そのような方とお話しできる幸せを感じました。加えて、久しぶりにお会いした小出さんがとても成長していてとても嬉しくなりました。
 大学2年生の彼女は、高校時代と変わらない、いいえ、さらに高められた医学への志を持っていました。顔つきも凜としています。また、高校時代に身に付けたメモ力を大学での授業にも発揮しているとのことでした。
 「時間があれば学校に来て後輩に話をしてください」とお願いしました。こうやって目標になる先輩がたくさんいて、先輩から後輩へと開智未来の精神が引き継がれていったら素敵ですよね。
 もうすぐ平成28年が終わります。完成の6年目もあと4か月半となりました。
17:50
2016/12/10

大村賞

| by 関根均
 今日は午後4時30分から北里大学で行われる、昨年ノーベル賞を受賞した大村智先生と「大村賞」を受賞した卒業生との懇談会に出席することになっています。
 出不精な私ですが、各校長も参加するようにとのことで、柄にもなく、北里大学白金キャンパスのある南麻布に行ってきます。
 岩槻校の優秀な卒業生の話を聞いたり、大村先生から学問や学びについてのことを伺ったりすることも楽しみですが、本校で唯一この賞を受賞した第2期生の小出さんとお会いすることも楽しみです。筑波大学医学部に入学した彼女は、その後どのように成長したでしょうか。また、開智未来で学んだことをどのように生かしているでしょうか。
 そろそろ学校を出なければなりません。
 この懇談会の様子や感想については後ほどこのメッセージでお知らせしたいと思います。
11:54
2016/12/08

挑戦

| by 関根均
 今日は2つの試みをしました。
 一つが昨日のメッセージで書いた「演劇レッスン」(1H哲学)です。例えば、喜びや怒り等のポーズをとったり、ペットボトルを神様に見立ててその神様へのアクションを演技したりなどのエクササイズをしました。初めての人にはかなり難しいレッスンを生徒たちはだんだんと身心を開きながら行いました。
 もう一つの試みは、1・2時間目を連続して行った「学び合いプログラム」(中1哲学)です
「期末考査の『代数』の範囲を全員が理解する」ことを目標に、5~6名のグループをつくって学び合い学習をしました。
「教わってもわからない時は『ここがわからない』とはっきり言おう」
「わかったら『わかった』と言おう。そして、『ありがとう』と言おう」
 どちらも学年の先生と連携を取りながら進めました。
 自分でも研究していることもあり、今回は校長の私が率先して行いましたが、だんだんと先生方に任せていきたいと思っています。
 身心の開放。学び合いの推進。
 口で言うのは簡単ですが、実現するのは大変なことです。そして、それを学校全体の取組、さらには開智未来の文化や伝統に高めていくことはもっと大変なことです。
 「試み」から「実践」へ。開智未来の挑戦はこれからも続きます。
13:39
2016/12/07

演劇レッスン

| by 関根均
 ここ何日か「演劇」に関する本を読んでいます。大学時代に読んだ、竹内敏晴氏の『ことばが劈(ひら)かれるとき』(現在はちくま文庫)を思い出し、生徒たちの「身心の開放」と「自己表現(発表・身体表現)」のトレーニングとして「演劇のエクササイズ」を活用しようと考えたからです。
 開智未来では「学び合い」や「発表」を重視していますが、生徒の中には自分を開示できず、他者とのコミュニケーションや人前の発表が苦手な生徒もいます。そこで「哲学」の授業で、学年の先生方と連携して演劇レッスンを取り入れようと考えています。まずは明日の高校入学のH1年の哲学で行います。そのテキストも完成しました。
 中でも、鴻上尚史氏の『表現力のレッスン』(講談社)は参考になりました。いくつかの言葉を紹介します。
 「体を動かすことが気持ちいいように、じつは感情を動かすことも気持ちいいのです」
 「今まで知らなかった『感情』を経験することは人間を豊かにすることだ」
 「相手の体の状態を、自分の体で感じる能力、これを『身体的想像力』と言います。相手の立場を理論的に想像する能力ではなく、相手の体の状態を、つまり、感情や感覚を含めて想像する能力です」
 いかがでしょうか。サプリと通ずるところがあります。
 まずは明日の授業が楽しみです。成果があれば、中学校の哲学にも活用してみたいと思っています。
 開智未来の新しい試みです。
18:05
2016/12/06

弱気

| by 関根均
 3日ぶりのメッセージです。すみません。
 日曜日にこいのぼりマラソンがありました。私も体調が心配でしたが、どうにか10㎞走りきりました。58分20秒です。今年は1時間を切れないと思っていましたが、途中から切れるのではないかと頑張り始め、8㎞を過ぎたところで59分を切れるのでは、もしかしたら57分台になるかもしれないと、最初の「無事帰ってくる」という消極的な目標を変更して、今の私にできる全力を出してしまいました。
 頑張らないことができない。
 これも一つの性分で、そして、仏教で言う「業」なのでしょう。
 気楽に楽しむことができないのです。いえ、私にとっては全力を出す苦しさの方が楽しいのかもしれません。
 開智未来の生徒たちはおしゃべりをせず、皆本気で走っています。全力を出すことを見つけているからでしょう。同じ市内の県立高校の生徒たちは、特に、私のタイム当たりで走っている生徒たちは余裕で話をしながら走っています。開智未来生は私に「頑張ろう」と声を掛けられると私を必死に抜き返して来ます。辛そうです。
 人生というものは楽なことばかりではありません。楽ばかりだとのっぺりして楽しくないものです。苦しさの中で初めて生きている実感と意味を私たちは確認することができます。
 「校長先生、何分でしたか?」
 多くの男子生徒たちが清々しい表情で私に話しかけてきました。
 40歳以上年下の生徒たちから辛い思いをして走りきった仲間として声を掛けられる。
 来年も1時間を切れるだろうか。昨年までは「1年後はしっかりと練習をして今日以上の記録を出すぞ」と思ったものですが、今回はちょっと弱気です。
 60歳という壁が私を弱気にしているのかもしれませんね。
 来年、「校長先生、何分でしたか?」と聞かれた時に、「57分58秒でした」と答えられたらどんなに素敵なことでしょう。
15:35
2016/12/03

前進

| by 関根均
 今日は午前中が「未来型入試説明会」、午後が「オーストラリア語学研修会」の説明会、その後、岩槻校で行われる開智中学校入試問題説明会の後半で30分ほどサプリを行うことになっています。
 サプリなどは開校前からずっと行っていることですが、最近、ただサプリの話をするのではなく、一つの教育活動となるように、一人一人の聞き手の成長を考えて話すようになりました。私も成長しているつもりです。
 ですから、毎回、たとえ同じサプリであっても授業案のようなメモをつくり、キーワードも設定して、どのような聞き手の変容を目指すのかを考え尽くしててます。けっこう大変です。
 外見的にはさほど変わっていないかもしれません。いつもと同じように見えるかもしれません。でも、熟成してきたのだと思います。
 もっと理論化してみたい。もっと学問を勉強して深めたい。
 そんな思いが強くなっています。
 さて、午前中の未来型入試の説明と「小学生サプリ:アウトプット編①」が終わりました。これから「オーストラリア語学研修会」と岩槻校でのサプリです。「オーストラリア語学研修会」のキーワードは「身心開放・身体表現」「オールイングリッシュ」、岩槻校でのサプリは「成長の基盤づくり」です。今日は岩槻校で初めて「私の未来」の直筆を配布しようと思っています。常に前進することを意識して生きたいですね。
13:03
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