スターティングプログラムが終了し、いよいよ明日から授業が始まります。今日は、開智未来英語科の「Can-Do リスト」について御紹介します。「Can-Do リスト」とは、英語活動を画一的なスコアで捉えるのではなく、英語を使い実際に「何ができるようになったか」をリストにして視覚的に示す授業ツールです。
昨年6月30日、文科省の外国語能力の向上に関する検討会は、「国際共通語としての英語力向上のための5つの提言と具体的な施策」を公表しました。このうち提言1では、求められる英語力の把握・検証と共に、国として学習到達目標を「Can-Doリスト」形式で設定することを検討するとしています。「Can-Doリスト」とは文字通り、英語によって「できること」を、4技能の難易度順に記述したリストです。
日本では「GTEC for STUDENTS」(BENESSE)がいち早くこの考え方を取り入れ、2000年からCan-Doリストを反映したスコアレポートを公開しています。英検も2006年にリストをとりまとめています。Super English High School (SELHi)指定校の1部も、リストを公開しています。みなさんが使用する「NHKラジオ講座 基礎英語」も、「英語で何ができるようになるか」という到達目標(Can-Do)を月ごとに4つずつ示し、「英語でできること」を増やしています。
もともとは、ヨーロッパで作られた、言語能力発達段階の枠組みを記した「ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR: Common European Framework of Reference for Languages)」や、自己評価チェックリストによる発達度評価と、目標設定が可能な「ヨーロッパ言語ポートフォリオ」が、子どもたちが学習成果を自ら管理できる自律学習者に育てるという発想から、世界的に拡がってきたツールです。今年度中に、CEFRの日本語版も出版されるそうです。
開智未来英語科も、この国際的な取り組みを取り入れています。中高部1年生の皆さんは、5月の連休後から、Can-Do英語クラスになります。
Portfolio(ポートフォリオ)とは?
Portfolio(ポートフォリオ)とは、自己評価を中心とする学習と評価を一体化したシステムのことです。ポートフォリオは、学習結果だけでなく学習過程を重視する考え方に基づいています。結果だけでなく、その過程を重視する学習活動の中心になるのは自己評価です。自己評価をするのは、みなさんが自分の学習過程を意識化し、今後の学習に役立てるためです。
成績は試験の点数とPortfolioで評価
このシステムでは、みなさんの成績を評価するときに「結果の評価」(プロダクト評価)を行うだけでなく、「過程の評価」(プロセス評価)も行います。つまり、試験の点数だけで学習を評価するのではなく、自己評価や意欲等も評価に加えるということです。みなさんが自ら自分の学習過程を意識化すること、つまり学習の仕方や結果をふり返ったり、これからどうしたらいいのかを考えることは、Motivation(やる気)を維持し、自己管理能力や自律学習能力を身につけるのに役立ちます。Motivation、自己管理能力、自律学習能力、いずれも語学習得のためのキーワードです。
7月には「2012年GTEC for STUDENTS 中高一貫校中1生版」(BENESSE)を受けていただきます。
再び、 新入生の保護者から、春休み中の課題について、次のような御質問がありました。
「昨日、教材一式が届きました。そこで、宿題でいただいておりますコピー4ページ以降も出来るようなら進めてしまっていいのかな?と、子供から質問を受けまして、授業で行うのでやらない方がいいものなのか、継続して進めてしまっていいのかの判断がつかずに答えあぐねてしまいました。なお、単語の方は進めてもいいんじゃないかな~と答えてしまいました。アドバイスをいただけましたらと思います。」
Answer:
教材が到着して、張り切って学習を進めている御様子が眼に浮かぶようです。さて、New Treasureの4ページ以降も、意欲を持って進めて下さって結構です。英単語も同様です。「求める生徒には、限りなく与える教育」をしていきたいと考えております。進めた部分につきましては、授業で解説していきます。
意欲的で素晴らしいですね。授業が楽しみです。
追伸:
フランス語もいかがですか? En français, s'il vous plaît.
外国語部で、希望者に金曜日の放課後「フランス語会話」のレッスンを開始しました。私は外国語部の顧問をしており、中・高のフランス語教員免許を持っています。フランス語の勉強は今も継続しており、開智未来の週休日には東京・お茶の水にある「アテネ・フランセ」で本科上級クラス(実用フランス語技能検定試験準1級レベル)に通っています。興味のある方は、原田まで、どうぞ。 新入生の皆さん、Penmanshipを使ってのアルファベットの練習は順調に進んでいますか? 今日は、NHKラジオ講座の紹介をします。
開智未来 中高部1年の英語の授業では、「NHKラジオ講座 基礎英語1」を使用します。リズムカルなbeatにのって英単語のリピート、そして、楽しいスキットで日常会話の練習をします。ユーモアのきいた会話を楽しみながら、実際のコミュニケーションに使える生きた英語表現を学んでいるのです。
今年度の「基礎英語1」は、博士と太郎少年が繰り広げる物語がとてもコミカルで楽しいです。年度後半は、続々と新しいキャラクターが登場!! 現中学1年生は、毎月、新しいテキストが届く度に、夢中でストーリーを眼で追います。すっかり、ラジオ講座のファンになりました。
開智未来では、この「基礎英語1」の楽しいスキットに、Shadowing(シャドーイング)を取り入れています。文字を見ないで、流れてくる英語の音声だけを聞き、聞こえたそのすぐ後から影(shadow:シャドー)のように繰り返す練習法がシャドーイングです。聞こえた音をそのまま繰り返すことで、ネイティブらしい音声やリズムが身に付きます。
新年度の「基礎英語1」のキャラクターも、楽しみですね。